今期241から注目のファッションブランド、デンハムとのスペシャルコレクションが登場。タウンユースでもカッコよく着こなせる究極ウエアが完成した。

EMOTIONAL COLLABORATION

アウターウエアブランドの241 から注目のファッションブランド、デンハムとのスペシャルコレクションが登場。スノーボーダーのためのこだわりウエアを作り続けている241 が、人気デニムブランドと作り上げた究極の大人カッコイイウエアはいかにして生まれたのか。

雪山からアフタースノーまで大人の “カッコイイ” は止まらない

デンハムは2008年にオランダのアムステルダムで誕生したデニムブランド。イギリス人のデニム職人、ジェイソン・デンハムの作るデニムは細かなところまでとことん追求されている。とくにデンハムブランドの象徴でもある裁ちばさみの刺繍やプリントはひと目見ただけでどこのブランドのものかを言い当てられるほど強烈な存在感を放っている。長い歴史のあるデニムを全く新しいレベルにまで押し上げた功績は大きく、日本でも全国に23店舗展開する人気のブランドだ。そんなデンハムがスノーボードウエアブランドの241とのスペシャルコレクションを発表した。デニムブランドとアウターウエアブランド、どちらもファッションブランドという大きな括りでは同じだが、ふたつを結ぶ接点は実は人と人の繋がりだった。
「モデルでありファッションディレクターの種市 暁さんに241のスタッフの方をご紹介いただいて、そのときに単純にモノとしての協業ではなくその背景にあるカルチャーも含めて共に企画を考えていくことで互いに何か新しいことを表現できるのではないかと思ったんです」そう語るのはデンハムの秋貞朋樹さん。一見交わらなさそうな2つのブランドが一緒にモノづくりをすることで、スノーボードアウターウエアの可能性を大きく広げることになった。
今回のプロダクトでテーマにしたのは『お父さんと子供のふたり旅』。親子で雪山を滑り、そして一泊して過ごすというようなライフスタイルをイメージしてモノづくりをスタートさせた。子供を持つ30~40代の大人が本気で好きなことを楽しむということを意識し、スノーボードウエアとして快適で機能性に優れていることはもちろん、行き帰りの車中などアフタースノーの時間からタウンユースにおいてもカッコよく着こなせる工夫が随所に散りばめられている。
とくにこだわったポイントが着丈だという。タウンユースで着ることを想定すると通常のスノーボードウエアの着丈よりも短い方がベストだった。
「雪山ではウエア内への雪の侵入を防ぐためにある程度の丈の長さが必要なんですが、普段着とのバランスが合わないので通常の241のジャケットよりも着丈を短くデザインしました」ジャケットの着丈の長さを考慮して、パンツはすでに241のラインナップにあったビブをチョイスすることでウエア内へ雪が侵入する問題も解決した。もちろんビブパンツにもデンハムらしいデザイン要素を加えた。雪山での機能性や動きやすさは241が、そして普段着でも着こなせるファッション的要素や機能性をデンハムがプラス。
その結果、雪山からタウンまで着用できるGORETEXの2レイヤースノーウエアをはじめ、よりファッション的要素をプラスしたミッドレイヤー、フェイスマスク、ハットというコレクションが誕生した。オンスノー以外にもタウンで自転車に乗る場面や、初秋やゴールデンウイークのキャンプ、釣りなどの様々なアウトドアシーンで使えるプロダクトが完成したのだ。
241といえばプロスノーボーダーでありDIY の達人でもある、マイク・バシッチはブランドにとっても大きな存在だ。彼は自らの手で家をゼロから作り、チェアリフトを作って自分専用の小さなスノーリゾートも作った。そしてトラックを改造してドリームチェイサーと呼ぶ移動する家まで作ってしまう凄い男だ。デンハムスタッフたちもマイク・バシッチのライフスタイルに惹かれたという。「考えていることを実際に行動に移すスケールの大きな人だなって思いましたね。誰もやってこなかったことをいちばん最初にやっていく先駆者的な生き方にすごく魅力を感じました」
ジェイソン・デンハムもすでに存在していたデニムをリデザインして、縫込みの製法や独特なパターンでデニム業界に旋風を巻き起こした人だ。楽しいことや面白そうなことを自分の手で実現していくマイク・バシッチと、新しい試みにチャレンジし続けデニムを進化させたジェイソン・デンハム。ふたりの遊び心とクリエイティビティをこのプロダクトから感じ取ってもらいたい。

ULTIMATE STYLE

FOR LIFELONG SNOW WEAR

241-GTX
FLIGHT JKT
COLOR: BLACK, KANGAROO
SIZE: M, L, XL
PRICE: ¥88,000

デンハム創業からの言葉「細部に見出される真実」にをベースに、ブランドの想いをプラスした英文メッセージがプリントされている
ミリタリーワークテイストのデザインを取り入れた特徴的なフロントポケット
襟元には象徴的なオリジナルデザインの裁ちばさみがさりげなく入れられている
ブラックトーンでラバープリントされた241ロゴとデンハムオリジナルデザイン

 

241-GTX
EXPLORER BIB PNT
COLOR: BLACK, CHARCOAL GRAY
SIZE: M, L, XL
PRICE: ¥77,000

左ポケット内にあるコードを引っ張るとパンツの裾の長さを調整することができる
裾口のコードを絞ればアフタースノーで別の靴を履いた時も裾を引きずる心配はない
ビブパンツの後ろポケットにつけられた裁ちばさみマークもワンポイントに


241-INSULATED CREW
COLOR: BLACK
SIZE: M, L, XL
PRICE: ¥36,300


241-FISHERMAN WOOL KNIT
COLOR: BLACK
SIZE: M, L, XL
PRICE: ¥38,500


241-POCKETABLE FACE MASK
COLOR: BLACK
SIZE: FREE
PRICE: ¥7,700

241-GORE-TEX HAT
COLOR: BLACK
SIZE: FREE
PRICE: ¥7,920

完成したウエアを実際に着用し長野のゲレンデでスノーボードを楽しんだ種市 暁さん

「機能性を失わない程度に着丈を短くしているので街でも使いやすく、雪山と街どちらでも使えるというのがポイントですね。カラーパレットも面白くて、カンガルーカラーのジャケットや、ビブパンツのチャコールグレーはコンクリートのような色味がシティ感を感じられる大人のスノーボーダー向けという印象です。またデンハムのコンセプトをグラフィックにさりげなく忍ばせているところも斬新で気に入っていますね。フェイスマスクも口が開いたりと使いやすさを感じています」 ⸻ 種市 暁

ミッドレイヤーにはINSULATED CREW をコーディネート
上下ブラックのウエアをコーディネートしたデンハムスタッフと合流し、どこを滑るか作戦会議
パウダーをハントしながら1 日中ライディングに夢中になった
この日は息子と親子スノーボーディングを楽しんだデンハムの秋貞さん


<問い合わせ>

デンハム・ジャパン(DENHAM JAPAN)
TEL:03-3496-1086 www.denhamjapan.jp
Instagram account:@denhamjapan @denham_japan_by_aki_negishi