最近、スノーボードの情報に敏感なひとたちの間で話題となってきた「SKOLF」って知ってる? TIM EDDYやTEMPLE CUMMINS、ERIK LEONなど多彩なライダーをチームライダーに有し、常にオリジナリティ溢れるハイセンスなウエアをリリースし続けるスノーボードウェア・アクセサリーブランド「AIRBLASTER」。これまでにも何度となくAIRBLASTERチームのユニークなスタイル、雪山での楽しみ方は雑誌や動画で紹介してきたが、そのAIRBLASTERチームが始めたスノーボードにゴルフの要素をミックスした招待型ツアーイベントが「SKOLF」だ。

パークアイテムだけでなく、オリジナリティ溢れるアイテムを使って技縛りで、ゴルフのようにいろんなホールを回ってトリッククリアを競い合うのがSKOLF。アメリカ、カナダではすでにサーキット戦になっている

スノーボードとゴルフ?って疑問は、このイベントの様子を少し見ればすぐ納得できる。要するにゴルフコースに見立てたゲレンデ内の地形やパークアイテムを、4名一組でコースをラウンドし、各コースに設けられた指定アイテムでお題のトリックにチャレンジ。全コースラウンド終了後、最小スコアの方が優勝となる。もちろんゴルフと同じく、1発メイクならホールインワンとなるわけだ。本国ではパークアイテムや難易度の高いジブアイテムを使ったSKOLFも開催されている。とにかく少ないチャレンジ回数でメイクするには、それ相当なスノーボードのスキル、板さばきの巧みさが要求される。

mini SKOLF、このホールのお題は180-180-ハンドプラント

さらに日本でも昨年おこなわれたMINI SKOLFは、もっとコンパクトなアイテムにちょっとユニークなお題を加えて、チャレンジする側も見る側も楽しさがさらにアップ。コンパクトだが、意外と難易度が高かったりと、ライダーレベルでも十分熱くなれるユニークなホールが用意されている。
昨シーズン、日本ではMINI SKOLFは3ケ所で開催。
第1回は山梨県ふじてんスノーリゾートで開催。AIRBLASTERライダー笠原啓二郎(DOGGY)によるWOW(WEEKLY OF WEIRD)とのコラボレーションイベント。インビテーションされた参加ライダーたちが競い合うのは、コンパクトなエリアでどデカいジャンプや大きなジブアイテムも必要としないmini SKOLF。そしてWOW本編でもお馴染みのDOGGYハンドメイドのSKOLFアイテムも登場。あの名作動画「WOWリンピック」ばりの奇想天外のアイテムの出現に参加ライダーのテンションもアップ。WOWアイテムではDOGGYによる圧巻のデモライディングも披露され、盛り上がる中、参加ライダーたちは果敢にトライ&笑いの爆発。しかし、このmini SKOLFは本当にバランスや板さばきが上手くないとなかなかクリアできない。板をいかに自分の体と一体化し、変態アイテムを使ったお題をクリアして、ホールをクリアするか?

mini SKOLF、第1ホールは足慣らしのスイッチオーリー、Women’sはメインスタンスのオーリー
WOWアイテムの木馬を乗り継いでの270 OUT、板さばきとバランス感で勝負
このボックスは擦るのではなく、ボックスに乗ることでボックスが滑り出すというDOGGY発案のユニークなホール
名付けてHole in one! デモライディングでお手本を見せるDOGGY

第2回はAIRBLASTERライダー堀井優作がホストを務めるナイトイベントとして、兵庫県 六甲山スノーパーク内特設会場で開催。兵庫県・神鍋エリアを拠点に活動するスノーボードクルー“STAY HUNGLY”プロデュースの特設パークをラウンド。ギャラリーもライダーも一緒になってキャンプファイヤーを囲むようにアイテムを取り囲んでナイトイベントで盛り上がった。
さらに第3回は北海道・中山峠スキー場での開催。新たにAIRBLASTERクルーとなった野々垣瑠がホストを務め、アイテム作成から全体のイベントプロデュースをLOVがフルサポート。
前シーズン初上陸したSKOLFだが、この3戦の盛り上がりの様子は一気に情報が拡散され、国内にMini SKOLF旋風が巻き起こった。

そして、今やアメリカやカナダではSKOLFはサーキット戦となり、最後に勝者がMt.HOODに集結し、グランドチャンピオンが決定するというほどのスケールで盛り上がり始めている。海外のSKOLF事情は、、、、

あえて擦りにくいこんなアイッテムでボードスライドしたり
パークアイテムを使っての技を限定したり
クリフを使ってのジャンプもあったり
こんなナチュラルヒットみたいなポイントにホールがあったり

パークだけでなく、ナチュラルヒットやクリフまでとSKOLFには様々なスノーボードスキルを問われるホールが出現し、ライダーたちを熱くさせているのだ。AIRBLASTERのコンセプトである「バカなことして楽しもう!!」というノリが原点だけに、フツーではちょっと有り得ないことがSKOLFでは全然OK。むしろライダーたちはホールが難しくなればなるほど熱くなっているようだ。

アメリカ、カナダのSKOLFの様子はUSAのAIRBLASTER Instagramでチェック

そして日本でも今シーズン2戦が予定されている。
第1戦はなんと「MINI SKOLF WOMEN’S CHAMPIONSHIP」として2月16日(日)山梨県・ふじてんスノーリゾート内スノーパークでの開催。今シーズンより新たにAIRBLASTERアウターウェアチームに加わった荒木直子が監修するSKOLFでも初めての女子限定イベント。女子限定のSKOLFってどんなノリなんだろう?って思った人は、ぜひ観戦に行って、ライダーと一緒になって盛り上がろう。
さらに第2戦は4月上旬、福島県・猫魔スキー場での開催が予定されている。

今シーズンもさらにヒートアップし続けるSKOLF、きっとアナタもいろいろなところでこのワードを耳にするはずだ。

AIRBLASTERとは:2002年、当時のビデオスタースノーボーダーのTravis Parkerと仲間が『バカなことをして楽しもう!!』のコンセプトのもと、オレゴン州ポートランドをベースにスタートしたブランド。当時のシリアスなスタイルとは一線を画す『LEG BAG』などの個性的なアクセサリーから始まり、やがてオリジナルのゴーグルや『NINJA SUIT』 と呼ばれるスタイルと機能性を両立したアンダーウェア、独特のカラーリングやシルエット、デザインで評判となるアウターウェアとラインナップが広がるにつれて多くのファンを獲得している。海外ではTIM EDDYやTEMPLE CUMMINS、ERIK LEONなど、国内では堀井優作やDOGGYこと笠原啓二郎、荒木直子と個性的なライダーたちがこのブランドの魅力を発信し続けている。

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