先日、秘境中の秘境、
岐阜の白川郷に行ってきました!
同じGNUの千田琴絵ちゃんと一緒に。
朝3:00起床 集合4:20 登山開始5:00
噂には聞いていたハードなBC
通常BC でのハイクはわたしは休憩しながら
ハイキング気分でゆっくり上がるタイプだ。
今回はリズムワークスのガイドの旭立太さんにお願いしていた。
かなりストイックなガイドさんだとの噂はあったのでそれなりに覚悟はしていた。
覚悟はしておいてよかった。
4、5時間のハイクの中、しっかりとした休憩はなかった。
喉を潤わせて、数分後に動き出す。
でも、BCを滑るライダーとしては、
登るのが辛いと泣き言だけは言いたくない。
気力で乗り切った。
日が登ってくると同時に、山から絶景が広がった。
2週間前からガイドさんの予約を入れていたこの日は
ガイドさん曰く、ここ数日で1番のThe Day!
夜中からハイクしていたため、1番ノリで着き、絶景は私達の貸切状態だった。
どこを滑ってもコンディションもロケーションも最高だった。
自分の滑ったラインにも満足することができた。
帰りの斜面もずっと急斜面だった。
雪はバフバフで天気は晴天、斜度は急だけど、一流ガイドと気の合う仲間。
人生は素晴らしい。
いろんな理不尽な予期せぬ事が起きたとしても
最後にはそれを上回るほどの幸せな出来事が
自分には必ず起きると信じていることの大切さをこの日1日で証明されたような気がした。
滑り降りた後の一枚。
登りだし地点はここから、
あの雪山の頂上まで行き、滑り切りました!
夜明け前からのハイクアップでよかったと思えた。
もし、スタートの時点で「あの頂上で滑るよ!」と言われたら登る前から意気消沈してしまうほど、遠く高く聳え立った山だった…
お昼過ぎには4人で白川郷のお蕎麦を食べて解散。
来年も是非またアタックしたい山だった。
このメンバーで。
白川郷を観光して、
夜は岐阜の郡上でイノシシ鍋を食べた。
今回は夫も参加。
過酷な雪山とはかけ離れているタイプの人で。
絶妙なタイミングで転んだり、真剣すぎて噛んじゃったり、
笑わせてくれるゆるキャラ。
まだ新婚2年目だが、ある出来事があり、
2人で大きな壁を乗り越えた。
きっと苦悩を乗り越えた先で見た極上の景色は、
苦しみを経験していない人達よりも
とても美しく感じることができるだろう。
今回の白川郷の登山は人生と少し似ている。
どんなに暗闇の中の急斜面を重い荷物が入ったバッグを背負って登り続けるような人生になったとしても、
それでも諦めずに頑張り続ければ、頂上に到着した時に目にする景色は、
今までの人生で見たことのないくらい、
以前にも増して美しい。
傷ついた心が癒されていくほどの美しい景色だ。
そしてその景色を見ることができる人生を生きている自分はどれだけ幸せ者か。
登ってきて良かった。きっと美しい景色があると信じて歩き続けて良かった。
山はただそこにあるだけで
私達に人生の乗り越え方を教えてくれる。
シンプルだった。