ファーストレイヤーについて

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まず、この質問に答えるにあたり、ファーストレイヤーは基本的にアウターウェアーの性能(対水圧・透湿性)を100%引き出す物と言う事と、発汗性・保温力があることをご理解ください。

ファーストレイヤーもくくり的にはTシャツになるのですが、素材が大きく違います。
ファーストレイヤーと呼ばれる物は、発汗性・保温力のある素材を使用しています。

それに対し一般的なTシャツと呼ばれる物は綿100%の素材が比較的多く使用されています。(お話の中で今回は綿100%と仮定します)綿100%のTシャツは汗を吸い込みやすく発汗作用が弱いため、冬山では汗のしみこんだTシャツが体温を低下させます。体温が下がれば疲れやすくなり、(夏のプールから上がった状態です)疲れがたまれば怪我もしやすくなります。快適にスノーボードをする上では、ファーストレイヤーは必要不可欠な物になるのです。
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かっこいいデザインが無いわけではありません。ここで考えられるTシャツとはプリントTシャツを指すと思いますが、一般的によく使われるシルクプリントはファーストレイヤーが持つ発汗性を妨げます。
(シルクプリントによって汗が抜けるところに壁を作るわけですから…)

プリントの技法・大きさによっても多少の打開策はありますが、ベースカラー・ピスネーム等デザインがないわけではありません。あくまでもファーストレイヤー(下着)ということを忘れずにしていただき、汚れが目立ちにくいベースカラーを使用し、機能性を重視して制作されておりますので、シンプルなデザインが多いことをご理解ください。
(シルクプリントの大きなプリント物は、ファーストレイヤーと言っても名前だけの物になってしまう為)

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各素材メーカーによって呼び方が異なります。これは商標と言う物が存在しており同じ名前は付けられないのです。
(例:ウォークマンはSony社の商標で、パナソニック社はこの名前を使用できません)
ただ、性能につきましては各メーカー多少の違いはありますが、発汗性・保温力のある素材を使用してファーストレイヤーを開発してお
りますので、各メーカーの特徴(発汗性が優れている物・保温力が優れている物)をセレクトしてください。
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icon-2 firstlayer-sample3どちらがいいと言うことは価格のこともありますので一概にはいえません。しかし各スノーボードウェアーメーカーから出されているファーストレイヤーはスノーボードの動きを考えサイズスペックを出して制作しておりますので、山用のファーストレイヤーに比べスノーボーダーのために開発されている商品と言うことは事実です。
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icon-2 サイズが大きいからと行って性能が著しく低下することはありません。これは、ミドルレイヤー・アウターウェアーとのバランスもありますので、ミドルレイヤー・アウターウェアーにあわせてサイズを選んでください。バランスが悪いとインナーがモタモタしたり、ちんちくりんで気持ち悪かったりして不快感につながります。
自分のベストサイズをバランスよくセレクトして快適にスノーボーディングしてください。

 

 

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先にもお話ししたとおり、ファーストレイヤーには保温力があり発汗性のある素材が使われております。しっかりとしたレイヤリング(ファーストレイヤー+ミドルレイヤー+アウターウェアー)で快適にライディングしてください。 しっかりとしたレイヤリングをすれば、零下30度の世界でも快適に過ごせます。
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レイヤリングとは一言で言えば重ね着です。気温によって組み合わせるのですが、ファーストレイヤー(発汗・保温作用)+ミドルレイヤー(発汗・保温作用)+アウターウェアー(耐水・撥水・透湿作用)を組み合わせるのが一般的です。冬山で快適にスノーボードをするために動きやすく疲れにくい正しいレイヤリングをお勧めいたします。
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icon-2 まず、アウターウェアーを着ることを一番にお勧めいたします。ただ、アウターウェアーを着ても寒い場合は、ファーストレイヤーをもっと厚手の物に変えるか、ミドルフリース(ウィンドストッパーフリースもこれに当たりますが)を重ね着して2枚にすると快適になると思います。

極寒の場合
例:ファーストレイヤー+マイクロフリース+ウィンドストッパーフリース+アウターウェアー
(左から順に)

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layer-sample3.gif寒がりの人は、アウターウェアーを選ぶ際に、中綿(シンサレート等化学繊維等)入りのパンツを選ぶことをお勧めします。ただし、下半身用のフリースもありますのでお試しいただくか、一番冷え込みを感じるのは足元ですので、保温力のあるスノーボード用ソックスを履くことをお勧めします。

 

 

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保温と速乾性・発汗作用のある生地が使用されていることが多く、主に体温を一定に保つ作用が効果があります。汗をかいてTシャツ等が濡れていると、体温が低下します。体温が低下することは筋肉を硬直させ怪我につながりかねません。
体温を一定に保つことは、快適なライディングをするために必要不可欠なのです。
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各社の素材について効果が多少ことなりますが、同じファーストレイヤーということは違いがありません。
例えるならば、トヨタと日産の車を比べているような物です。
それぞれの特徴はありますが、ジャンルは同じ車と言うくくりになりますので、用途に合わせてお好みで選んでいただければいいと思います。
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icon-2 特に特別な手入れの方法はありません。各商品についている洗濯ラベルを参考にしてください。

 

 

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icon-2 保温・速乾性・発汗と言う効果が得られます。体温を一定に保ち、筋肉の硬直を防止することは、怪我防止にもつながります。
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icon-2 通常の靴下は、踵が90度にされておりません。従来人間の踵は90度に保たれております。そのため踵部分を90度に保っております。これが人間工学に基づいたソックスです。
また、人間は足首からふくらはぎの部分にかけて太くなっていると思います。それを基に、靴下が足首からふくらはぎにかけて、太くなっていっているのが人間工学に基づいたソックスです。(通常のソックスは太さが一定になっている物が多いです)
人間工学とは元々の人間の作りに合わせてと理解していただけると幸いです。
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icon-2 ウインドストッパーフリースは、フリース生地の裏に風を通さず蒸気を通す特殊なフィルムが張ってあります。(3レイヤー構造)フィルム効果により風を通さない(ウインドストッパー)効果があります。
マイクロフリースは通常のフリースに比べてマイクロ(細かい)フリースのことです。

 

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