【子供 スノボ Q&A】 知っててよかったスノーボードのナニナゼ

「こどものスノボQ&A」~知っててよかったスノーボードのナニナゼ~

大人用のスノーボードの情報はインターネットや雑誌などでゲット出来る。しかし子供用のスノーボードの情報はかなり少ない。そのため世のお父さんやお母さんは子供用のスノーボードのギモンがいっぱい。さらにスノーボードが大好きな子供たちも色々知らないことがあるみたい。
いまさら聞けないスノーボードの素朴な疑問は意外と人に聞きづらいもの。子供用のスノーボードギアの話や中学生が気になるスノーボードに関する質問をSBNが回答する。

 

『小学校1年生の男の子を持つお母さんからの質問』

 

Q:レンタルとお店で売ってるボードやブーツってそんなに違うの?

子供スノーボード

レンタル用だからと言って必ずしも劣悪なモノとは限りません。バートンのLTRのような、レンタル専用に作られたスノーボード、ブーツ、バインディングはスノーボードを始めるキッズに最適です。より使いやすく、転びにくく、ターンをしやすい作りになっています。しかし、世の中には長年使用され続けているレンタルギアなどもあり、上達をサポートするとは言いがたいレベルのモノもあるので注意が必要です。
 

Q:子供の成長に合わせたスノボのウエアなんてあるの?

子供ウェア

バートンのウェアには、必要に応じて袖や裾の長さを伸ばすことができるRoom-To-Growシステムが備わっています。数シーズン着用できるので、安心です。
 

Q:子供用のスノボセットって何年くらい使えるもの?

子供ブーツ

プロダクトの消耗よりも、子供の成長に合わせるための買い替えの方が早いでしょう。例えばブーツであれば、バートンのRoom-To-Grow採用フットベッドなら、1サイズ分の拡大を可能にします。フットベッドレイヤーを1枚外して、子供の成長に対応しましょう。
 

Q:ウエアの中にはどんなものを着せればいいの?

子供インナー

スノーボードでは汗をかくこともよくあるので、汗を効率的に吸収して、すぐに乾かしてくれる速乾性を備えたベースレイヤーを着させるのが理想的です。優れた速乾性と透湿性を備えつつ、Marvelやアナと雪の女王など楽しい気分になるデザインもオススメです。
 

Q:知り合いから譲ってもらったスノボが子供の身長より10cmほど長いんですが、これってやめたほうが良いですか?

子供スノーボード比較

具体的な身長、体重が分からないのでなんとも言えないですが、子供が自分で操作できないボードは危険なのでやめましょう。
 

Q:車で行くときにスノボの上手な載せ方教えてください

子供スノボケース

大人用のボードケースが販売されているので、子供用のボードセットも大人用のボードケースと一緒に収納することで、車内を傷つけることもないでしょう。
 

Q:何歳からスノボセットって売ってるんですか?

子供スノボブーツミニサイズ

BURTON KIDS’ RIGLET PARKでは、3歳からスノーボード体験ができます。バートンのMini Gromブーツは13.5cmからありますよ。
 

Q:子供の手袋は指のタイプとミトンならどっちがいいですか?

子供スノボミトングローブ

子供が使いやすい方を選んでもらって良いと思いますが、指の自由が効くことを好む子はグローブタイプが良いです。また装着のしやすさで言えばミトンタイプですね。袖口から手を入れやすいモノを選んでもらえば、親も子供もやりやすいです。雪山ではグローブを脱ぎ着する時に中に雪を入れてしまったり、汗をかいたりしやすいので、予備があると重宝します。

 

『小学校3年生の女の子を持つお父さんからの質問』

 

Q:高い板と安い板の値段の違いって何ですか?

子供スノボ説明

軽さと反発力、ソールの滑走性能などが違います。値段が高いモデルでも子供に最適では無いモノもあるので、ショップスタッフと相談してもらって使いやすいボードを選びましょう。
 

Q:ヘルメットは買おうと思いますが、プロテクターはどこまで必要ですか?

子供スノボプロテクター

少なくてもヘルメットは重要だと思います。次に重要だと考えるのはお尻用です。転んだ時はもちろんですが、バインディングの装着時などに雪の上にお尻をつくことが多いので、快適です。
 

Q:スノボセットは高いので全部は買い揃えられないんですが、買うならどの順番で買えばいいですか?

子供スノボアフタースクール

バートンLTRのようなレンタルがあって、レンタルをしながら徐々に揃えていく、と仮定すると…。快適で気に入ったアウターウェアがまず必要で、次にブーツです。バートンのAfter School Specialのようなスノーボードとバインディングのセットはお得でオススメです。
 

Q:古いスノボを知り合いから譲ってもらいましたが大丈夫ですか?

子供スノボWAX

しっかりと手入れをされているものであれば大丈夫だと思いますが、数年ほったらかされていたり、メンテナンスされていないと滑走面が滑れない状態になっていることも考えられます。気になるようであれば近くのスノーボードショップでメンテナンスしてもらった方が安全です。またバインディングパーツなど消耗品は、経過年数に気をつけてください。
 

Q:ゴーグルは雪が目に入らなければ良いなら安いのでも問題ないですか?

子供スノボゴーグル

曇らないこと、顔にフィットすることを考えると、ある程度しっかりしたゴーグルが選択肢になります。楽しい思い出をクリアなものにするため、信頼できるゴーグルを選びましょう。

 

『小学校5年生の男の子からの質問』

 

Q:ヘルメットってかぶらないといけないんですか?

