☆真面目なお話し☆

ちょっと暗い話になってしまいますが、
人生について考えさせられることがありました。

先日知人が亡くなりました。

15年前から会っていなかったけど、
その時に彼からもらった優しさが心に残っていたので葬儀に出席しました。

15年前アメリカでプロになる前にハーフパイプの練習をしていました。
当時、私と同じグーフィー(右足前)は彼しかいなかったので。
なので彼に先に飛んでもらい、「若ちゃんより高く飛ぶぞ!」と思ってついて行っていました。

そしたら数日後、「マリ、もう俺の後ついてくるなよ、俺よりフロント飛んでるじゃん!やめてくれよ笑」って言われました。

本当に彼より高く飛んでいたかどうかはわからないけど
それをいう事で彼は私が自信を持つし喜ぶのを
わかって言ってくれてた気持ちが嬉しかった。

何かの本で読んだことあるけど、「人は亡くなったらすべてを失う。
でも、その人の優しい言葉や思いやりの行動はその人が亡くなっても人々の心の中で生き続ける」と。

葬儀に出ると共通の知人が「若は真里ちゃんの主催した組山ジャパンも見に来てたんだよ。」って教えてもらった。

「若ちゃん来てたんだ。私が頑張ってるとこみてくれてたんだ。」と思うと
15年ぶりの再会が御棺の中という現実が凄くせつなく思えたけど
でも、知れてよかった。

帰り道、私はこんな本を購入した。

普段はこんな本はあまり読まないし、考えたくもないことだけど、
一つ上の若ちゃんがすい臓ガンで亡くなったから、

私も自分の死について考えてみようと思ったから。

この本は凄い。本当に凄い良い本だった。

全ての人は自分は死なないと思っているから
限りある時間を無駄に過ごしていることや、

失敗を恐れて冒険をしないということ。

半年後に死ぬとしたら、どういう風に毎日を生きようと思うか?
そんな風に毎日を生きたら
どんな風に自分が変わるかなどが書かれていた。

中でも、神風特攻隊を育てた藤井教官の話は衝撃的だった。
本当に悲しすぎて切なすぎる人生だった。
読んでいると当時の過酷さが伝わってきた。
でも、これは皆さんにも読んでほしい。
本当にあったお話しだから。

4400人もの若者が特攻隊になった。
自分の為ではなく日本の未来の為に命を捨てた。
日本の未来、未来の子供たちの為に。
私達の為に亡くなった人たちがいる。

そういうことを忘れないで
毎日をありがたく大切に生きていこうと思えるお話しでした。

もし、機会があればこの本、読んでみてください。
いろんなことに感謝したくなります。