New Zealand Trip by Hikaru Takizawa

New Zealand Trip by Hikaru Takizawa

今回ニュージーランドに来るのが5回目で、ワナカをベースタウンにしてカードローナスキー場に行くルーティーンも5回目。
広大な大地と広大な湖を一望できるワナカの街並みは過ごしやすく、見ているだけで何かを感じれる気がして、とても気に入っています。ワナカからゲレンデまで車で約30~40分程度で、道中は羊やヤギ、壮大な景色が見れるし、街にはなんでもそろっているのでとても便利です。

出国前からまたニュージーランドのワナカ遠征で1カ月半過ごす事を楽しみにしていました。

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今回のニュージーランドは次のシーズンに向けて、心技体の全てを向上させる所に目標を設定したんです。さらにその中で、JAPANメイドのestivoのウェアを着て、自分をどう表現できるかという事も今回のトリップでの重要課題にしました。
何気なく滑る事も楽しいしそれはスノーボードライフスタイルとして否定はしませんが、世界のライダーと同じ舞台で争いながら結果を出すという目標がある以上、短期、長期のターゲットを明確にする必要があると思っています。

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人柄、見せ方、スタイル、表現力、そして自分自身という存在をフルに活用して、どれだけestivoのウェアの良さを引き出し、感じてもらえるか探りながらのライディング。天候やアイテム、ロケーションによって、そのスタイルや表現は変えていかないといけないし、たくさんの上手いライダーがいる中、スノーボードスキルが同じであれば自分の存在感は伝わらないので「ESTIVOウェアと自分のスキルの融合」という表現がライディングスタイルになることで、結果的に自分が伝えたい、見せたい表現が生まれるという事にこだわりたかったんです。

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滞在中はどうしたらもっとスタイルを出して滑れるかなど、そのロケーション、アイテム毎に自分らしい滑りができるように常に意識して練習していました。
またニュージーランドで、10代の子達と生活とスノーボードを共にして、十代ならではの若いエネルギーを感じ、色々思い出させてもらえることがたくさんありましたね今の自分にある経験値や技術、今は無いけど昔もっていた気持ちなど色々思い出させてくれた良い機会だと思っています。

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ニュージーランドでの生活ですが、とにかくメンタルを鍛え、ライディング技術の上達を目指すという意味ではとてもシンプルです。
朝6時に起床して、朝食を済ませ準備をしてゲレンデに出発、8時に到着してから準備運動をして、練習開始。家に帰ったら、スノーボードをチューンナップして、決めてある毎日のスケジュールどおりに湖沿いをランニングや近所のジムでトレーニングしたり、その日撮影した動画を見て滑りを分析したりしました。時には家の外の日向でリラックスしたり読書したりとオフスノーも有意義な時間として過ごしました。

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ニュージーランドでの食事は自炊、あるいは気分転換で時々外食。自炊の時は近くのスーパーで食材を買ってみんなで料理し、外食に行く時は友人とワナカの街で美味しいと言われるレストランにいってました。
滞在して1カ月後、予め今回のニュージーランド合宿で予定していた、隣町のクイーンズタウンから30分ほどのところにあるリマーカブルというゲレンデで行われるSLOPESTYLEの大会に参加しました。
前回のUSのREVOLUTION TOURの大会は現地に向かったのにも関わらず悪天候でキャンセルだったので、海外大会に参戦するのは事実上初になります。

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公開練習で各アイテムに合わせてルーティーンを決め、良いイメージで本番に入っていけたと思います。スタート順は一番最後だったけど、この時待っている間はすごく冷静だった事を覚えています。
初めてのシチュエーションなのにいい感覚でした。これはやはりUSのREVOLUTION TOURの体験が大きかったですね。

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本番1本目はしっかりとメイクし、二本目は更に難易度を上げたルーティンに変更しましたが、1つ目のジャンプで1080の着地にミスしてしまい、トップ3以下は明確なリザルトがないので順位は不明でしたが、今の自分が出せる力、今後の課題も明確になりました。大会でのメンタル的なところなど、大会だからこそリアルに感じることができる部分がたくさんあり、今後の夢に向かう過程をより明確に、そして充実させるための糧になりました。

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ニュージーランドは、本当に自然豊かで、日本にいる時よりも時間がスローに感じる事ができるような気がします。だからこそ、スノーボードに集中する環境が作ることができたし、そこにいいひらめきが出てくるのでとても充実した時間を過ごせました。

もちろん、自分がここで集中することができるのはスポンサーや家族や仲間の支えがあるからこそ成り立ってるものだと思いますし、常に感謝しながらニュージーランドでの生活に全力で取り組むようにしていました。1人の人間としても、プロスノーボーダーとしても、この遠征で得れたことは物凄く大きなものだと思います。今振り返ってみると、そこで得られるエネルギーほど心強いものはないかもしれません。

また、遠征中に自分の新たな可能性を広げる事ができた事がスゴく嬉しかったです。まだまだ物凄い伸びしろがあるということを実感し、前向きな新たな挑戦と思えたからです。もちろん、そこには自分で行動を起こし、進み続けることが絶対条件になってきます。
何事もそうだと思うんですが、行動から得れたものを活かして次の行動に移す、そして進み続けることが必須で、その時ごとに自分に対して限界や甘えを作らずに進むことがスゴく大切だと思いました。これからも可能性がある限りどんどん進んでいきたいと思いますし、スノーボードの楽しさを伝え続けたいと思います。

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滝沢光が愛用しているウエアブランド、
estivoのホームページが2014-2015シーズンに向けてリニューアル。

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Interview and Edit by
Credit_Kazu(7)