RIDE FOR A SMILE vol.3 湯の丸カービング修行 後編

RIDE FOR A SMILE
〜藤沼 到と岩ちゃんがいく 汗と笑いのSnowboard Life〜 vol.3 湯の丸カービングトリップ後編

歩行困難と言われた大怪我からの復活を目指しリハビリを続けるプロスノーボーダー藤沼到と、自称芸能界No. 1スノーボーダーお笑い芸人岩ちゃん。奇しくも同じ日に生まれた二人。スノーボードと笑いが好きな射手座の男たち、という共通点を持つ2人が、雪と笑いと楽しさを求めて旅をするエンジョイ系雪山トリップ。今回はvol.2の前編に続いてのカービング修行後編。これまでに体験したことのないスペシャルカービング修行の模様はいかに…
Photo: Takahiro Nakanishi

前回、赤ポリ君(赤堀博之プロ)&マコツ君(黒木誠プロ)の正確かつ大胆な大地を切り裂くミラクルカービングを目の当たりにして、驚愕の声をあげた僕と岩ちゃん。

Makoto Kuroki
Makoto Kuroki
Hiroyuki Akahori
Hiroyuki Akahori
Motoharu Aihara
Motoharu Aihara

2人からの提案により、これまでに我々が体験したことのないような前振りアングル(前足36度、後ろ足30度)での滑走に挑戦し、安定した角付け(滑走中に板を立てる動き)を習得した僕たち。

初体験のライディングに自然と口から「カービング楽しい!」と発せられたところで1日の半分が終了。

とりあえず休憩と、彼ら2人も所属し今回の撮影にも同行してくれた相原元春プロ(moss)が校長を務める「湯の丸スノーボードスクール」に戻って休んでいると

2人からさらなる提案が……。

赤ポリ&マコツ「午後はハードブーツを履いて、アルペンボードに挑戦してみましょう!」

到&岩ちゃん「えーーーーーーーーーー!?」

僕も岩ちゃんもハードブーツを履くのは初めて。それにもかかわらず僕らの乗るボードはマコツ君がレースで使用する本気のアルペンボード。まさかの展開で我々は突然未体験ゾーンへ突入することになりました。

アルペンボードに挑戦するにあたって最初の難関。それはブーツを履くことでした(笑)

岩ちゃんから散々headを裏切るんだな?と野次られながらも、マスター達からヒントをもらって、なんとかブーツを履けた時、足首がいつもに比べて曲がらない。思わず「足首が、こ!こ!こ?固定されました…。これ足首曲がります?」と。

2人からの答えは

マコツ「大丈夫。すでに曲がってます。ギブスをつけた感じです。カービング矯正ギブスです!(笑)」

赤ポリ「大丈夫。やることは一つ、傾くだけです。あとは真っ直ぐ滑って。ネットに行ってらっしゃいです(笑)」

到&岩ちゃん「いやいやいやいやいや!ネット行っちゃダメでしょー!(汗)」

いつも履いていたheadのソフトブーツとあまりにも感覚が違う足首の具合に不安を覚えた僕の目に飛び込んで来た1つのアイテム。

「アレをお借りしていいですか!?」

相原校長「あ、ヘルメット?いいですよ。」

そう、ヘルメット。これから大型バイクに乗って高速道路でも走るかのような出で立ちの、フルフェイスのヘルメットをレンタル。
みんな笑っていたけど、慣れないことに挑戦する時は安全面への配慮を怠ってはいけません。

実際に滑走してみるとレース用の板はなかなか曲がらない!?とにかく真っ直ぐに速く進んでくれる板なんだ!ということに気づきました。
フリースタイル用の板を操作していた時のように、板をねじってターンのきっかけをつかむ意識は極端に薄れ、しっかりと雪面に板を立てて、バランスをとりながらエッジに乗っていくと徐々にスピードを増して滑走していく。
アルペンボードはとにかく重厚で安定感のある乗り心地、頭の中でのイメージとしては、マリオカートのクッパやドンキーコングが登場してアルペンボードをうまく乗りこなしハイスピードでゲレンデを滑走していく感じでした。

いつもと違い瞬時にブレーキをかけられない恐怖感から常に板をずらして減速させる努力が必要でした。普段の感覚で止まろうとしていると目的地で慌ててブレーキをかけることになります。
一度リフト乗り場で止まろうとしていたら、減速しきれず慌てて体を倒しながら板を立てて急ブレーキ!なんてことも。

「やべー!曲がれないです!森に行っちゃう(涙)」

Itaru Fujinuma
Itaru Fujinuma

リフト数本分しか滑っていないにも関わらず心はグッタリ。そんな僕の様子を笑っている岩ちゃんにもアルペンボードにトライしてもらいます。

「いや、岩ちゃん。この恐怖感!シャレにならないですよ、マジで!」

そんな岩ちゃんにもアルペンボードの最初の難関、ハードブーツを履くときがやってきました(笑)

Itaru Fujinuma, Hiroyuki Iwahara
Itaru Fujinuma, Hiroyuki Iwahara

岩ちゃん「痛い!足が折れるよー!いてててててー!」

そんな芸人さんならではのさすがのリアクション芸で我々を楽しませてくれた岩ちゃんでしたが赤ポリ君&マコツ君の協力を得てブーツを履き終えると

岩ちゃん「あれ?なんか前傾しちゃう?あれ?体が前に傾いちゃうよ?」

と、独自の感想を語ってくれていましたが、すぐに謎のファイティングポーズをとって余裕の振る舞いを見せてくれました。

そんな中、岩ちゃんの初トライ。記念すべきファーストターンは見事な逆エッジからの転倒!
硬い湯の丸スキー場のバーンに岩ちゃんの体が叩きつけられました。

岩ちゃん「危ない!なにこれ!?騙しやがったな!?(笑)」

Hiroyuki Iwahara
Hiroyuki Iwahara

誰に何を騙されたという主張なのかはわかりませんが、本人的にはイメージ上で思い描いていた事と実際に体感したことがかなり違っていたようですね(笑)

それから岩ちゃんは幾度となく転んでは起き、転んではまた起きて滑るを繰り返し

いつしかカメラを向ける我々やドローンに対して
岩ちゃん「いつまで撮ってんだよ!もう撮れ高ねーよ!」
と、怒りの声を浴びせる流石のキレ芸を披露しつつなんとかスクールまでたどり着きました。

最後は全員で表彰式を行いました(なんの!?w)

この日一番上達した人を決める「伸びしろ選手権」の結果が相原校長から発表されました。

「3位!赤堀博之〜!」

「2位!黒木マコツ〜!」

「優勝は…同率でフジヌ〜マ〜&岩ちゃんでーす」

と発表があり

完璧に我々を持ち上げる形でラストを飾ってくれた、マスター達の大きな優しさを感じ取ったところで、今回のカービングトリップは終了となりました。
こうして赤堀博之プロ、黒木誠プロ、相原元春プロ、ドローンオペレーターKAMADAさん、Takahiro Nakanishiさんと共に過ごした素晴らしい修行の時間は幕を閉じたのでした。

マスター達のような美しいカービングを習得したい人は、来シーズン是非湯の丸スノーボードスクールを尋ねてください。

次回は再びフリースタイルボードに乗り換えて、僕たちのホームである妙高エリアで岩ちゃんと滑りますよー!お楽しみに〜!

Makoto Kuroki, Hiroyuki Akahori, Itaru Fujinuma, Hiroyuki Iwahara, Motoharu Aihara
Makoto Kuroki, Hiroyuki Akahori, Itaru Fujinuma, Hiroyuki Iwahara, Motoharu Aihara

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