Burtonライダーと関温泉スキー場を滑るPOWder Day、ポカポカ陽気でライダーと共に楽しい1日!!

2018-01-20-MIL-Burton-POWder-Day-8320春の陽気を彷彿するかのような冬の晴れ間の関温泉スキー場。いつもこのハイシーズンはダウンを着込むのが普通の寒さなのだが、逆にダウンを着ていたら汗ばむくらいの、まるで3月下旬の試乗会のような雰囲気。1月20日にこんなにあったかくていいの?と誰もが疑問に思いながらも、Burtonライダーとパウダースノーを楽しむイベント「Burton POWder Day」が始まった。
集まったライダーは、テリエ・ハーコンセン、ミッケル・バング、クリスチャン・ハーラー、竹内正則、鈴木翔太、高橋龍正、星野俊輔、降旗由紀、宮澤悠太朗。テリエはFreeride World Tourに参加予定でもあったので、当日の参加が危ぶまれたが、大会日程の関係で無事参加となった。
2018-01-20-MIL-Burton-POWder-Day-8184実際のところ、当日の関温泉スキー場の雪質は翌日にうっすら降った湿った雪が残っていて、早朝のゲレンデはカチカチ山のようだった。関の名物でもある正面の壁の前をBurtonライダーたちが滑り降りるデモンストレーションからスタートすると、そんな状況でも今回集結したBurtonライダーたちは自由自在のパフォーマンス。中でもテリエのクリエイティビティーは圧巻の一言で、地形を見つけてハンドプランドなど要所で見せ場を作り、集まった観衆を沸かせていた。参加を交えてのライディングタイムでは、テリエ、ミッケル、クリスチャンは3人でまとまって滑っていたところ、彼ら3人の周りには一目彼らを見たいという、日本人のファンが20名くらいいつも一緒になって滑っているという状況に。

ライダーと共に関温泉の様々な楽しいポイントをめぐる
ライダーと共に関温泉の様々な楽しいポイントをめぐる
テリエ(右)と共に一緒に滑ろうと参加者が続く
テリエ(右)と共に一緒に滑ろうと参加者が続く

午前中はゲレンデのコンディションは天候やみんなの和やかな雰囲気とは裏腹になかなか硬く、凍りついている場面もあり苦戦したが、3人はヒットポイントを見つけてはしっかり遊んぶというところはさすが。テリエも抜群のタイミングでメソッドエアーを決めると一緒に滑っている参加者は「これを目の前で観れただけでも良かった」と感激していた。

ミッケル・バングもお気に入りのポイントを見つけて楽しそう
ミッケル・バングもお気に入りのポイントを見つけて楽しそう
ジャンプの達人でありながらもゲレンデ遊びでも達人と言えるクリスチャン、楽しいライン教えてくれます
ジャンプの達人でありながらもゲレンデ遊びでも達人と言えるクリスチャン、楽しいライン教えてくれます
目の前でこんな風にテリエが魅せてくれちゃうわけです
目の前でこんな風にテリエが魅せてくれちゃうわけです

そんなテリエの軍団が、5,6本ゲレンデをフリーランしていると、まるで今サウナから出てきたような大量の汗をかいてベースエリアのBurtonテントに滑り込んできた一団を発見。イベント開始と同時にリフトに乗ってそのまま姿を消していた、MASAと星野俊介の一団だ。どうやら最初から、関の名物であるシングルリフトを捕まえて、隣のハルイ沢を堪能。まさに「POWder Day」と呼ぶにふさわしいルートを開拓に向かっていたようだった。ただ帰還してきた一行の汗だくの姿を見るとその開拓の道のりは険しかったのだと想像の範囲を超えない(笑)
思い思いに楽しんで滑るゲストライダーや参加者の面々・・・。関温泉というMASAを始めとするBurtonライダーときっては切れないエリアで、メンバー全員それぞれが遊び場を探しつつ、お互いに感動しながらプッシュしあって滑っていたのが印象的だった。参加者の反応はシンプル。「テリエを見たかった!」というのがほとんどの人の意見。それはサインに並ぶ列を見れば一目瞭然で、テリエはやな顔せずに写真を一緒に撮ったり、握手したり、サインを積極的におこなっていた。会場に来ていたのは30代から40代の男女、もともと10代からスノーボードを始めて以来、がっちりスノーボードにはまって、現在に至っているひとが多く見受けられた。また、その世代となれば子供が出来て親となり、すでに子供が10代前半でキッズスノーボーダーという構成も多く、今回もキッズ共に参加というスノーボードファミリーもいくつも見受けられた。

テリエを囲んでの記念撮影会で子供以上にお母さんたちのテンションも高めです
テリエを囲んでの記念撮影会でみんな楽しくの1シーン(photo:T.Tsukada)
イベントに参加した人は最後まで笑顔いっぱい
イベントに参加した人は最後まで笑顔いっぱい

今回のイベントで参加者が最も喜んでいたのは、生のライダーと一緒に滑ったり、写真を撮ったりする時間を自分たちのペースでたっぷり楽しむことができたということ。普段は雑誌や動画、ネットワークの情報でしか見れないBurtonの人気ライダーたち。
憧れのライダーたちが目の前にいて、そして一緒に写真に収まりSNSなどで拡散される。「POWder Dayに参加して楽しいよ〜最高でした〜!」という参加者たちの感動があちこちから聞こえてくる楽しいイベントだった。

report: T.Tsukada
photo: Seth Mcallister