さあ上級編も、とうとう最終回です!! テクニックの注目度もMAX!!〜LATE project presentsによるグラトリHOW TOムービーシリーズ「グラトリ大百科」。3ケ月間に渡ってLATE projectのメンバーがグラトリHOW TOのポイントになる技を徐々にレベルアップさせつつ解説する企画です。最終回のテーマは「バックサイド・オーウェン」です。さあ、最後の技に気合い入れてトライです!!
バックサイド・オーウェン
レイトプロジェクトがお届けする「グラトリ大百科」最後のトリックは『バックサイド・オーウェン』です!
by 瀧澤憲一(瀧澤賢一:ライダー紹介ムービー)
超難解トリックの登場!
正直、自分もこのトリックができるようになったのは2シーズン前のこととなります。
これができれば、あなたもグラトリ上級者の仲間入り!
それでは、張りきって挑戦しましょう!!!!
この『バックサイド・オーウェン』は超難解トリックだということを理解してください。
いかにシンプルに考えていけるかがポイントです。
動きを一つ一つ覚えようとしていると逆になかなか身体が反応してくれません。
考えることが多すぎると、身体は反応してくれなくなります。
まずは分解してどのようなトリックが必要か考えてみましょう。
1、入りは、ドライブバック360
2、回転を止めて、バックサイドノーズプレス
3、回転を戻しながら、ウォーク
4、弾いて、スイッチノーリー360
5、最後のねじ込みは、バックサイド540
といった感じです。
まずは、これらの技ができるか確認してください。
前述したように、考えてもこのトリックは身体が動きません。
身体が勝手に反応してくれるには、これらの基本トリックをマスターしている必要があります。
どれかが抜けているという人は、今一度基本に立ち返ってみてくださいね♪
では、これらの基本技ができていれば 『バックサイド・オーウェン』ができるのかというとそうでもありません。
バックサイドオーウェンに必要なのは、これらの技をどう無駄のないように繋いでいくかということです。
それでは、もう一つの分解を行っていきましょう。もっとシンプルに見方を変えてみます。
(1)全体の回転数はバックサイド540である。
回転途中に、回転を戻すシャッフルの動きが入る。
この動きは、上半身と下半身の捻じれ起きる、ツイスト運動で可能になる。
(2)軸の乗せ換えが3回ある。
回転のきっかけつくりは、後足
前半の回転は、前足
シャッフルから乗せ換えて弾く、後ろ足
【ツイスト運動と軸の乗せ換え】
これが重要なポイントになってきます。
この動き、平らなところで止まりながらやってみると、歩き出す【ウォーク】になります。
これがメイクへのカギ!
『バックサイド・オーウェン』を最もシンプルに考えると次のようになります。
「バックサイド・ノーズプレススピン540の途中にウォークをする」
回転力を殺さないように、タイミングよくリズミカルにウォークすることで終盤の360は勝手に回ります。
まるで、ダンスしてステップを踏んでいるみたいですね♪
動画を繰り返し見て、タイミングを掴んでください♪
回転力を殺さないようにするには、視線が大切ですのでどのタイミングでどこを見ているのかもチェックしてくださいね♪
そうすれば、メイクへの道は必ず開けてきます!
より詳しいやり方を レイトライダー達が 説明しているのでそちらもしっかりチェックしてくださいね♪
3か月に渡り、連載してきた『グラトリ大百科』もこれにて終了となります。
長い期間お付き合いいただき、本当にありがとうございました!
まだ、挑戦できない技があったとしても、基本が積み重なっていけばいずれ必ず挑戦できる日がやってきます!
そんなとき、またこの『グラトリ大百科』を思い出して、帰ってきてくださいね♪
上達してから読み返すと、初心者の頃に理解できなかったことが、理解できるようになったり、新しい発見やヒントが見つかります。
もっといろいろな、初心者向けのトリックが知りたいという人はインスタグラムで、
グラトリ初心者向けのワンポイントハウツーを開始させていただきましたので見に来てくださいね♪
毎日一つづつトリックをアップしています♪
現在はまだレベル1ですが、徐々にレベルアップしていきたいと思います!
