ゲレンデを欲張りに遊ぶためのBOUND「NEW LOOK」

10/07/2018

日本の雪山を知り尽くす個性的なライダーたちが、日本人スノーボーダーに必要なスペックやプロファイルを導き出し、それらをエンジニアとともにカタチにしてきたドメスティックブランド「BOUND」。そのラインナップのなかでも、ゲレンデの隅から隅まで欲張りに遊び尽くしたい人にピッタリなのが、この「NEW LOOK」だ。
その最大の特徴は、何と言ってもキャンバーとロッカーのハイブリッド形状であるCAMROCK仕様にある。この構造のおかげで、キャンバーの持つ高い反発力とエッジグリップ力、そしてロッカーのルーズな乗り味を見事に両立。さらに、ボードセンターはソフトフレックスに設定されているので誰でも扱いやすく、ロッカーのズルズル感を軽減するためにノーズとテールにはV型のカーボンをそれぞれ配置し、安定感とコントロール性の向上が図られている。まさにスキがないオールラウンドボードと言っても過言ではないだろう。
　もしもフルキャンバーのハードフレックスのボードで、いきなり現れた壁地形に突っ込んだとしよう。超ピンポイントなタイミングで重心を移動させたり体勢を整えなければ、ノーズのエッジが雪面にグイグイと入ってしまい減速、もしくは前方につんのめって転倒する可能性が高いだろう。だが、このNEW LOOKは、チップがロッカー形状であるため、そのような地形を上手く拾ってくれる。地形にソールの面を合わせやすいのだ。加えて、ボードセンターがキャンバーなので細かなコントロールも可能。つまり、”瞬時に動きやすい”、ということ。このイージーでクイックな反応は、フリーライド中に突如として出現する様々な地形を、想像力を駆使して遊ぶマウンテンフリースタイルにおいて、この上ない武器となる。雪山にはたった1つの地形しかないわけではなく、滑っていれば次々と様々な地形が迫ってくるのだから。
　低速域でも中速域でも地形を使って遊びやすく、パウダーライディングも、パーククルージングも、グラトリも何でもできるNEW LOOK。このボードに跨がれば、きっと新しい世界が見えるかもしれない。