第11回「アンディ360」の巻〜LATEproject×FREERUNグラトリ大百科

さあ上級編も、残すところあと3回!! テクニックのバリエーションをひろげましょう〜LATE project presentsによるグラトリHOW TOムービーシリーズ「グラトリ大百科」。3ケ月間に渡ってLATE projectのメンバーがグラトリHOW TOのポイントになる技を徐々にレベルアップさせつつ解説する企画です。今回のテーマは「アンディ360」です。この『アンディ』がスノーボードのグラトリの歴史を変えた革命的トリックなのだ。さあ、その理由チェック!!

アンディ360

本日は大人気トリックの『アンディ360』です♪
by 瀧澤憲一(瀧澤賢一:ライダー紹介ムービー
この技が、グラトリの歴史を変えたといっても過言ではないでしょう。
グラトリは基本的にはスノーボードの基本的な動きの中から生まれた遊びです。
グラトリというジャンルが確立するずっと前から
オーリー、ノーリー、プレスや180、360は存在していました。
スケートボードの技の延長線上でスノーボードでも同じように遊ばれていました。

そもそも、スケートボードやサーフィンの影響を受けて誕生したスノーボードですから
別にその動きは不思議なことではありませんね♪

しかしながら、この『アンディ』という技は、スケートボードではありえない動きです。
アンディが浸透し始めてからは スノーボード独自のグラトリの世界がどんどん発展してきました。
最終的には、アンディから縦回転を回す『ロデアン(アンディロデオ)』に進化していきます。
※ロデアンを知りたい方は 高橋玲君の動画を是非見てください♪
https://youtu.be/hiwtMnKo1Y4

この『アンディ』の名前の語源は、
今も現役のプロスノーボーダー、安藤 健次プロが DVD「手摺狂会 BASIC」でやったことから
自然発生的に、安藤プロのニックネームが技の名前となり『アンディ』と呼ばれるようになりました。
アンディさん自身は、自分のニックネームが技の名前になっていることは最初は全然知らなかったみたいです(笑)

前置きはこれくらいにして『アンディ』のコツをお伝えしたいと思います。

アンディを練習する上で一番大切なことは アンディをいきなり練習しないでください。
たぶん、頭の中がパンクして 自分の身体がどう動いているのかすら理解できないと思います。

レッスン中でもよく伝えているのですが、
必ず、一つ一つの動きを分解して 基本的な技の動きに置き換えて練習することが必要です。
この考え方は複雑な技になれば必ず必要です。
分解して考えると いくつかの技が組み合わさっていることがわかると思います。

1、入りはピボット180
2、踏切はオーリースピン
3、着地は スイッチバックサイド360、もしくはフロントサイド540

ザクっと分解するとこんな感じです。
ピボットができていない人はさらに細かく分解してください。

アンディの一番難しいところは、ピボット180からオーリースピンに移るところです。
ピボットは前足軸、オーリーは後ろ足軸です。
前足から後ろ足に軸をスムーズに乗せ換えることで、ピボット180の回転力の惰性をそのまま次の回転に活かすことができます。

この軸の乗せ換えがうまくできない人は次の動きを練習してください。
【ウォーク】といって、斜度のないところで歩く動作です。
https://youtu.be/z3a6LyWO570

これが自然にできるようになれば アンディの軸の乗せ換えも理解できてきます。

逆に止まった状態で【ウォーク】の動きが理解できなければ 滑っているときに身体を動かすのは不可能でしょう。
この動きはグラトリではなくスノーボードの基本的な動きの一つなので今一度復習してみてくださいね♪

滑りながら練習するときは 最初は止まりそうなくらい低速で練習してください。
ピボットから軸の乗せ換えがうまくいけばオーリーするだけで180は自然と回ります。
まずは、180でよいので 乗せ換えをしっかりと練習する。
アンディ180ができるようになれば、徐々にアプローチスピードを上げていくことでピボットの回転力が高くなってきます。
後はその回転力を活かすために高さをしっかりと出していけば、自然と360まで回るようになってきます♪
最終的にはピボットから軸を乗せ換えて、飛び上がるだけで勝手に360まで回るようになってきますので
自分で回しに行くより、ピボットの回転力を最大限に活かせるタイミングを見つけてください!
着地は、一瞬で回ってくるので考えている時間はありません。
フロント540か、スイッチバックサイド360を先に練習しておけば感覚で立てるようになりますよ♪

