RIDE FOR A SMILE vol.2 湯の丸カービング修行 前編

RIDE FOR A SMILE
〜藤沼 到と岩ちゃんがいく 汗と笑いのSnowboard Life〜 vol.2 前編

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Makoto Kuroki, Hiroyuki Akahori, Itaru Fujinuma, Hiroyuki Iwahara, Motoharu Aihara

歩行困難と言われた大怪我からの復活を目指しリハビリを続けるプロスノーボーダー藤沼到と、自称芸能界No. 1スノーボーダーお笑い芸人岩ちゃん。奇しくも同じ日に生まれた二人。スノーボードと笑いが好きな射手座の男たち、という共通点を持つ二人が、雪と笑いと楽しさを求めて旅をするエンジョイ系雪山トリップ第二弾。今回はシーズン序盤からカービングに磨きをかける!と豪語していた岩ちゃんのカービングスキルをさらに向上させるべく我々と同学年であり、いまや日本のみならずアジア各国など世界中にファンを持つというカービング界のスターコンビRED&BLACKこと赤堀博之プロと黒木誠プロを訪ねて二人のホームである「湯の丸スキー場」へ行ってきました!

毎年2月にパシフィコ横浜で開催される日本最大のウインタースポーツトレードショー、Japan Snow Expo&インタースタイル。このイベント開催中は、メーカー、ライダー、多くの関係者が集まり、シーズンの話や懐かしい話を語り合う再会の場にもなります。
毎年参加している僕ですが、今年も多くの人との再会を果たしました。今回の話が生まれたのもある再会がキッカケ。JSE内で僕が仕事をしていたheadブースへ向かう途中にあったアクトギアブース。僕がheadに向かって歩いていると以前、仕事で一緒になって以来しばらく会っていなかった赤堀博之プロことアカポリ君(BCstream)と偶然再会。

数年ぶりの再会にお互いの近況や、自分の怪我のこと、やはり以前仕事で一緒だった黒木誠プロことマコツ君(MOSS)のことなどを語り合いました。その中で、アカポリ君は僕の足のことを気遣いつつ、もし滑れるならと
アカポリ君&マコツ君のホームゲレンデである「湯の丸スキー場」に誘ってくれました。

そこで思い浮かんだのが岩ちゃんの存在。以前からカービングを極めたいと語っていた岩ちゃんとカービングマスターとして名を馳せるアカポリ君&マコツ君。
全員が同学年のその4人でスノーボードをしたらきっと面白いことになるんじゃないか!
早速、岩ちゃんに「カービングの神々が待つ湯の丸スキー場へカービング修行の旅に行きましょう!」と伝えると、すぐさま「行きましょう!」との返信があり、アカポリ君にそのことを申し出ると二つ返事で「OK!マコツにも伝えます!」とのことで湯の丸スキー場での再会を約束しました。

それから約1ヶ月後の3月中旬、僕達は快晴の「湯の丸スキー場」に集合。
メンバーは僕と岩ちゃん、レッド&ブラックこと赤堀プロ&黒木プロ。さらに湯の丸スクールの相原校長、そして前回斑尾パウダートリップでもお世話になったカメラマンのTakahiro Nakanishiさんと湯の丸ローカルスキーヤーのKamadaさんがドローンを飛ばしに駆けつけてくれました。

駐車場に集まって真っ先に気づいたのは、岩ちゃんの表情がいつもと比べてかなり硬いこと。
「シーズン序盤はカービングがテーマ。シーズン後半にジャンプの練習をするからそれまでにカービングスキルを上げます!」と語っていた岩ちゃん。もう3月中盤だし、きっとカービングも仕上がっていることだろうな。カービングマスターの2人に会えることをさぞかし楽しみにしているんだろうなぁ?と思っていたけど…?どうしたのでしょう?(後日理由を聞いてみると、岩ちゃんは初対面のライダーとカメラマンはみんな怖い人ばかりだと思って緊張していたとのことでした(笑))

そんな岩ちゃんの心の内は知らないまま、僕達は湯の丸スノーボードスクールをたずねました。
中ではポリ君、マコツ君、そして校長の相原プロがコーヒーを飲んで和んでいました。

Rider: Motoharu Aihara
Rider: Motoharu Aihara
Rider: Hiroyuki Akahori
Rider: Hiroyuki Akahori
Rider: Makoto Kuroki
Rider: Makoto Kuroki

