この暑い夏、オフシーズンに海でサーフィンを楽しんでいるスノーボーダーも多いことだろう。そんなスノーボーダーもホットなNEWSをお届け!!
サーフとスノーの間にある感覚的なリンク。そのクロスオーバーを体現するのが、LIB-TECH SURFの最新モデル「LOST RNF RETRO FISH」だ。
このモデルを手がけたのは、スノーボーダーにはおなじみ、MAYHEMことマット・バイオロス。LIB-TECH SNOWBOARDSでもMAYHEMシリーズを展開する彼が、サーフボードのデザインにスノーボードのエッセンスを落とし込んだ意欲作である。
最大の特徴は、クラシックなラウンドノーズフィッシュの美学を宿しながら、現代的なテクノロジーでアップデートされたその設計。サンディエゴ発祥の“ビークノーズ×ウィングスワローテール”という伝統的スタイルをベースに、サイドカットやスパイラルV、前後で切り替わるコンケーブ形状など、あらゆるディテールにパフォーマンスを追求した意図が垣間見える。
とくに注目したいのは「ダブルサイドカットアウトライン」。これはLIB-TECHのスノーボード開発で培われた思想を反映した要素で、エッジのコントロール性とターン性能に寄与。スピーディーなワイドテールに操作性を与え、波のポケット内でも自由自在なラインを描くことができる。
その乗り味は、まさにスノーボードにおける「ディレクショナル・ツイン＋サーフロッカー」のような感覚。スムーズなパドルと滑り出し、そしてターン時の反発とグリップが絶妙に調和し、小波からオーバーヘッドまで幅広く対応。ダウンザラインでも縦のアプローチでも安定感は抜群だ。
見た目はレトロでありながら、中身は革新的。素材にはLIB-TECH独自のエコIMPACTO構造を採用し、高い耐久性と軽量性、そして環境配慮も兼ね備える。デッキにはDrew Brophyによるアートワークがあしらわれ、サーフクラフトとしての所有感も申し分ない。
「サーフもスノーも一本でスタイルを突き詰めたい」。そんなスノーボーダーにこそ、この“フィッシュ”をすすめたい。LOSTが放つ、次世代レトロフィッシュの完成形だ。
ぜひ、その乗り味を楽しんでみて欲しい。
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