コロナウィルスの影響で海外遠征に出れず
世界レベルのアイテムで練習ができないトップ選手たちに
貴重な練習環境を提供するために
世界のトップ選手たちが参加しておこなわれた先日のX-GAMESのビッグエアでは2位に入り、世界的トップ選手としての存在感もますます高まりつつある鬼塚 雅選手。「Miyabi Park」は、2017年7月より星野リゾートにサポートを受けている彼女が、星野リゾート アルツ磐梯にリクエストして実現した世界レベルのオーダーメイドパークだ。
近年、国内においてはなかなかトップレベルの選手が練習できる環境は少なくなり、また世界レベルの大きな大会もほとんどないという状況。世界を目指す選手たちは、サマーシーズンには人工のジャンプ練習施設で基礎的な練習は出来ても、冬になっての実戦はは自ずと海外へ遠征するしか練習できる環境が整わない。せっかくいい素質を持ち、成長の兆しが見えても、十分に練習ができないという状況。そんな問題を解消すべく、星野リゾート アルツ磐梯が、鬼塚 雅選手のオーダーメイドによって、つくりあげたのが「Miyabi Park」なのだ。
そのオーダーメイドパークは、アメリカに渡りパーク設計を学び、国際大会のアイテムづくりの経験も豊富な山田雄二氏をリーダーとして編成されたアルツ磐梯・猫魔スキー場のパークを集中管理するディガーチームが造成。昨年のUS OPEN攻略のためのトランジションジャンプも、鬼塚選手のリクエストを受けて、雪不足の厳しい状況のなか、急遽作り上げたというパークづくりのスペシャリストたちだが、今回の「Miyabi Park」のアイテムは、2020年秋から鬼塚選手と入念に打ち合わせを重ね、19mのキッカーからトランジションジャンプへと繋ぐ、ハイレベルな形がつくられた。
「大きなものになるとランディングがやはり難しい。十分なランディングをつくるには多くの雪量が必要になり、人工降雪で雪をできるだけ溜め込むことはもちろんのこと、アルツ磐梯の場合はかなり上部の方からも雪を集めてくる必要がある」山田氏は以前インタビューでそうコメントしていたが、大きな土台をつくるには想像以上の雪量を必要とし、形状だけでなく、設置する位置など非常に多くの問題をクリアしていかなくてはならないという。
今回はその台も19mからのトランジションジャンプというアイテム2つ分に及ぶとなると、その難易度も非常に高いというわけだ。
コロナウィルスの影響で海外遠征になかなか出ていけないという悩みを抱える選手たち。国内にもなかなか良い練習環境がないという状況の中、この「Miyabi Park」はそんな世界レベルの選手たちにとっては最高の練習の場となるだろう。
鬼塚選手はこの「Miyabi Park」でしっかりと練習を重ね、今月おこなわれる世界選手権での上位を目指す。そしてその先にはオリンピックでのメダル獲得という大きな目標を持って進む。きっとここでの練習は彼女をまたひとつ進化させたに違いない。
「Miyabi Park」造成の模様を動画でチェック
<最高水準のコロナ対策宣言>
星野リゾート アルツ磐梯スキー場をはじめ、すべての星野リゾートでは、コロナ対策の一環として旅を安全に楽しむ上での健康と公衆衛生を考慮し、徹底したコロナ対策を実施しています。
>スキー場のレストランも「最高水準のコロナ対策」
スキー場のレストランでは、星野リゾートの宿泊施設内にあるビュッフェレストラン同様に「最高水準のコロナ対策」のもと、「3密回避」「衛生管理」を徹底。イスやテーブル、券売機など不特定多数が触れる場所には抗菌コーティングを施し、テーブル間には飛沫感染防止のためのアクリルパネルなどを設置。また、しっかりと換気を行い、つねにフレッシュな空気を取り入れられています。
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