スノーボード業界でも、様々な企業が地球環境問題に取り組んでいる。NITROの場合はどうか。そもそもNITROはあくまでもファミリー的な運営スタイルを貫くことによって濃密かつ効率のよい作業にフォーカスできているブランドだ。企業として出資者や外部組織から監査を受けることに大きな利点はあるが、実際に工場へ行ってプロダクトを実際に作っている人たちと共に試行錯誤を繰り返し、改善を重ね、お互いに理解を深めていくことに勝るものはない。その信念に従ってプロダクトを開発・製造してきた。もちろん環境に与える影響を軽減するべきだという考えも根底にあり、プロダクトの開発や製造が環境に与える様々な負荷について考慮している。NITROがもっとも力を入れているのは、クオリティの高い素材や信頼性の高い生産技術を取り入れ、製品寿命を延長させること。そうすることで環境への配慮を促しているのだ。
NITROでは、ClimatePartner社の協力のもと、プロダクトの製造から廃棄されるまでに排出される二酸化炭素の量を正確に算出している。それらを数値化して作業工程の改善に取り組んだり、削減し切れなかった分は植林活動や環境保護プログラムを通じて相殺することを目指した。その結果、NIRTOが現在製造するギアは、100%カーボンニュートラル化を達成するまでに至った。「これはマーケティングのためではない。我々の未来のためだ」。これこそが冬の遊びを持続していくためのNITROの考え方であり姿勢だ。
NITRO SNOWBOARDSの24/25 先取りOTHER TOPICS
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