バックカントリーで信頼できるスプリットボードがあるだけで、滑る場所、行動範囲、挑戦のレベルは大きく変わっていく。 headのスプリットボード「VOY SPLITBOARD SET (INCL.SKINS)」は、そんな変化を体現する1本。今回は、長年VOYを愛用してきた194と吉田晃太に、VOYとともに歩んできた“山との向き合い方”や“見えた景色”について語ってもらった。
Q1:VOYを使い続けてきた中で、滑りや山への向き合い方に変化はありましたか?
吉田:VOYのようにスプリットボードを使っている時は、ザックにスノーボードをかつぐ必要がないから滑れる範囲やおかわりの本数が劇的に増えました!滑ったことのない山に登ると「まじか〜」ってなるような斜面もあるんですが、VOYだとハイクが楽でロケハンしやすい分、滑る範囲が格段に広がったんです。
194:行動範囲が圧倒的に広がりました。VOYのおかげで、見える世界が変わったと感じています。
Q2:シーズンを重ねるほどに、VOYのどんな部分に“信頼”を感じていますか?
吉田:スプリットは縦に割れてるぶん柔らかい板だとハイク中に氷斜面で滑ることがあるけど、VOYはフレックスが硬めだからアイシーなコンディションでも安心して登れます!
194:ガシガシ毎日使っても壊れない。ギアの信頼感ってBCでは不可欠なので、その安心感には本当に助けられてます。
Q3:VOYはどんな山、どんな雪、どんなシチュエーションで本領を発揮すると思いますか?
吉田:VOYはまさに“オールマウンテン”。登れない山も、滑れない斜面もない。初めての山でも不安になることがない頼れる存在です。
194:ディープな雪も問題なく歩けるし、ロングハイクにも対応できる。まさに“旅の相棒”として、本領を発揮してくれています。
Q4:使い続けてきたからこそ見えてきた「VOYの個性」や「クセ」があれば教えてください。
吉田:トーションが効かないと言われるスプリットだけど、VOYは硬めのフレックスでハードコンディションにも強い! ただ、ルーズに遊びたい日はちょっと扱いづらいときもあるかな。でもそのパワフルさがVOYの魅力でもあります。
194:クセがないのがVOYのクセ、というか個性かもしれません。headの板ってどれも自然に乗れて扱いやすいですが、VOYもまさにその代表格だと思います。
Q5:VOYとともに、どんな場所・ラインを滑ってきましたか?印象に残っている記憶があればぜひ。
吉田:VOYと一緒に野湯に入りに行ったのが印象的でした!シャワーもないし、かまくら泊でシュラフが温泉臭くなるっていう(笑)そんな思い出まで含めて、VOYはただの道具じゃなくて冒険の一部です。

194:VOYがあったから、海外BCにも挑戦できました。アイスランドの大斜面を夕焼けの中、仲間とクルージングしたときの景色は一生忘れられません。VOYは私の宝物です。
Q6:VOYという相棒がいることで、“山を滑る”ことの意味はどう変わりましたか?
吉田:VOYに出会う前は、見える範囲の斜面だけを滑っていました。でもVOYを手にしてからは、地図にしかなかった場所へ行き、まさに大冒険が始まりました。“山を滑る”ってこういうことなんだと、VOYが教えてくれました。
194:ただ”滑る”ためじゃない。道なき道を進んで、一緒に冒険してくれる、かけがえのない相棒。それがVOYです。これからもこの相棒と、まだ見ぬ山を滑っていきたいです。
VOYはただの移動手段ではない。 それは、未知の山へと導いてくれる旅の相棒であり、自分の足で選び取ったルートを信じて滑り抜けるための“心の支え”でもある。どんな状況でも、どんな斜面でも、ライダーの背中を押してくれる──。 そんな1本と出会えたことが、二人の滑りと人生をより自由に、より冒険的なものに変えてくれたのだろう。

