谷口淳に聞いた! 20-21のおすすめブーツ「Eight BOA」

高いホールド性と優れた調整機能で上級者やプロライダーからの支持を得ているブーツ「EIGHT BOA」。第27回 全日本スノーボードテクニカル選手権大会 フリースタイル部門で5位に入賞するなど、カービングシーンで活躍しながらインスタラクターとしても活躍している谷口淳もこのモデルを使用している。「どんなところが良くて使っているの?」このモデルのよさを教えてもらった。


—これまでのモデルと比べて、どんなところが進化したと思いますか?

谷口:昨年使用していた「SEVEN BOA」に比べて、前方向(ツマ先方向)へのフレックスが強くなり、安心してブーツに頼ることができるようになりました。また、ダブルストラップで締め付け具合を自分に合わせて調整できます。さらに、インナーに着脱可能なフレックス調整バーが付属されていて、シュチュエーションに合わせて調整できるようになったのもいいですね。カービングにおいて重要な左右方向へのサポート力が大きく向上して、よりカービングしやすいモデルになったと思います。


—使用していて「自分の滑りにプラスになっている」と感じることは?

谷口:ハイスピードカービングでのパフォーマンスを追求する中で、ブーツ周りのサポート力、とくに足首の安定感は非常に重要です。レースやテクニカルでの急斜面、とくにトゥサイドで足首の曲がりをある程度ロックするのにダブルストラップがスネをホールドするため、全体の安定感とポジションニングのしやすさを感じます。ヒールサイドでは、左右への動きが重要ですが、「EIGHT BOA」のホールド感とフレックスが動きに連動し、左右方向をしっかりサポート。力をダイレストに伝えてくれるので、自分のタイミングを作りながらターンを構成することができます。

—フレックスやフィット感、ねじれなど着用感はいかがですか?

谷口:フレックスは調整できるので、その時のバーン状況(ハードバーン、パウダー、不整地など)に合わせて簡単にカスタマイズできるのは非常に便利です。また、履けば履くほど自分の足に馴染んでいくインナーは、長時間履いても疲れにくく快適。基本的にハードなライディングに対応しているので、ねじれにくく、ポジションが安定します。


—インストラクターとしても活躍されていますが「このモデルを使えばもっと滑りが良くなるのに」と思うことはありますか?

谷口:角付けが弱かったり、強い内傾軸を作るのが苦手で、なかなか積極的に自分の限界値をあげるのに苦労している人には、「EIGHT BOA」をおすすめしたいですね。このブーツを使う事で今まで以上のポジションニングが作りやすく限界を超えることができると思います。

—どんな人にオススメしたいモデルですか?

谷口:積極的にスピードを出して強い角付けを作りながら鋭いカービングしたい方やポジションが定まらず足首が不安定だったり、足首が曲がりすぎてしまう方などには、ぜひ試してもらいたいです!