まだ開設して1週間なので数は少ないですが、これからどんどん増やしていきますので期待していてくださいね♪
アカウントは @gt_series_ground_trick
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フォロー&動画保存して、リフトの上で見まくって上達してください!
1月から5月まで、瀧澤憲一が教える、グラトリ専門レッスン【レイトキャンプ】が小樽のオーンズスキー場で開催されます!
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興味のある方は是非、チェック宜しくお願いいたします♪
それではみなさん、次回はゲレンデでお会いしましょう!!!!
笑顔あふれる、最高にハッピーな冬をお過ごしくださいね♪
スノーボードは、人と人とをつなぐ笑顔のかけ橋
レイトプロジェクト:瀧澤憲一@kenichi.takizawa
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幻影(幻影:ライダー紹介ムービー)
最近では最上級トリックと言ってもいいと思います!バックオーウェン!
第1にバックサイドピボット360が大事!
最初の難関!バックサイドピボット!
バックサイドピボット360までしっかり練習しましょう!
実際はバックサイドピボット360までは回し込みしないのですが、
ある程度回し込んだ時に一瞬止まるので、
その時の安定感を出す意味でも、しっかりと練習しましょう♪
第2に上半身の捻りで動きをコントロール!
イメージとしては、バックサイドピボットからバックサイドノーズプレスの形にもっていき、
ここで一瞬止まる=タメを作ります!
タメを作る時は上半身の捻りで回転力を一瞬ストップさせましょう!
この時の、バックサイドノーズプレスの形の時にボードを真横にしない事!
だいたい300°くらいを意識しましょう!
300°って角度が、逆エッジも防ぎ、更にタメも作りやすいからです!
第3に最後はテンポ良く♪
バックオーウェン!
全体的に、かなり複雑な動きのように思えますが、
バックサイドピボット360→
バックサイドノーズプレス→
ピボット180→
スイッチノーリー360!
この4つのトリックの組み合わせと思うとイメージしやすいと思います。
後半の動きとしては
バックサイドノーズプレスの次のピボット180→スイッチノーリー360はテンポ良く一瞬で決めましょうね♪
以上3つのポイントであなたもバックオーウェンマスター♪
いやっ!!グランドトリックマスター♪
山本純士(山本純士:ライダー紹介ムービー)
バックサイドオーウェンもオーウェン同様、身体と板をロックする際、
上半身と下半身の『ねじれ』がとても大切です。
そして、この『ねじれ』を作り出すには?目線?がとても重要。
身体は必ず目線に付いてこようとします。
この特性をうまく利用して、勢いが加わった身体の動きに反する目線(上半身)で、『ねじれ』を作り出します♪
神保賢一(神保賢一:ライダー紹介ムービー)
1 最初270のときの上半身は回転方向と逆にいれる
トゥエッジをきっかけにノーズコンパスで回します。
回転している足に対して、上半身は回転させずに残し、逆回転へ強くねじるイメージです。
2 ヒールで止めトゥで弾く
ヒール荷重のまま270で止めて、トゥで90返しましょう。
止めた足から乗せ変える足へ、前に1歩踏み出すようにすると乗せ変えた足に体重を乗せることが出来て弾けます。
3 返し360は上半身で回転方向へ
上半身を回転方向に変えて、下半身と逆の動きで返しましょう。
下半身が上半身につられると踏めないので、下半身は我慢して90返すことをイメージしましょう。
焦って雑になりやすいので一つ一つ丁寧に心がけましょう!
バックサイドオーウェンが出来たら、いろいろな技にチャレンジしてオリジナルトリックを作ってみてください!
グラトリの可能性は無限大です!!
吉武大貴(吉武大貴:ライダー紹介ムービー)
前回のオーウェン同様一つ一つの動きを分解して練習すると良いかと思います。
1 Bコンパスから270度のときに上半身を逆にひねって回転を270度で止めること。
2 載せ替えるときに少し逆回転へ少し戻しながら谷側へタップしに行くこと。
このときにしっかりと谷側へ重心を持っていかないと次の反発がもらえません。
ノーズマニュアルの練習を思い出してみてやるといいと思います!
