徹底解説「PILOT」

16-17シーズンより新たなモデルが登場します。
それが「PILOT」パイロットです。
最強のフリーライディングボードとしてデビューです。
ただカービング性能が素晴らしいからという訳ではありません。
それではその理由に触れてみたいと思います。
まずは、キャンバーシェイプです。
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<Hybrid camba POP>
ハイブリッドキャンバーポップ形状を採用しています。
センターから両足外側までがフラットで、そこからキャンバー形状になり、ノーズとテールに向かって反り上がっている形状です。
サイドカーブは、両足のインサートホールの位置からセンターにかけて、一段深いサイドカーブが入っています。

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ノーマルなキャンバーボードに比べると、コンタクトポイントがボードセンター部分に少し近くなっている点も、このボードの魅力です。両足で踏み込むと、キャンバーと共に持ち上がったフラット部分が、ノーズとテールの両側を押し出し、ノーズとテールが一段反り上がる設計になっています。
<一段深いサイドカーブ>
両足付近から踏み込んだ時のターン性能を向上させます。
両足から伝わるパワーを効率良く伝える為に、両足付近(インサートホールの位置)が一段くびれ、一段深いサイドカーブになっています。
実は、深いサイドカーブが入っている位置には意味があるのです。それは、踏み込んだ時により深いサイドカーブを有効に使うため。また、同時にウェストが細くなりトーション(板のねじれ)性能を引き出し、ターンやトリックを行う時の操作性を向上させる事にも繋がります。そして、エアーのグラブやジビングでの動きにネジレが入り、スタイルが加わります。
<ウェイトコントロール>をすることで、ライディング性能を向上します。

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<ノーズ側を軽くすることで生まれるライディング性能>
まずは、ノーズ側が軽くなっているテクノロジーについて説明します。
ハニカムコアを採用することで軽量化

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ハニカムコアで軽量化されたノーズに、地球上で最も軽量で強靭な素材「グラフィン」を配備する事で、軽量化と耐久性を飛躍的に向上させました。
「ノーズ部分を軽くすることで生まれるパウダーライディングにおいての浮力」
深いパウダーエリアにおいて、ノーズを沈めないことが非常に大事です。ノーズを軽量化することでノーズに高い浮力(テールが沈む)を生んだライディングを可能にします。また、トラバース能力も向上し、ライディングをサポートします。
「ボードセンターからテールにかけてのパワー伝達効率が上がり、ターン中盤から後半のターン性能の向上」
ノーズを軽量化することにより、自然にセンターからテールにパワー(荷重)が伝わるようになります。(両足均等に乗ってもテールに荷重が伝わるということ)
あらゆるコンディションのターンにおいて、ターン後半に板がズレやすく力が逃げやすいですが、PILOT & TRINITYは、テールにパワーが伝わり、最後まで雪面を捉えます。
カービングでは、エッジが抜けにくく、パウダーではしっかりテールを使ったスプレーターン、自然地形を使ったテールスライドやスラッシュはスムーズかつパワフルに行うことができます。
<高い滑走性のシンタードソール>
head snowboardsの中でトップレベルの滑走性であるシンタードソールを使用し、スピーディーなライディングを可能にします。パウダーエリアにおいて、高い滑走性のソールはとても大事な機能の一つです。
<高反発でやや固めのフレックス>
高速安定性、オーリー性の高さが特徴で、荒れたバーンや高速域での安定感、自然地形を使ったオーリーやトリックでの高さと安定性に繋がります。
<PILOTのフリーライディングの特徴>
高いカービング性能、最後までエッジで雪面を捉え続けるボードではなく、高いターン性能、タップ、スライド、スプレーなどの地形に合わせたトリック、そして、高い浮力を活かしたパウダーライディングが特徴です。
それでは、動画と合わせてイメージしてください

「ディレクショナルツインでありながら高いライディング性能とトリック性の高さが特徴のフリーライディングボードです」

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