07_凝り固まった考えを崩してくれるボード「RIDE / WARPIG」 安藤健次


RIDE
TWARPIG
★全長: 151cm
★有効エッジ長: 112.1cm
★ウエスト幅: 26.5cm
★サイズバリエーション: 142、
148、154、158cm
★価格: 79,200円


この冬リリースされるニューギアの中から “滑りの達人” たちは何を選ぶのか?ギアを誰よりも使い込んでいるプロライダー達の声を聞けば使用感をより具体的にイメージできるだろう。ということで、14人のライダーに愛用するギアとチョイスした理由を聞いた。七人目は安藤健次。

「160くらいのスリムなボードがオレにはベストだって、長い間ずっと信じてた。でも、自分だけの世界観にハマってたんやろね。その固定概念を一瞬で崩壊させたのがWARPIG やった。これはマイケル・チルトンっていうエンジニアが手掛けたボードで、とにかくスノーボードが好きでかなり滑り込んでて、ボードづくりのセンスとテックを持ち合わせている彼だからこそ作れたものやと思う。フラットベースでノーズとテールが少しロッカーになったショートファットなディレクショナルツインボード。オレもシグネチャーボードを何本も出してたけど、こんな突拍子もない発想は浮かんでこなかった。エンジニアの感性ってすごいなって、ちょっと悔しかった(苦笑)。WARPIG はテストで滑り始めた瞬間から面白くてさ。短いのにエッジは全然抜けないし、太いのに繊細なコントロールもできる。パウダーではめっちゃ浮くし操作性もすごくいい。急斜面のツリーランって長いボードやと「よいしょ、よいしょ」ってターンしてたのに、ボードの真ん中に乗ったまま気持ちよーく抜けられる。そんな初体験から乗り続けて、もう6年になるかな? 今季はスリムサイドウォールになって以前よりもエッジグリップがよくなってるよ。オレはパウダーもカービングも、パークもグラトリも何でもフリースタイルボード1本でやりたい。それがWARPIGだとショートボードで、しかもツインチップみたいに遊べる。もう他のボードに乗る気にならないくらいオレにとって大事な一本やね」

Photo: Jun Watanabe/ 複雑な地形が連続していても流れるようにスムースに滑り、そしてヒットポイントがあれば大好きなメソッドでの自己主張も忘れないのがアンディ流だ。Hokkaido backcountry
Photo: Jun Watanabe/安藤健次 Kenji Ando

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