弾くタイミングなどさらに詳しい内容は 他のレイトライダーが説明してくれていますので是非そちらもチェックしてみてくださいね♪

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幻影(幻影:ライダー紹介ムービー
色々なトリックに応用が効くアンディ! 絶対に覚えて損はないです♪
第1に最初のピボットのタメが重要!
先ずはピボットの軸脚にしっかりと乗る事が重要になってきます!
ここでしっかりとタメを作って、逆脚に一気に乗せ換えるタメです!
第2に身体の軸の移行!
最初のピボット軸のタメから、一気に逆脚に軸を乗せ換えるのですが、
ただ、体重を乗せ換えると軸のバランスが崩れてしまいます。
ココで、最初の練習方法!
弾いて飛んで回さず、軸の移行を重点的に練習しましょう♪
フロントサイドピボット(100°くらいの位置で逆脚に軸移行)→バックサイドピボットという練習です♪
この練習さえ、しっかりやっておけば軸の移行は安定します!
第3に回転は目線で先行&調整!
軸の移行がしっかりできるようになったら、次は弾くポイント!
上記に書いた100°くらいで軸の移行をして弾きますが、なぜ?100°?
単純に180回ってしまうとタメた力が解放されて逃げてしまうからです。
なので、100°くらいと言っておきます!
この角度については人それぞれですので、だいたいと思ってください。
そして!弾いた時に目線を回転方向に先行します!
この目線先行は、アンディ360であれば弾くタイミングと同時でも充分回れます!
アンディ540になると目線先行を少し早めに行わないと回りきれないと思うので、その辺のタイミングは自分で調整して見て下さい♪
以上3つのポイントであなたもアンディマスター♪

山本純士(山本純士:ライダー紹介ムービー
アンディは最初のピボットでの弾きが大切!
初めの内はゆっくり丁寧に『弾き』を意識してトライしてみてください!
板の弾きと遠心力をうまく使えれば決して難しいトリックではありません♪

神保賢一(神保賢一:ライダー紹介ムービー
1 一番大事なピボット
アンディはピボットで決まります。とくにピボットは自分のタイミングで踏み切れる位置が良いです。自分の場合はだいたい150度くらいにしています。
2 上半身の先行と弾きのタイミング
この両者の関係性で回転速度や高さが変わってきます。高回転を狙いたければ、すぐ弾くのではなく、しっかりと上半身の先行動作を入れてから粘って弾いてみましょう。
3 両足は水平に
高さを出すために、足を引き上げる意識が強くなり、軸ズレすることがあり着地で転倒しないために、両足は引き上げる意識よりも板の中心で回して、その上に自分が立つようにイメージしましょう。
アンディはピボットしてから弾く動きになるので、弾きのため、回転のため、高さを出すための”ピボット”がとても重要です!
何度も練習して自分のタイミングを掴みましょう!!

吉武大貴(吉武大貴:ライダー紹介ムービー
アンディーは以前紹介したピボットの遠心力をもらって、そこからさらに360回すトリックになります。
ピボット180でノーズ(谷側)に重心を移動し、そのままSWノーリーバック180するイメージだとわかりやすいかと思います!
ピボット18でノーズに踏み込んだときの上半身の姿勢が崩れていると、次に弾いても軸が斜めになったりして失敗する要因になります。
ピボットの際によく下を見すぎている方がいますのでご注意を!
またピボットの角度を90〜180まで30度刻みぐらいで色々トライして、どの角度のピボットで踏み込んだらノーズ側に踏み込みやすく
なおかつ弾いたときの軸が安定するか試してみてください☆


田中ポール和樹(田中ポール和樹:ライダー紹介ムービー
僕のアンディの説明はオーリーに近いと思いますので参考までに。
得意なヒールターンをイメージしてください、ヒールターンをし続けると山に登って行きます、後ろにあった足が谷側に移動します、このタイミングで谷側にある板を踏み、ターン回転力をつなげてスピンをします。
感覚をつかむまでは上記の練習を繰り返すと良いと思います。

このヒールターンをギュっと短時間で、一気に行うことによってアンディになります。
前足のヒールエッジを中心に使うと効率よく板が回ってくれます。

アンディができない方は最初の踏み込みに行く動作、ピポッドに目が行きすぎて強い体重移動に耐えれず失敗するパターンかと思います、基礎練習で後ろにある足が踏める位置や体重移動を体に身につけて、ターンの回転力を取り入れながら練習すると良いと思います。

室井洋平(室井洋平:ライダー紹介ムービー
ピボットの時にヒール側のエッジを雪に差すように弾こうとしている人は要注意です!
板を弾く瞬間は雪面に対してフラットに!エッジではなく面を意識してみてください。
アンディを細かく分けるとピボット180からスイッチBS360をするわけですが、レギュラースタンスの場合は最終的に右足で踏み切る形になります。
この時重心が左足に乗ったままだといくら頑張っても板を弾くことができません!
ピボットのあと重心を左足に残したままにせず、しっかりと右足の上に重心移動をしてから弾くように心がけましょう!