3人のカービングマスター達は「今日はちょっとお二人にやってもらおうと思っていることがあるんですよ。ふっふっふ…(って言ってるように聞こえました(笑))」
「まずは湯の丸に慣れてもらうためにも、1本滑りに行きましょう!」
リフトを乗り継いでスキー場の上部を目指す間、軽く流して滑る2人。その滑りはすでにキレキレ。

そして、いよいよその時がやって来ました。
空が綺麗に見えるうちにライディング撮影を終えてしまおうということになり、本気の2人が見られることになりました。

我々がこれまで訪れたことのなかった湯の丸スキー場に来た一番の理由。それは世間に名高いカービングマスター達のカービングスキルがいかほどのものなのか、この目に焼き付けたかったからです!(本当は2人に遊んでもらいたかった、ということもありますがw)

我々は静かに2人の滑りを見守りました。
「いよいよ見られるんですね、岩ちゃん。…ゴクリ。」

そして撮影用に静かに熱く、滑り出した2人を見た我々は自然と大声をあげて叫びました!
「うぉぉぉぉぉぉぉ!?す!すげー!なっ、なんだー!?」

Rider: Makoto Kuroki, Hiroyuki Akahori
Rider: Makoto Kuroki, Hiroyuki Akahori

2人がタイミングをはかって、トウサイド、ヒールサイドと刻んでくるカービングターンはこれまでに見たことのないくらい正確で、深く板が立ち、勇者が伝説の剣で魔王の体を切り裂くがごとく、深く雪面を切り裂いていく、そんな印象さえ受ける衝撃的なカービングターン!

到&岩「あんなに板を立てても!あんなに体が倒れても!エッジが抜けないんだ!?…まさに奇跡(笑)」

マスター達の撮影が済んで、中西さんが我々2人に手をあげました。中西さん「いいよ〜!(おいで〜)」

我々2人は声を揃えて言いました。
到&岩「うわー!この後行きたくねー!!」

これまでのスノーボードライフの中で、無数に繰り返して来たはずのカービングターンに、なぜかとても恥ずかしい気持ちでトライ。

Rider: Itaru Fujinuma, Hiroyuki Iwahara
Rider: Itaru Fujinuma, Hiroyuki Iwahara

滑り終えた我々は静かにはにかむ他ありませんでした…。

それから数本滑走し、ある程度撮影を終えた時、2人からある提案が。
赤堀&黒木「2人のビンディングの角度を我々と同じ角度にしてみましょう!」
到&岩「あれ?そういえばお二人のスタンスアングル、ずいぶん前に向いているような?一体何度くらいなんですか?」
赤堀&黒木「ふっふっふ…前36°、後ろ30°です!!」
到&岩「えーーーーーーー!?」

これまでのスノーボードライフを振り返って、僕自身が体験したことのある最も前振りなスタンスアングルは前27°、後ろ9°であった。
それよりもはるかに前向きなスタンスに若干ビビっている自分。
岩ちゃんに現在のアングルを確認すると、9°、-9°とのこと。

果たして我々のターンはマスター達のようなキレキレのカービングターンに近づけるのであろうか…?
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スクールに戻り、早速変わるアングル、後ろ足にはビンディングを前傾させるように角度が入るカントまで装備。
これまで体験したことのないアングルに我々はビビりながらも、リフトを乗り継いでスキー場上部へ。アングルを変えたことで腰が必要以上に前に向きそうになり、油断するとヒールサイドへ回りそうになる板を抑え込みつつなんとかリフトへ。
しかし、やっぱり極端なアングルにどうしても拭いきれない不安。そんな不安を少しでも和らげるためにマスター2人に教えを請うと快く2人はアドバイスをくれました。
2人からアドバイスをもらった我々はようやく心から楽しめるカービングターンにトライ。

Rider: Hiroyuki Iwahara
Rider: Hiroyuki Iwahara
Rider: Itaru Fujinuma
Rider: Itaru Fujinuma

到&岩「カービング楽しい!湯の丸楽しい!!」

我々から自然とそんな声が漏れたその後、マスター達からさらなる提案が飛び出し、我々を驚愕させました。

次回の後編では、さらにカービングを極めるべく新たなボードにチャレンジ …!?

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