BOUNDの新型モデルは、グラトリ&ジブ専用機・CROWN

crownのコピーCROWN
Size: 150、152cm
Price: ¥52,000

王位の象徴ともいえる王冠をモデル名に持つCROWNだが、そのソールには王座を消すかのように3つのバツ印が上から描かれている。王位継承という言葉があるけれど、まるで、そうして得た地位なんてクソくらえ!と言わんばかりに。BOUNDの2019-2020シーズンの注目モデル・CROWNは、昨シーズンまでにリリースされたモデルをベースにしたり継承されたりはしていない。新コンセプトから生まれたグラウンドトリックやジビングに特化したツインチップモデルなのだ。
では、その特徴を見ていこう。
まず、扱いやすくてスタイルも出しやすいソフトフレックス設定は言うまでもなく、ノーズやテールが少し丸みを帯びてはいるものの、グラトリやジブに不要な部分を極限までカットしたスクエア形状をしている。これは、ノーズやテールがラウンドしていてはチップの先端などでトリックを仕掛けるときに邪魔になる場合があるからだ。そこを削いだことで、エッジをガッチリと喰い込ませて遊べるようになった。そして、その形状のおかげでスイングウエイトも軽くなり、アイテムへのスピンインやグラトリでの高回転トリックなどもスムースに繰り出すことも可能に!
また、グラトリやジブに適したボードは、エッジが雪面やアイテムに引っ掛かりづらいようにロッカーベースのモデルも少なくない。しかし、CROWNはキャンバー構造である。グラトリやジブといえども、トリックのキッカケを生み出したり、アイテムにインするにはオーリーは必要不可欠なアクションだ。それを確実にこなすためには、やはりキャンバーの反発力が必要だった。しかも、そんなパワーを備えながらも、キャンバーが浅いために、しっかり踏み込んでボードがしなれば雪面やアイテムにエッジが引っ掛かりづらくもなっている。
さらに、このモデルをもっとも特徴づけるのがリキッドTPUサイドウォールだ。一般的なボードのサイドウォールにはABSのようにプラスチックに近い素材を使用することが多い。そのため、どんなにソフトフレックスのコアを開発しても、硬めのサイドウォールのせいで、そのしなやかさが制限されていた。だが、サイドウォールに柔軟性に優れたウレタンに近い素材を用いたことで、ボードを均等かつスムースにフレックスさせ、ウッドコア本来のしなりをより活かすことに成功。結果、ライディング時には振動を軽減してくれ、ジブセクションに入ったときなどには衝撃を吸収してくれるのだ。また、サイドウォールがアイテムに当たっても割れにくく、耐久性もアップしたことを付け加えておこう。
継承なんて必要ない。王の座は実力で勝ち取るもの。そんな意味合いが込められているかどうかは不明だが、CROWNに乗ればグラトリやジブのキングとなる道は一歩近づいたことになるはずだ。

ソフトフレックスを活かすサイドウォール サーモプラスチックポリウレタン素材のサイドウォールをトップ面に見えるように配置したリキッドTPUサイドウォール
ソフトフレックスを活かすサイドウォール
サーモプラスチックポリウレタン素材のサイドウォールをトップ面に見えるように配置したリキッドTPUサイドウォール
スクエア形状に近いノーズとテール グラトリやジビングの動きを研究した結果、このスクエア形状に近いノーズとテールが採用された
スクエア形状に近いノーズとテール
グラトリやジビングの動きを研究した結果、このスクエア形状に近いノーズとテールが採用された
ボードの内部構造 ボード全体はソフトフレックスだが、ノーズとテールの反発力を高めるために、その部分にはV字のカーボンが組み込まれている
ボードの内部構造
ボード全体はソフトフレックスだが、ノーズとテールの反発力を高めるために、その部分にはV字のカーボンが組み込まれている
“飛ぶ”に必要なキャンバーを採用 トリックを仕掛けたり、アイテムにインするときに欠かせないオーリーをラクにしつつ、雪面やアイテムにエッジが引っ掛かりにくいローキャンバーを採用
“飛ぶ”に必要なキャンバーを採用
トリックを仕掛けたり、アイテムにインするときに欠かせないオーリーをラクにしつつ、雪面やアイテムにエッジが引っ掛かりにくいローキャンバーを採用

 

BOUND 19/20 OTHER TOPICS
*以下TOPICSは随時UPしていきます。

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