不都合な真実

見に行ったよ!とうとう。
飛行機の中での小さな画面と違って、やっぱり映画館はいいね〜。
音も映像も大迫力で。
今回はアクション映画ではなかったけど、映像がでかい分、心にも染みた・・・。

今回見に行ったのは、「未来少年コナン」

ではなく、クリントン政権時代の副大統領を務めたゴアさんが、
環境問題について投げかける

「不都合な真実」

ほとんどの人が耳にしたことがあるだろう「地球温暖化」がテーマとなっている。

CO2量の量が過去の推移に比べ、ここ数年で爆発的に伸び、それに伴い平均気温も
急上昇。それにより予期せぬ天災が発生し、その規模は想像を絶するものとなってい
る。ハリケーン”カトリーナ”の被害は記憶に新しいと思う。

さらに温暖化に伴い、南極の氷棚が溶け出し、その加速度は専門家の予想を遙かに超
えるもので、なるほどそうやって加速するのかと納得。
また氷棚の上でとけて出来た水たまりが一斉に海に流れ出すことにより、海流の温度
が変わり、世界中を駆けめぐる「海流」というサーモスタットが機能しなくなる。
またキリマンジャロや、アルプス、たくさんの氷河の10年前の写真と現在の写真を
見比べると・・・。あまりの衝撃的な真実に、グイグイ引き込まれてしまっ
た・・・。
冬に雪化粧していない北アルプスが近い将来本当にやってくるかもしれない(T_T)
なんとしても阻止せねば・・・。

この映画では環境問題を取り上げることにより「不都合」が生じる政治家がたくさん
いるという事もわかりやすく説明していた。
環境問題に対する個々の行動も大切だが、国としての取り組み、また地域の有権者な
どの取り組みをもっともっと強化して欲しいと思う。

しかし自らも政治家で活動するゴアさんの行動力には考えさせられた。
この世に生きている意味、生きている間にせねばならない使命、
色々な出来事の中でそれらが明確になったと言っていたが、
自分自身に置き換えると、さらに深く考えさせられた。

僕は白馬に移り住んで19年目になるが、今年の少雪は初めてのことだった、
それが単なる暖冬だったのか、加速的な温暖化によるものだったのか?
いずれにせよ、僕の人生を変えてくれたスノーボード、多分みんなにとっても
それぐらいの価値のあるものだと思うが、そんな素晴らしいスポーツを、
今後もたくさんの人が続けていけるように、美しい白馬の景色が永遠に続くように
心から祈りたい。

そのためにも一人一人の小さな心がけと、活動が必要です。
「私に出来る10の事」が掲げられていたので時間があれば目を通し、出来ることか
ら実行していただければと思います。
http://www.futsugou.jp/downloads/10things.pdf

ちなみに僕も最近先日講習を受けたノルディックウォークでスクールまで通勤してい
る。(今日は信濃森上まで電車で行き、そこからノルディックウォーク)
また1昨年くらいから、買い物にも専用バッグを持って行き、無駄な買い物袋や包装
は極力いただかないようにし、出しっぱなしだったシャワーもまめに止め、洗い物も
出来るだけお水を使わないようにしている。あとは隙間風だらけで冬は死ぬ程寒い我
が家の気密性をもっともっとあげたいな〜。

あとは白馬飯森地区が建設予定地になっている大型ゴミ焼却施設の建設計画が白紙に
なることを切に願う。