このままでは終われない!オリンピックへの熱い想い / 芳家 里菜

まだ記憶に新しい、2022年北京オリンピック。
スノーボード「スロープスタイル」・「ビッグエア」2種目の切符を獲得した芳家 里菜。
小柄で控えめな雰囲気からは想像もできないアグレッシブなライディングで周りを圧倒させる
彼女が歩んだ
オリンピックへの道のりと心に秘めた熱い闘志とは。

Q1:芳家さんは現在23歳とのことですが、何歳からスノーボードを始めたんですか? 始めたきっかけなどあれば教えてください。

芳家:8歳の時です。父がスノーボードをやりたいと言ったので家族で行ったのがきっかけで、そこから姉妹でスノーボードを続けています。

Q2:現在はお二人ともheadライダーとして活躍されていますが、姉妹でスノーボードをしていて楽しかったエピソードなどあれば教えてください。

芳家:いつも一緒に滑れて、練習中などは教えあったり切磋琢磨し合って、お互い大好きなスノーボードについて話せるのはとても楽しい時間です。今回出場を決めたオリンピックへの道のりも、姉と共に頑張りました。

 

Q3:今回北京オリンピックでスロープスタイル・ビッグエア2種目の出場キップを手に入れていますが、どのタイミングでオリンピックに出たいと意識し始めたのでしょうか?

芳家:スノーボードを初めて少したった時には、オリンピックに出たいと言っていました。ですが、本当に叶うとは思っていなかったので現実的にオリンピックに行けるんじゃないかと意識し始めたのはここ3.4年です。

 

Q4:オリンピックを真剣に目指すようになると、練習内容も変わってくると思いますが、特に意識したことなどありますか?
また、オリンピックに合わせて、サイズの大きいアイテムに入る練習が必要になるかと思いますが恐怖心などはなかったでしょうか?

芳家:技の完成度を上げるために今まで以上に1本1本の練習を丁寧に集中してやるように心掛けました。少しのミスでも大会の点数に響くので、毎回同じ形で完璧に決めれるようにするのを特に意識していました。
私は昔からとても怖がりなのでサイズが大きくなるにつれとても恐怖心があります。ですが、決めれた時の嬉しさなどを考えいつも乗り越えています。

Q5:やはりミスを減らし完成度を上げることが大切になってくるんですね。オリンピックでこの技をやりたい!と決めていた技やルーティンはありますか?

芳家:技とかではなかったんですが、スロープスタイルの方でみんなと違ったコース取りで入りたいとは思っていました。

Q6:実際オリンピック出場が決まった時の気持ち、
実際にオリンピックに行ってみて会場の雰囲気はいかがでしたか?

芳家:とても嬉しかったです。まさか自分が行けるなんて思っていなかったので、ようやく現地に行って実感が湧きました。
会場の雰囲気はやはりいつもとは違って緊張感がありましたし、コースを早く見てみたかったです。

Q7:北京オリンピックはほとんどが人工雪で、バーンが非常に硬く大変だったと思います。実際にコースを滑走してみていかがでしたでしょうか?

 

芳家:確かにバーンの硬さはあったんですが、それ以上にアイテムの大きさに圧倒されました。
滑走してても怖さは抜けず、必死でした。

Q8:今回のオリンピックでは恐怖心が残ってしまったかもしれませんが、またオリンピックに出場したいという気持ちはありますか?

芳家:あります。このままでは終われない。
という気持ちが強いので全力で次のオリンピックも狙おうと思ってます。

Q9:次のオリンピックに向けての課題はありますか?

芳家:まだまだ沢山やらなければいけない事があります。今はフィジカルの強化を1番頑張りたいと思います。

Q10:最後に、オリンピックへ向けての意気込みをお願いします。

次のオリンピックは、スタートをして、自分のやりたい事を全力で出来るように頑張ります。オリンピックが終わった時には笑顔で終われるようにしたいです。
これからも応募よろしくお願いします!

 

 

 

【Profile】
芳家里菜/1999年4月9日生まれ
■身長/149cm ■スタンス/グーフィー
■アングル/前 18度、後ろ 0度
■スノーボード歴/ 15年
■ホームマウンテン/鷲ヶ岳スキー場
■使用アイテム/
ボード: ARCHITECT
ビンディング:NX SIX
■Instagram/ @rinayoshika