2/26(土)〜27(日)に長野県・野沢温泉スキー場にて「ON SNOW JAM 2022 SUPPORT BY KEEN」が開催された。このイベントは、GREEN.LAB代表の中山二郎氏がオーガナイズするもので、もともと長野県・峰の原高原スキー場で過去5回に渡り開催されてきた。そして、今シーズンはその1回目をアウトドアフットウェアブランドKEENとコラボし、野沢温泉スキー場で初開催(翌週3/5-6には従来のON SNOW JAMを峰の原で開催)。彼のつながりからこだわりのブランドが集まり、雪上で来期ニューモデルが試乗・試着できる体験会をはじめ、雪板のパイオニアである五明 淳や地形研究家・小松吾郎らも携わる、特設スノートイ(雪板)コースも設置。さらに今回は、野沢の温泉街にある「Winter land」で金曜と土曜の夜に東田トモヒロや光風などミュージシャンも集まりLIVE&DJ NIGHTも同時開催という盛りだくさんの内容となった。
この記事では、中山二郎氏や五明 淳氏のコメントとともに、3日間を共に過ごしたサーフ&スノーミュージシャンの東田トモヒロのタイムラインでイベント模様をフォトムービーで振り返りつつ、その空気感をお伝えしたいと思う。
Photo&Edit: Gaisu
Music: Frosted Glass by Storks(Higashida Tomohiro)
Special Thanks: KEEN
「ON SNOW JAMのコンセプトは、オンスノーでプロダクトを実際に試すこと。しかもスノーボードだけじゃなく、雪板とかアウトドアブランドなど様々なジャンルのモノが集まります。参加してくれるブランドはマニアックなものが多いので、普段なかなか試せる機会が少ないアイテムのラインナップが雪上で試せるのが特徴なんです。当日はライダーたちも参加してくれて、雪板コースやゲレンデを滑って楽しんでもらってます。今回の野沢では初日は天気も良かったし、翌日はパウダーで最高のコンディションでしたね。雪でくじけない人たちが集まっているところもいいですよね。メーカーの人たちも雪が降っていても誰も撤収せず、ずっと滑っているし(笑)。スノーボードのセッションタイムはあえて作らず、みんなそれぞれのリズムで滑りながら雪上でプロダクトを試して購買意欲につなげることがすごく大事だと思ってるんです」—– 中山二郎
「初めてON SNOW JAMに参加してみて、ローカル色が強いイベントだなと感じました。企業色があまりなく、まるで個人商店が集まった市場みたいな、リアルなスノーボードマルシェ的な感じが良かったですね。このフィールドの地形や山の雰囲気を熟知してる人たちがやってるからローカリズムも感じられて、それも気持ち良かったです。今回、野沢の温泉街にあるアメリカ人のガーランドさんが経営するレストランバー「Winter land」で僕もライブさせてもらったんですど、みんなの空気感をつなげるミュージックや横乗りのカルチャーがあって。だからこそより楽しませてもらえました。
雪上では、雪板も初めて体験しました。五明くんがシェイプした板は、一本一本に個性があって、コンケーブとかシェイプとかサイズも違うので、自分のレベルや遊び方に合う板を探すのも面白かったです。雪板は見える範囲で楽しめて、ファミリーでも安心してできるっていうのが魅力だと感じました。子供が遊んでる隣でお父さんたちはゆっくりコーヒーを飲みながらブランドブースの商品を見て、たまにママに任せて滑りに行ったり。その間も子供はずっと雪板で遊んでる、みたいな。滑り手のためっていう感じじゃなくて、常に子供達目線というかファミリー目線で、その空気感が良かったですね。横乗りのカルチャーって “For Family” とか “For Kids” とか、思いやりが必ずあるじゃないですか。それがイベントの雰囲気に出てる。そのノリの良さですよね。やっぱり雰囲気も横ノリだったっていう、素晴らしいグルーブ感に包まれた最高のイベントでした」—– 東田トモヒロ
「このコースは子供から大人までみんなが遊べるというコンセプトで造りました。雪板はすごくスケールダウンした遊びで、やっぱり手軽にできることが魅力だと思います。このコースのように小さなエリアで、誰もが同じところで遊べて親子でセッションできるんです。今回のイベントはすごく濃厚で、2日間朝から晩まで楽しく過ごせました」—– 五明 淳
ON SNOW JAM オフィシャルサイトはこちら
▼「ON SNOW JAM 2022 SUPPORT BY KEEN」フォトムービー