この冬大注目のエリア「HOKKAIDO POWDER BELT Talk Show in Asahikawa」in OMO7旭川 by 星野リゾート

先週12月15日に、北海道旭川市にあるOMO7旭川 by 星野リゾートにて、プロスキーヤー児玉 毅氏・フォトグラファー佐藤 圭氏によるトークセッションイベントが開催された。写真集「RIDE THE EARTH 地球を滑る旅」が2021年11月1日に発売されたことを記念し、「旭川、スキー都市宣言」を掲げるOMO7旭川にて出版記念イベントを開催することになったのだ。当日は、スキー年間滑走日数60日の星野リゾート代表 星野佳路氏も加わり、3名で写真集の話はもちろん、北海道のスノーシーンについて語り合った。


写真集8作品目は「北海道パウダーベルト」が舞台

この写真集「RIDE THE EARTH 地球を滑る旅」は、「スキーを背負って世界を旅する」ことをライフワークに、世界の雪山を滑ってきた児玉 毅氏と、冬はスキー・スノーボードの撮影を中心に活躍する佐藤 圭氏、このふたりが2012年にスタートさせたプロジェクトである。スキー旅行の定番とはかけ離れた場所にある雪山を滑り、滑走を通じてその土地の文化に触れ、写真&エッセイ本として過去7作品を出版している。今回のトークショーでは、今まで彼らが旅した様々なエリアにスポットを当て、旅の思い出や様々なエピソードを語り合った。

世界の雪山を滑ってきたふたり
自身の旅のエピソードを紹介する児玉氏(左)と、スキー・スノーボードの撮影を中心に活躍する写真家 佐藤氏(右)

そして、8作品目となる今回は「北海道パウダーベルト」が舞台となり、旭川・富良野・トマムなどの雪山を滑り、その土地を様々な側面で楽しむ様子が描かれている。

近年注目を集める「北海道パウダーベルト」は、北海道の中央に南北約200キロメートルに広がる世界有数のパウダースノーエリアの総称だ。富良野やカムイ、トマムなど人気スノーリゾートをはじめ、このエリアには多くのローカルスキー場も点在する。独特の気候により生み出される雪質の良さは、多くのスノーボーダーを虜にし、旭岳、黒岳、十勝岳、富良野岳など2,000mクラスの山々でのバックカントリーも魅力のひとつとなっている。また、北海道第2の都市「旭川」が中心にあるというアクセスしやすい立地や、食事や観光などのアフタースキーが充実していることも特徴だ。スノーリゾートからバックカントリー、アフタースノーと雪山と街を十分に楽しめる環境が揃っている魅力満載のエリアとして、ここ数年人気が高まっている。現在発売中のFREERUN12月号では、中川伸也と山内一志のふたりと北海道パウダーベルトを旅した記事を16ページに渡り掲載しているので、ぜひご覧になっていただきたい。

FREERUN12月号掲載「北海道パウダーベルトを巡る濃密な6日間 -中川伸也 × 山内一志」
北海道の中央に南北約200キロに渡り広がる近年注目を集めるパウダーベルト。このエリアを良く知る中川伸也と山内一志の濃密な6日間のライディングトリップ。彼らはそれぞれのフィールドをどのように滑り、6日間をどう楽しむのか?

 

旭川エリアの魅力

今回のイベント会場となったのは、旭川を楽しみ尽くす都市観光ホテル「OMO7旭川 by 星野リゾート」。2018年に「旭川、スキー都市宣言」を発表し、今年で4シーズン目となる。旭川は、さまざまなバリエーションのスキー場が市内中心部から車で30分~1時間ほどでアクセスでき、街に出れば北海道の味覚や路地裏グルメが楽しめる飲食店が多数存在する。OMO7旭川は、都市でのスノーボード・スキー旅行には旭川が適していると考え、スノーボーダー・スキーヤーファーストなスキー都市を目指している。トークセッションでは、星野リゾート代表 星野佳路氏も加わり、北海道のスノーシーンについて語り合った。

2018年に「旭川、スキー都市宣言」を発表し、今年で4シーズン目となるOMO7旭川

スキー都市として世界中で成功している場所は限られているが、旭川エリアは空港・都市・スキー場などあらゆる好条件が揃っている場所だと星野氏は話す。都市から容易にスキー場にアクセスできる素晴らしい環境、また旭山動物園も近郊にあり街にも多くの魅力がある。だからこそ、その都市に滞在する利点を活かし、時に「滑らない」という選択肢も選べると言う。そのチョイスがあることで、例えば家族で旭川へ行った際に、父親と息子は雪山へ。一方の母親は街でリフレッシュするなど、それぞれが違う視点で旅を楽しむこともできるというのだ。街と山岳エリアがセットになっている最強コンビこそ「北海道パウダーベルト」最大の魅力だと話していたのが印象的だった。

またパウダーベルトが今後注目されていく中で、世界的に人気が出る前にルールをしっかり作ることが重要だと話していた。地域とタッグを組み、オーバーツーリズムによる問題をどう回避していくのかも同時に考えていく必要があると言う。そこには、バックカントリーの問題もあるだろう。そのエリアに人気が集まれば山に滑り手が集中する。その結果、雪崩など山岳事故のリスクや地域のトラブルなど様々な問題も出てくるはずだ。そうした中で、地元の人や観光客からネガティブな印象を持たれないように、事前に受け入れ態勢の準備を整えておくことが大事になってくると話していた。

北海道パウダーベルトが持つポテンシャルや、OMO7旭川の「旭川、スキー都市宣言」についても話した星野氏
冬に旭岳で撮影された星野リゾート代表 星野佳路(左)とスキーヤー児玉毅氏(右)のスナップ

このように、北海道パウダーベルトの未来を見据えた明確なビジョンを話す星野氏。トークセッションは終始盛り上がり、地元の滑り手から宿泊客、ウィンターシーンに関わるスノーボーダーやスキーヤーなど多くの人が彼らの話しを聞き、これからよりアツくなっていくであろうこのエリアの冬の始まりを十分に感じた1日となった。

先週から寒気も続き、北海道パウダーベルトもいよいよ本格的なシーズンを迎える。ぜひこの冬はこのエリアで極上のドライパウダーを味わってほしい。


<最高水準のコロナ対策宣言>

そして、OMO7旭川をはじめ、すべての星野リゾートでは、コロナ対策の一環として旅を安全に楽しむ上での健康と公衆衛生を考慮し、徹底したコロナ対策を実施。
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