子供スノボヘルメット

ゲレンデではヘルメットをかぶらなければいけない決まりはありません。しかし学校で勉強したことや、友達との楽しい思い出がたくさん詰まっている大事な頭を守るために、ショーン・ホワイトのようにクールにヘルメットをかぶることをオススメします。
 

Q:身長が130cmなんですが、何センチの板を選べばいいですか?

子供スノボ身長130cm

オススメは110cm前後ですが、実際には体重も重要です。ちなみに110cmのボードであれば24kgから35kgが適している体重です。
 

Q:スノボ初心者ですがいきなり板を買うのは生意気ですか?

子供スノボ色々

生意気だなんて言う人はいないと思いますし、いたとしたら大いにその人が間違っています。初心者だからこそ自分にあった板やブーツ、バインディングで始めることで上達も早くなります。しかも気に入ったスノーボードを部屋においておくと、毎日が楽しくなります。
 

Q:板の堅いとかやわらないとか意味が分かりません。何が違うの?

子供スノボフレックス

ボードの硬さには「ターンの時に感じるもの」と、「オーリー動作の時に感じるもの」と2種類あります。一般的には柔らかい板の方が操作はしやすいです。硬い板は足の力が必要になりますが、硬いとより反発する力が強くなるので、しっかりとエッジを効かせたり、高くジャンプすることができます。
 

Q:スノボのストラップって付けたほうがいいですか?

子供スノボストラップ

おそらく足と板を繋ぐリーシュコードのことだと思いますが、周りの人に迷惑をかけないよう、自分の大事なボードが流れていかないように、しっかりと装着しましょう。またリーシュコードを引っ張って歩くのはみっともないのでやめましょう。
 

Q:ビーニーってかぶらないといけないんですか?

子供スノボビーニー

かぶらなくても構いませんが、ヘルメットを被っていないと滑走時の転倒で頭部を雪面に打ち付けた時に少しはクッションになるのでかぶった方が良いです。しかも山の上は思っている以上に寒いです。スピードを出すと、耳が寒くてちぎれそうになるので、お気に入りのビーニーでカバーしましょう。
 

Q:スノボの板って折れることってあるの?

子供スノボ木

スノーボードの中身は木で出来ているので、物理的に折れるということは考えられます。しかしバートンでは実際にボードがどれぐらいの力で折れてしまうかをテストをしています。その実験結果と実績があるので、普通に滑っている時に折れるということは考えられません。
 

Q:バインディングってどうやって板につければいいんですか?

子供スノボバインディング

板とバインディングを固定するには複数のビスを使用します。バインディングの角度や取り付け位置などは、最初は購入したスノーボードショップでやってもらうのが一番です。滑っていく中で、バインディングの角度や位置などを少しずつ調整して自分のいちばん滑りやすいポジションを見つけましょう。バートンであればThe Channel、3Dシステムがあり、さらに調整の幅も広く、調整しやすいのでオススメです。
 

Q:レギュラーとかグーフィーとかってどうやって決めるんですか?

子供スノボレギュラーグーフィー

自分の軸足は分かりますか。軸足はサッカーなどで支点となる方の足です。例えば右足でボールを蹴るのが自然な人は左足が軸足となります。スノーボードにおいて前足を軸足として操作するのが一般的なので、軸足が左足の人は左足を前にするレギュラーで問題ないかと思います。ただ例外もあるので、実際滑ってみて逆の方が滑りやすいというのであれば、滑りやすい方を前にしてください。

 

『中学校2年生の女の子からの質問』

 

Q:板を選ぶ時の長さの目安が分からない。どのくらいの長さを買えばいいの?

中2ボード

身長マイナス15~20cmや顎のあたり、など目安はありますが、重要なのは体重です。基準になるボードが決まったら、そのボードごとに特性があるので、適したボードを選びましょう。
 

Q:ワックスがけは面倒だけど毎回やらないといけないの?

ワックスチューニング

毎回ワックスをかける必要はないですが、滑る間隔が開くと滑走面が滑らなくなったり、乾いて白くケバだってきたり、汚れが目立ってしまいます。そうなると板が走らなくなり、転倒の原因やストレスになります。形状や臭いなど色々なバリエーションのワックスもあります。
 

Q:スキーとスノボのウエアやグローブって何か違いはあるの?

女の子グルーブ

スノーボードの方が手をついたりする機会や、ボードを掴んだりすることが多いので、対応する作りになっています。ユニークなデザインが多いのも特徴です。
 

Q:キャンバーボードとロッカーボードって何が違うの?

キャンバーロッカー

より正確なコントロールを求めるならキャンバー、自由度が高いのがロッカーです。
 

Q:靴下は分厚いものが良いと言われましたが、2枚重ねて履いてもいいですか?

ユースソックス

靴下を2枚履くとブーツの中でズレてしまい靴ズレの原因になります。1枚でしっかりしたソックスを選びましょう。
 

Q:スノボって寒そう。ウエア着てると本当に寒くないんですか?

ブーツ暖かい理由

ベースレイヤーで汗をコントロールして、ミッドレイヤーで温かさを調節、シェルで外部からの風や雪をシャットアウトします。一番雪面に近いブーツの底にも寒さを防ぐ反射板のようなものを入れています。

 

協力:Burton

Edit by
Atsushi Yamanaka (山中敦史:スノーボード雑誌FREERUNの元編集長)