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AK457は竹内正則のライディングとバックカントリーでのキャリア、そして彼のプロジェクトであるHIKARIGAHARA CAT TOURでのガイドとしての経験値をもとに開発された日本オリジナルのハイパフォーマンスウエアだ。毎年ラインナップは細部の変更やニューアイテムを加えるなど、常に進化を重ね、BURTON社の生産体制のもと製品化されている。そのクォリティは世界的にも高い評価を受け、海外からの販売を望む声も届くほどだという。そんなAK457の魅力がどこにあるのか? 各プロダクトづくりにおいて竹内氏の拘ったポイントを語ってもらった。多くの根強いファンを抱える最高のプロダクト「AK457」の真の魅力を紹介しよう。


01_AK457 GUIDE JACKET

バックカントリーでの活動にフォーカスした機能を徹底的に追求した
★Size: XS~XL ★Color: Neon Blue, Desert, True Black ★Price: ¥89,000
★Size: XS~XL ★Color: Neon Blue, Desert, True Black ★Price: ¥89,000

「AK457のスタートからじっくりつくりあげてきたのがこのGUIDE JACKETです。僕にとってはライディングのためのウエアであると共にガイドの仕事でも使用するいわゆる仕事着でもあるので、ベストの使用感を求めて細部を改良し続けてきました。GORE-TEX® Pro 3レイヤー素材を用い、すべての縫い目をシームテープ加工し、ファスナーにはYKK®止水マットジップを使っています。タフなコンディションでも十分に耐えられて、ハードなライディングでも動きやすく、そしてバックカントリーでの様々なシチュエーションで最も効率良く活動できるウエア。シルエットも僕のサイズがLとして、日本人の体型にジャストフィットするパターンを採用してつくっています」

01(左上)内側にスルーインするファスナー
「センタージップを開けなくとも、このファスナーを使って内側の各所のゴーグルポケット、パンツのビーコンポケットへ直接アクセスできます。極寒のコンディションでフロントのファスナーは開けたくないですから」
(右上)メッシュ素材のゴーグルポケット
「右側内ポケットにはゴーグル用のメッシュポケットが付いています。ゴーグルを体に巻き付けるように横配置して収納することで、動きにくさを損なわないように工夫しました。スルーのファスナーを開けて直接取り出しやすいことにも拘って位置や大きさを決めました」
(左下)ピットジップ
「両脇にあるピットジップは上下どちらからも開閉することができます。コンディションに合わせて開け具合は調節します。引き手についてもいろいろ扱いやすいものを選び、現在のパーツを使っています」
(右下)無線機ポケットとマイクループ
「左胸には無線機を収納するためのポケットを配置、マイクを外に出す場合は襟元のループにクリップをひっかけて固定することができます」

02(左上)右胸のループは多彩に活用
「カラビナをひっかけておいたり、外したグローブをかけたり、雪上での活動で意外と活躍してくれるのがこの胸元のループ。デザイン性も考えて3連にして配置しました」
(右上)ストレッチウエストゲーター
「AK457独自のパウダーゲーターは、テールをやや長めにし、軽量撥水のストレッチする素材を使い、先端部には特殊なラバーが付いてます。動いてもズレたりしません。深いパウダーに入ってもここから雪が入ってくることがないようにつくっています」
(左下)収納式ストレッチーパウダ−グリップ
「これはオーバーカフのグローブを使用していない場合でも、雪の侵入を防ぐための機能です。このループ状のパウダーグリップにグローブの上から親指部分を引っ掛けるておけば、腕を激しく動かしても袖がズレ上がるということがありません」
(右下)フード調整システム
「フードのサイズ微調整にCohaesive™システムを使っています。パーツがウエアと一体化していてコンパクトで、操作もスムーズで見た目もいい感じかと。また、最新モデルではフードはやや小さめにデザインして、フィット感を優先させています」


02_AK457 HI-TOP PANT
フィット感、アイテムの収納、ベント機能、改良を重ねて完成した
★Size: XS~XL ★Color: Desert, True Black ★Price: ¥76,000
★Size: XS~XL ★Color: Desert, True Black ★Price: ¥76,000

03_修正(左)Test—Coolのジップベント
「股の部分にジップベントがあって、ダブルジップなのでどちらからも開けられます。この位置のベンチレーション機能は結構使い勝手がいいですよ。それと用をたす際もバッチリです」
(右)裾の補強
「裾の部分はスプリットボードやスキーを使う際などエッジが当たっても痛まないためのウレタンラバー補強しているので、耐久性も十分です」

04(左)モバイル用のメッシュポケット
僕はパンツにスマートフォンを入れています。ビーコン、無線機の位置と重ならないようにメッシュポケットを左側の腰部分に付けました」
(右)ビーコンを収納するベルクロポケット
「フロント右胸がやや長めの非対称のデザインになっていますが、ここにビーコン用のポケットをつけています。ジャケットの右胸のファスナーを開ければここに素早くアクセスすることができます」