3 タップしたときに上半身を再度逆にひねり最後の回転力をもらうことをわすれずに!
プレス、重心移動などの板のしなりで次の動作の反発、上半身のひねりで次の動作の回転力をもらうことを考えてみると
自分がどの動作で不足している箇所が見つかると思います!
自分自身を分析して色々改善していく技術を身につけるとより楽しいと思います♪
田中ポール和樹(田中ポール和樹:ライダー紹介ムービー)
メインスタンスから左足を起点にバックサイドに270回し、左足から右足へ乗り換えて270。
この技は終わりの形を理解していると有利です。どの形になって終わっているのか分析をして下さい。板を付けない状態での練習もかなり有効なので始まりと終わりを理解しておくと良いでしょう。
実践でも同じようにバックサイドに270回した後は、終わりの形にめがけて動けば良いです。
ポイントとしては最初の起点になる左足を体の真下に持ってくることです、
また浮いてる右足は280度あたりまで引っ張ることにより反動を使って右足を前に飛ばすことができます。
室井洋平(室井洋平:ライダー紹介ムービー)
オーウェン同様最初に270回す時に上半身は逆方向に捻ってタメを作りましょう
この時に回し込が弱いとタメも弱くなるので270しっかりと回す意識をしてみてください
上半身は捻った分いっきに解放して、逆足に乗り込みましょう!
最初の270の時にいかに上半身を残すかがポイントですよー!
岸波秀樹(岸波秀樹:ライダー紹介ムービー)
バックサイドオーウェンのコツはバックサイドで270°回した際の上半身の捻りです。
ここでしっかり捻って形を作ると次の板をつく際に前に一歩出せます。
270°から90°戻して蹴り出すように板を着くと最後まで回し込みやすくなります。
高橋玲(高橋玲:ライダー紹介ムービー)
オーウェンの逆方向バージョンではありますが、体の使い方は結構な程に違ってきます。
バックオーウェンですと最初のバックピボット270°の時に、体は谷側向き+片足のヒールのみで体を体勢を支える為、バランスが取りにくい状態になります。
逆に言えば最初の270°を安定させてしまえば、後は楽になります。
最初のバックピボット270°時には、ヒザを柔らかく使い、少し下半身の重心を落とし気味に行くと、安定しやすいかと思います。
(この時、上半身はピボットした足の逆側に絞る。)
ここまで完成したら、次はピボットした足を前側に1歩、少し飛ぶ感じで踏み出します。
(270°の後に→90°戻すような。)
飛んだ足をキャッチし、踏み続けたまま残りの180°を回し込んで完成です。
(ノーリー180するような形です。)
※最初の270°で、谷側に重心を置きすぎると、トゥー側の逆エッジを喰らいます。
ご注意ください。
兵頭 龍(兵頭 龍:ライダー紹介ムービー)
このトリックはまず動きを理解するのに僕も苦戦しました…
ジャクソンからノーズコンパスで270度を回すのですが、先行を入れて回すきっかけを作ったらすぐに逆ひねりの状態で270度回すのが1つ目のポイント。
270度回ったらスイッチのバックテールのロックのような形になるので、その時に軸足がヒールエッジに乗っているところから
トゥエッジを使って軸足ではない方の足を90度戻すように乗せ替える。
この時に歩くようなイメージで乗せ替えるのが2つ目のポイント。
載せ替えたらスイッチノーリー360を回す。
載せ替える時に肩をしっかり動かすのが3つ目のポイント。
逆ひねり→先行→逆ひねり。
田中陸太(田中陸太:ライダー紹介ムービー)
その1 軸(身体)はボードの中心
その2 リズム良く
1 軸は、ボードの中心
軸(身体)は、常にボードの中心にある。
ということを意識してトライしてみてください
2 リズム良く
1つ1つの動きを分解し、慣れてきたらリズム良く、流れるようにメイクできたらグットですね
雪の上でなくても、イメージを沸かせたり、ボードを履かなくても、部屋の中でなどで動きの確認が出来ると思うので、細かいところまでイメージを沸かせてみてください。