campervan

んにちはCAPです。8年越しの企画が叶いました。2年前にも企画していましたが、急性胃腸炎の為に泣く泣く出発前日でキャンセル。今回は万全の体調で臨みました(笑)

camper van-4がしたかったかと言いますと、キャンピングカーで生活をしながらオーストラリア大陸最高峰のMt.kosciuszko(コジオコ山)近辺でバックカントリーを行う…。オーストラリアは他の大陸から離れているので、空気が澄んでいると言われています。ですので日本の春雪によくある汚れがほんとんどないそうで、春のこの時期に完全なるスラッシーノートラックを堪能する。考えただけで絶好調な企画です。

camper van-6の発端は遡る事2005年夏。宿代を浮かすために借りたキャンピングカーが思いの外楽しく、当時露出も少なく南半球の夏スノーボードはNZ全盛時代でしたが、あえてオーストラリアのリゾートを転々と滑り倒しました。その頃の楽しさと8年前に某雑誌で見た「パーフェクトなコーンスノー(=春雪)」を探すたえにGentemstickの玉井太朗さんがMt.Tate(テイテ山)近辺を滑るという内容を読み、これは2つを組み合わせていくぞ!というので盛り上がりました。

camper van-3だ滑るだけでは勿体無い。折角なら撮影もしっかりこなしたい。そんな希望をオーストラリア人のフォトグラファーであるダン君が叶えてくれます。ダンは2年前と3年前にアルツにて素篭りをした特殊な経験の持ち主。色々な撮影を一緒にやってきた親友。最高の天気と面子が集まり山に入ります。ベースとなる場所はシドニーから500キロ近く南下したジンダバイン。湖の畔にあるキャンピングサイトを中心にバックカントリーとせっかくだから20年ぶりの降雪に恵まれたスレドボとペリシャーの両リゾートで滑ります。そしてNITROオーストラリアのご厚意でNITOR Quiverシリーズの一部をお借りする事が出来ました✌️

camper van-2に一度入ると静寂が支配するただただ真白な雪と青空だけが我々を迎えてくれます。標高2228mのMt.kosciuszkoには時間の関係上難しい判断でしたが、人里離れたすこぶる程綺麗な雪面を登り、標高2068mのMt.Tate近くの連なるピークを目指します。

camper van-1峰ではないオーストラリアの山に気持ち良いラインを刻みます。ローカルガイドのルカを先頭に8ターンくらいの短いラインですが、雪の状況も安定していたのでパーティライドで一斉に滑ります。エクストリームな斜面が存在しないところが他の大陸とは全く異なる顔ですが、見渡す限りメローで木々はガムツリー(日本名ユーカリの木)に所々覆われ、これまた他の大陸とは一線を博す素晴らしい風景が広がります。

camper van-5程5時間の長旅で滑る時間はほんの僅かでしたが、まるで溶けかけのアイスクリーム(ハーゲンダッツ!!)の上をスプーンですくう感覚…。長いスノーボード人生の中でもなかなかお目にかかれないようなコンディションに満足度マックス。しかも凄い雪が走るんです?だからノーストレスでターンを繋ぎます。これもまた全く汚れてない雪のお陰なのでしょうか?ゴー⭐️ジャース…。

リゾート編に続く…

CAP

2005年から12年間。星野リゾートアルツ磐梯/裏磐梯猫魔スキー場のマーケティング責任者として、魅力開発、広報、営業、販促を統括。過去はBURTON SNOWBOARDの初心者専用ボード"LTR"の開発にも携わる。2017年5月より株式会社Sherpaに移りスノーを織り交ぜたインバウンズ誘客/集客コンサルタントを開始。引き続きFREERUNのライターも兼任。2018年7月からcitywave TOKYOのsenior adviserとしてアジア初の人工リバーサーフィン施設の運営責任者として従事。2019年6月よりスポーツファシリティマネジメントに移籍をしてより広範囲のアドバイザー業を開始。現在は福島のインバンウンズ集客最大化プロジェクトを進めつつ、シーズン中はオーストラリア メルボルンに本社があるmint tours(https://minttours.com)の専任ガイドとして日本の山を外国人に紹介している。 ------------------------ Twitter:@kei4cap Instagram:@kei4cap