岸波秀樹(岸波秀樹:ライダー紹介ムービー
ギロチンのコツは体重移動がポイントになってきます
アンディ360のコツは初めのピボットが重要です。
ピボットの際は下半身を先行させ、
かかと、土踏まず、指先の順に着くように踏み込みましょう。
踏み込み角度は180度までいかず150?170くらいにしておくと力が逃げずに板に伝わります。
あとは肘を使い回し込みます。

高橋玲(高橋玲:ライダー紹介ムービー
アンディで1番に大事だと思っていることは、最初のきっかけ【ピボット】です。
ピボットをしっかり打てるかどうかで、メイク率はもちろん、更なる回転数を生み出すことができます。
その肝心なピボットですが、ただテール足を、足の力で前にもっていくとかではなく
股関節とひざを柔らかく使い、下半身の重心移動のみで前にもっていきましょう。

そうすることで上半身の力みがなくなり、弾く際に上半身の先行動作をスムーズに進めることができます。

※ピボットを打つ時の注意点
ピボットでテール足を前に運ぶ際、前側に重心をいきすぎないようにすること。
(前側にいきすぎると体幹の軸がズレている為、回転が軸ズレしてしまう、力が入らず弾きにくくなります。)
踏む位置は踏む足のバインの気持ち外側ぐらいでOKです。
そして反発が返ってくる瞬間と、ほぼ同時ぐらいの時に一気に上半身の先行を入れると、しっかりと弾きます。

自分できっかけを作って弾く技、アンディ。
綺麗に決まった時凄く気持ち良いですよ!
ぜひトライしてみましょう!!

兵頭 龍(兵頭 龍:ライダー紹介ムービー
ピボット180からノーリーB360をする時に、僕のイメージはピボット180してから後ろ向きにオーリーの
フロントスピンをするイメージでやっています。
入りは前足にしっかり体重をかけてピボットする意識をするとしっかりテールで弾けると思います。

田中陸太(田中陸太:ライダー紹介ムービー
その1 動きを分解・理解する
その2 流れを断ち切らない
1 今回のトリックを分解すると、ピボット180→SWBS360。
いきなり、この2つを繋げようとしてもなかなか困難です。
まずは、1つ1つの動きを練習し、身体に馴染ませ、覚えこませてからトライしてもらえると良いのかなと思います。

2 流れを断ち切らない
これが難しいですね。
リズム良く、最初の180での動きを利用し、一気に後半の360を回しきりましょう。
この際に、トゥエッジ側の逆エッジに気をつけてください。

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ニックネーム:りゅうorりゅうた ●趣味:BBQ ●生年月日:1989年8月18日 ●年齢:28歳 ●身長:171cm ●体重:58kg ●ホームゲレンデ:赤倉観光リゾート(新潟県・妙高) ●活動エリア:新潟・長野 ●ボード歴:12年 ●ライダー歴:5シーズン目 ●チーム:ADDICT ●スタンス:レギュラー ●角度:55㎝ +9/-9 ●ボードブランド:FANATIC ●ボードモデル:THE TWIN ●ブーツブランド:NORTHWAVE ●ブーツモデル:DECADE ●バインブランド:DRAKE ●バインモデル:RELOAD ●スポンサー:FANATIC / DRAKE / NORTHWAVE / DICE / YOROI / TOKO / 上越さくら整体院 / Xraebsport / LATEproject / fulABa
ニックネーム:りゅうorりゅうた ●趣味:BBQ ●生年月日:1989年8月18日 ●年齢:28歳 ●身長:171cm ●体重:58kg ●ホームゲレンデ:赤倉観光リゾート(新潟県・妙高) ●活動エリア:新潟・長野 ●ボード歴:12年 ●ライダー歴:5シーズン目 ●チーム:ADDICT ●スタンス:レギュラー ●角度:55㎝ +9/-9 ●ボードブランド:FANATIC ●ボードモデル:THE TWIN ●ブーツブランド:NORTHWAVE ●ブーツモデル:DECADE ●バインブランド:DRAKE ●バインモデル:RELOAD ●スポンサー:FANATIC / DRAKE / NORTHWAVE / DICE / YOROI / TOKO / 上越さくら整体院 / Xraebsport / LATEproject / fulABa