新しいギアに足を入れる瞬間——それは、シーズンの始まりを告げる特別な瞬間。 中でもブーツは、滑りの快適さとパフォーマンスを左右する“最重要ギア”と言っても過言ではない。 今回は、人気モデル『TEAM BOA LF』について、長年シーンの第一線で活躍し続ける石川敦士にインタビュー。 ライダー目線でのリアルな使用感や、ブーツ選びへのこだわりまで、たっぷりと語ってもらった。 これからブーツ選びをするあなたにとって、きっと参考になるはず。
Q1:TEAM BOA LFを初めて見たときの印象や、使用前に期待していたポイントを教えてください。
石川:初めて見たときは、「けっこう柔らかそうだな」という印象を受けました。多くのブーツは、最初の1〜2日間は硬さが気になるものが多いのですが、TEAM BOA LFは最初から足に馴染みやすく、扱いやすそうだなと感じました。
Q2:普段のシューズサイズと、TEAM BOA LFで使用したサイズを教えてください。実際に足を入れてみたときのフィット感や、使い心地についても教えてください。
石川:普段履いているのは26cmで、実際の足のサイズは25.2cmくらいです。TEAM BOA LFでは26.5cmを選びました。フィット感としては、つま先に余裕がある感じですね。特にストレスもなく、普段使いにも違和感なく馴染んでくれます。
Q3:ライディング中の使用感について、特に反応の良さや柔軟性、ヒールホールドなど、印象的だったポイントを教えてください。
石川:履いた初日からアンクル部分の曲がり方がスムーズで、足首の動きにしっかりついてきてくれる感覚がありました。使い込む前から馴染んでくれる感触があって、違和感なく滑り始められるのは好印象でしたね。
Q4:このモデルにはHEAD独自のLiquid Fitが搭載されていますが、足首やかかとのフィット感にどんな変化を感じましたか?
石川:「まだ注入はしていないのですが、長く使っていく中で、フィット感をさらに高めるために試してみたいと感じています。特にかかと周りのホールド感をカスタムできるのは魅力的。使用感の変化も含めて、今後に期待しています。」
Q5:TEAM BOA LFはどんなライディングスタイルやシチュエーションに特に向いていると思いますか?ご自身の滑りとの相性も含めて教えてください。
石川:パウダー、パーク、カービングなど、どんなスタイルにも柔軟に対応できる万能ブーツだと思います。ブーツ単体のフレックスだけでなく、バインディングとの組み合わせ次第で幅広く使える印象です。
Q6:どんな人におすすめ?
石川:ターンで遊ぶのが好きな人には特におすすめですね。しっかり踏んでも足元が追いついてきてくれる感覚があるので、ターンで自由度の高い滑りを楽しみたい方に合うと思います。
Q7:石川さんが考える“理想のスノーボードブーツ”像と、TEAM BOA LFがどこまでその理想に応えてくれているかを教えてください。
石川:僕にとって理想のブーツは、「最初から違和感なく履けて、そのフィーリングがシーズン終わりまで保たれること」ですね。 TEAM BOA LFは、今のところその理想に対して50%くらいの感触。でも十分満足しています。 ちなみに、僕はアウターだけ新しくして、インナーは以前のものを使い続けるスタイル。そうすることで、感覚のズレを抑えて履き替えてもすぐに馴染ませることができます。
Q8:TEAM BOA LFに興味を持っているライダーやこれから買おうか迷っている人たちへ、メッセージをお願いします。
石川:ブーツは体に一番近いギアなので、自分に合っているかどうかはとても大事です。履き心地やアンクルの曲がり方、ホールド感など、実際に足を入れてみて感じてほしいですね。痛くならずに快適に滑るために、インソールなども含めて工夫することをおすすめします。楽しいスノーライフのために、ぜひ一度体験してみてください!
「TEAM BOA LFは、結局 “全部に使える” のが魅力。」 石川さんの言葉の通り、このブーツはどんなスタイルのライダーにも寄り添ってくれる万能モデル。 最初から違和感なく履ける柔らかさと、滑るほどに馴染んでいくフィット感。 そして、Liquid Fitによるさらなる進化も待っている——。
ブーツ選びに迷っているなら、まずは足を入れてみて欲しい。 その瞬間から、あなたのスノーライフがもっと自由で快適なものになるだろう。