“Head Jib Factory” Reporting from Shinya Mizobata

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Shinya Mizobata. he is talented and has his own style.

 

 

Headの若手注目ライダーとして活躍中の溝畑慎也。手足の長い長身から放たれるスタイルは、スタイリッシュでいてパワフル。日本人には数少ない体の大きなジバーであり風貌も長髪に髭と個性豊かで日本のジバー界で最も注目されるライダーの一人。

今回はGermanyで行われたJib Factoryに参加した彼の率直な思いと現場レポートを交えた”Head Jib Factory in Germany”  Reporting from Shinya Mizobataをお送りします。


Jib FactoryはGermanyのすごく小さな町にある小さなゲレンデで行われていて、LAAXで行われてたPleasure MagのSpring sessionを終えて、シゲさん(藤田一茂)と共にJib Factoryの開催場所には前々日に到着したんだ。

到着した時にはすでにほぼ特設パークが完成していて地元のディガー達もまったりしていた。
泊まるホテルはゲレンデの少し上にあって、いくつかある部屋の中にたくさんの2段ベッドがあってそこに招待されたライダー達みんなで泊まったんだけど、かなりぎゅうぎゅう詰めで部活の合宿みたいだったね。ホテルっていうか日本でいう民宿みたいな感じかな。

 

 

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Shinya Mizobata & Kazushige Fujita. Looks cool. you guys must be having lots of phone calls!

 

 

夜はみんなでご飯を食べながらお酒を飲んでわいわいした。日本人に興味を持ってくれるライダーも何人かいてLAAXで見たよ!って話しかけてくれたり、日本語ではなんていうんだ?って質問されたり、いろんな話ができた。
開催初日、誰かがスタートと言ったワケでもなく自然な流れでセッションスタート。フリーのハンバーガー、ビール、レッドブルもあってまったりするライダーもいればストイックに攻め続けるライダーもいて、個々の人間性が垣間見えて楽しかった。

日本人は周りに合わせたり空気を読んで行動する事に重点を置いてる気がするけどヨーロピアン含め海外のライダーは自分を大事にしてて今自分のやりたい事を貫くんだなって感じた。それでいて周りのライダーをリスペクトしてみんなが一喜一憂するから、いい空気が生まれてると思う。

開催2日目、初日にみんな頑張りすぎてバテてた気がする。でも初日とは違って、みんなバラバラに好きなアイテムを攻めてた。本当にみんなスノーボードが好きで本当にスノーボードを楽しんでいた。ウォールの横にダウンレールが設置されていたり、コンテナの上をアプローチにしてレールが設置されていたりとユニークなアイテムにそれぞれが違う攻め方をしていて参加していた自分さえも見ていて楽しかった。

僕はJib Factoryでヨーロッパのライダー達と日本では絶対味わう事のできない雰囲気と経験できないセッションをする事ができたと思う。
なにより、海外のライダーとセッションする事自体初めてですごく興奮したし、ライディング以外の部分でも学ぶ事が多かった。

Jib Factoryには大会のような空気は一切なくて純粋に楽しみながら個々が持ち味を出すまったりセッションという感じで、今までに経験した事のないイベントだった。
イングランドから来ていたheadのBecky Mendayちゃんは、14歳という若さでありながら周りに負けない攻めたライディングを見せていて、あの子14歳だぜ!?クレイジーだねって言われていた。
他にもheadのサポートを受けるジバーが数人参加していてスタイルのある滑りを見せていた。
ヨーロッパではジバーヘのheadの認知度も高く驚いた。headのリアルなブランド性を日本でより多くの人に伝える為にジバーとして僕が活躍したいと感じた。

 

 

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Head ROCKA snowboard with Locker? Great idea!

 

Jib Factoryを開催したAlex Tankは準備からアイテムにもすごくこだわってて、彼の頭の中にある設計図をディガーに伝えながら話し合い、ユニークな事にロッカーをアイテムとして設置していたり、街灯や木を飾り付けて公園のようにしたりとパーク全体の雰囲気にまで力を注いでいた。
そんなAlex Tankもイベント中はみんなの為に動いていて自分はほぼ滑れてなかったけど、オーリーコンテストでは余裕の優勝でポテンシャルを見せつけていた。

 

 

 

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Alex Tank. He produced Jib Factory and He won as “High Ollie”

今年のJib Factoryで圧倒的なライディングを見せていたのが、SIGNALのKas Lemmens。本当にズバ抜けてた。実際、一人で全ての賞を持っていったし。笑
誰よりもたくさん滑っててストイックで楽しそうで本当にイケてた。Jib Factoryのmovieを見ればKas Lemmensがどれだけイケていたのか、このイベントがどんな雰囲気で行われたかすごくよく伝わってくる。

 

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Left: Alex Tank Right: The original Trophy was like a ”Tank Bullet”

 

今回のJib Factoryへの参加を機に僕のスノーボードは良い方向に大きく前進する。なぜなら、もっと大きな目標を持つ事ができたし今の自分に足りないものをたくさん見つける事が出来たから。

head teamに入って3度目のシーズン、初めてheadの本国であるドイツを始めとしたヨーロッパをトリップできて、よりリアルなheadを知る事ができた。これからも僕は僕なりの目標を持ってheadと共に進み続ける。
これからの”溝畑槙也”の活動にも注目してほしい。

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名前 溝畑槙也
生年月日 1991年6月27日
Home Mt. 白馬エリア
Style Freestyle


4月16日と17日に行われたJib Factoryは世界中で20名のみの招待ライダーで行われたイベント。詳しい様子は下記Movieにてチェックする事ができます。

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