text & photo : kuwa
厳冬期の白馬にて毎年恒例になりつつある自然地形コースの楽しいイベントがあるということで参加してきた。さっそくレポートをお伝えしていこう。
Day1
イベントを主催しているのはアウトドアウエアブランドのホグロフス。
2日間のうち初日は栂池高原スキー場の一部コースを貸切って行われる。
数日前からクローズした起伏豊かなコースに5、6個のバンク、ダウンジャンプ、スパイン、ウエーブなどが造成されていた。なかには本当に少ししかきっかけがない自然地形のジャンプなどもあり滑り込んだ実力を試すには良い機会だ。
地元栂池の顔ともいえる澁谷謙やスキーヤーの丸山真宏をはじめ八方尾根エリアからは山崎恵太などのライダー陣が集結。オープニングで華やかなデモンストレーションを披露してジャッジがスタート。参加者は順々に魅惑の自然コースへとドロップしていった。
このイベントの面白いところは、貸し切った自然地形コースを滑ることだけでなく、スキー、スノーボード、スノーバイクなども一緒に滑れるというところ。雪を滑る楽しみを共有するという点では最高の環境だ。
そしてイベント終了後はホグロフスからプレゼントがあったり、ホグロフスフレンズの澁谷謙と滑るワンポイントレッスンの時間があって楽しく時間が流れていった。
Day2
翌日は一転、栂池高原スキー場の頂上リフトからのハイクアップでバックカントリーにアクセス。ガイドは地元白馬を拠点にする荒川智が招聘された。天候は数日間それほどよくない状態だったが、パーティーはいい雪があることを信じてハイクアップ。
2時間弱登ったところから奥の裏面へ落とすとこれがまた良い雪!一同はオープンバーンかバックサイドの壁に当て込むか嬉しい悩みを抱えながら次々に斜面へ吸い込まれていった。
誰もいないエリアで風の音やアルプスの絶景を見ながら軽めのランチを食べ、再びゲレンデの見えるところまでハイクアップ。そして今日2本めのメローなラインを滑り落としゲレンデに戻ってきた。決してよくないコンディションの中でも、いい雪と誰もいないエリアをアテンドしてくれたガイドの感謝です!そして栂池名物のロングコースをデザート替わりに頂いてフィニッシュ。みんなの顔は程よい疲労と達成感でいっぱいだったのが印象的でした。
そして、このイベントは来る1/27,28に再び開催されます。
スケジュールが合う方はぜひチェックしてみてください。
「ホグロフス ナチュラルフリーライディング栂池」2018
日時:
1月27日栂池スキー場 白樺ゲレンデ
28日栂池BCツアー 限定8名
内容:
今回も、フリーライディング大会とBCツアーの2days。「山と雪を滑る」よろこびを再発見していただくとともに、ホグロフスの冬シーズンの楽しみ方を実際に表現し、体現してもらうイベントとして毎年ご好評いただいています。
例年通り、栂池高原スキー場内に設定された非圧雪の特設コースを使いフリーライディングのスキルやタイムを競う大会を開催。今回はさらに大会の翌日にバックカントリーツアーも開催します。大会には、ゲストライダーも登場しデモンストレーションを行うとともに、競技終了後はライディングクリニックも実施。フリーライディングのコツやテクニックを教わるチャンスです。
参加ライダー:
澁谷謙、吉田啓介、丸山真宏、山崎恵太ら予定
撮影クルー:
古瀬美穂