05(左)シンプルでズレないサスペンダー
ベルクロ式のサスペンダー。いったんサイズを固定したら、長さもズレたりしません。また肩からズリ落ちることもありません」
(右)伸縮性の高いバックパネル
「背面のパネルは伸縮性が高く、通気性も良いメッシュ素材を使用しています。体へのフィット感も良好です」

ライディングとガイドとしての経験と実績、AK457は竹内正則が正面から向き合って大切につくりあげてきたプロダクトだ
AK457は竹内正則がプロライダーとして、ガイドとしての経験と実績をもって、ひとつひとつのプロダクトと正面から向き合いながら大切につくりあげてきた photo: yoshitoyanagida.net

03_AK457 PACKABLE DOWN JACKET&SHORT
WATERPROOFING、撥水加工された最高品質&超便利なパッカブルダウン
★Size: XS~XL ★Color: True Black ★Price: ¥28,000 (Jacket),  ¥25,000 (Short)
★Size: S~XL ★Color: True Black ★Price: ¥28,000 (Jacket), ¥25,000 (Short)
Jacekt(右)は右ポケットに収納、Short(左)はバックポケットに収納
Jacekt(右)は右ポケットに収納、Short(左)はバックポケットに収納

「AK457のPACKABLE DOWNはジャケットは左ポケット、ショートパンツはバックポケットにすべてが収納できるので、とてもコンパクトになります。着用していない時でもバックパックに入れておいても邪魔にならないサイズ、そして重さです。天候が急変したりすることは雪山では当たり前ですから、これを持っているのといないのでは大違いです。ショートパンツは今期新たに登場しました。このアイテムはこの冬とても活躍しそうです」

07(左)ジャケットをローネック化
「襟元が何重にも重なるのを解消したくて、ジャケットの襟をローネックにしました。バラクラバを着用することも多いですし、ローネックになって首元がだいぶすっきりしましたね」
(右)ストレッチ性も良好なショートパンツ
「内側はストレッチのきく素材を使用していてとても履き心地がいいです。アンダーショーツの上にこれを履けばちょっとしたマウンテンスタイルで、普通にこの格好で歩いてもOKですよ」


04_AK457 GUIDE PACK
軽量につくりつつもタフ、そして収納力抜群。あらゆるところを細かく改良して完成させた逸品
★Size: 32L / 60cm×32cm×18cm ★Color: BLACK XPAC ★Weight: 1.43kg ★Price: 42,000
★Size: 32L / 60cm×32cm×18cm ★Color: BLACK XPAC ★Weight: 1.43kg ★Price: 42,000

「とにかくバックパックには随分こだわってつくってきました。いろいろなツールを収まり良くバックに装備して、しかも必要な時に素早く取り出せることや、雪で濡れたものと、濡れたくないものをしっかりと分けたりするような機能性はもちろん、バックの素材の耐久性、全体の重量もベストな状態になっています。特に背負った時のバランスは最高です。ショルダーでなく、腰で支えればバックを背負っていても上半身は動かしやすいです。ハーネスを上手に調節して、あなたにとってベストのポジションを見つけて使ってみてください」

08(左上)ハーネスのバランス
「背負った時のバランス感にとても影響するのがハーネスです。力を分散させることが出来るようにすることで実質よりも軽く感じられて、楽に背負うことができますし、上半身の動きに対する負荷を軽減してくれます」
(右上)腰のハーネス
「僕はいつも腰のハーネスをしっかり締めてバックを背負います。そうするとより上半身が自由になります。この腰のハーネスはとても安定感があり、フット感もベストです」
(左下)外側のポケット
「ここはシャベルやプローブなどのいわゆる濡れた状態のアイテムを入れることが多いスペース。メインのコンパートメントと収納スペースをはっきり使い分けています」
(右下)フリースライナーのポケット
「トップ部のポケットは薄めのフリース製になっていて、ゴーグルをそのまま入れても大丈夫。このエリアはわりと広めにつくってあります」

09(左上)メインコンパートメント
「サイドのジッパー、そしてEVAバックパネルのジップ、どちらからでもメインのコンパートメントにアクセス。シチュエーションによってアクセス方法を使い分けています」
(右上)サイドのポケット
「片側のポケットはメインコンパートメントの外側に配置してあり、僕はここにウォーターボトルを入れています。ウォーターボトルは使用頻度が多いので、このポケット位置はとても使いやすくて気に入っています」
(左下)フロントのハーネス
「万が一立ち木にバッグの一部が引っかかるなど、強いテンションがかかると根元が外れるようになっています。外れてもまたパーツをはめ直すことで元に戻ります。上下位置の設定も自由に変えらることができます」
(右下)ヘルメットを収納できるメッシュ
「トップ部のコンパートメントには滑走時に使用するヘルメットをバックの外側に固定するためのメッシュが付いています。ハイクアップ時に使用しない時など、活躍します」

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