16.17 PSA ASIA Topic vol.9!!!

16.17 PSA ASIA Snowboard Pro Tour round 1

2017年1月7日、PSA ASIAツアーの幕開けは今年もSnowboardcrossから

Mitsumata Ups’n’Downs Opening Kagura Cross Challenge 通称、大造CUP。

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昨年からスポンサーとして、そしてスロープビルダーとして、SX界のレジェンド福島大造さんにより開催。

天気は朝から晴れ!朝の気温はマイナス5℃くらいと冷え込んでいましたが、昼間は陽射しが暖かく感じられ、大会日和となりました。

雪質は前々日の降雪により柔らかめなため、コース内が荒れる場所もあることが予想され、SX初戦から波乱が起きそうな予感!?

コースは、クイックなUタンクから地形をうまく利用したバンクドスラロームセクション、緩斜面にあるロールセクション、地形を使ったアップダウンがある中を左右に振られるスラロームセクションと地形を上手く利用した全長の長いテクニカルコース!!!

今回のコースのポイントは、初めの方にあるパイプ地形を使ったスラロームセクションの2つ目と3つ目を落とされないようなライン取りと、アップダウンしている中でポジションよくカービングができるかが重要なコースとなっている。(スロープビルダーコメント 福島大造さんより)

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男子は、トップ選手もほぼ勢ぞろいした中で、ファイナルまでは大方の予想通り昨年ランキング1、2位の元木兄弟2人と昨年の本大会ディフェンディングチャンピオンの高原宜希、常勝の桃野慎也が順当にファイナルまで勝ちへ進んだ。

その男子ファイナル、日差しが隠れて冷え込んできた中、スタートコールに1番に反応したのは元木勇希、桃野慎也は若干出遅れたもののファーストバンクまでに盛り返して元木勇希とほぼ並んだが、イン側から来る桃野慎也を元木勇希選手がアウト側から抑えながら前へ出た。

それを追いかけた中盤、元木康平、桃野慎也、高原宜希の順でデッドヒートを繰り広げている途中に元木康平と桃野慎也が接触し、転倒してしまう。そこをうまく避けて、高原宜希が2位に上がる。

その間に、元木勇希選手はスピードに乗ったままゴールし、優勝。高原宜希は準優勝、接触後、すぐに立ち上がった桃野慎也選手が3位という結果となった。

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優勝  元木勇希

2位   高原宜希

3位  桃野慎也

4位  元木康平

5位  黒木”マコツ”誠

6位  飯野翔揮

 

続いて女子。

昨シーズンのシリーズチャンピオン富田マリアが引退。

今シーズンは、誰がシリーズチャンピオンになるのか!?!?!?

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注目するのは、昨シーズンランキング2位の前田佳苗恵、同じく3位の今野博美、公開練習から動きが良さそうに感じた東田正美選手あたりだろうか。

女子ファイナルは前田佳苗恵、東田正美、秋月綾子にアマチュアの佐藤理子が立ち向かう。スタート後のUタンクから飛び出してきたのは昨シーズンランキング2位の前田佳苗恵と東田正美。ファーストバンクはは前田佳苗恵が取り、そのままロールセクションへ。

ここで前田佳苗恵が後続を引き離す。それを追いかける東田正美、秋月綾子の二人。

少し遅れを取ってしまったアマチュアの佐藤理子。

前田佳苗恵はそのまま逃げ切り、優勝。

後続もそのままゴールかと思われたが、最後の方にある荒れたスラロームセクションで東田正美と秋月綾子の二人が転倒。

その隙に、アマチュアの佐藤理子が二人を抜き、準優勝。東田正美が3位、秋月綾子が4位という結果になった。

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優勝  前田佳苗恵

2位  佐藤理子(アマチュア)

3位  東田正美

前々日の降雪により雪質は柔らかめの中、コース内は荒れることも考えられたが、全体的なセットとしてはスムーズな流れを重視したゲートセッティングだったため、コースは最後までそれほど荒れることなく大会が進行された。それでも、所々に厳しめのセットも配あり、トップ選手も転倒してしまうシーンもみられた。全体的には難しいコースではなかったが、地形の変化が多い中でのカービング技術の差が出る良いコースで楽しいレースができたことに、選手一同、心より感謝致します。

福島大造さんを始め、スキー場、スクール関係者様の皆様、ありがとうございました。

スノーボードクロスは今日に引き続き明日1/8にかぐらスキー場にてround2が開催されます。

今シーズンは、SXプロツアーを全6戦予定し、その後グランドチャンピオンシップを開催しますので、ぜひ応援をお願い致します。