PSA GS in Dynaland round 8

Pro Tour Round 8 PSG GS in Dynaland は岐阜奥美濃ダイナランドスキー場にて開催!!!

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海外遠征組の吉岡、晃平、神野が今季初参戦、さらにはバンクーバーオリンピック金メダリストのJJアンダーソンがエントリー。

国内外のビックネームが出揃い一段と白熱した争いに期待がかかる。

三寒四温、開催前から春の陽気に包まれていた奥美濃エリアではあったが、低気圧の接近に伴い前日は雨模様。

夜半から湿った雪が降りしきりレースバーンはウエットスノーのパウダーに包まれる。

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ダウンヒルコース全長約750m。

緩斜面の2枚の棚の後、26度の落ち込みを駆け下りる。降雪量もありセット自体はイージーセット、しかしながら前日の雨により大量の水分を含んだ地とその上に降り積もったウエットスノーの為、思うようには攻めさせてはもらえない。

ラインを外せば万事休す、降り止むどころか一層激しく雪がコースの内外に降り注ぎ選手を悩ませる。

女子1本目、城所が1分5秒台、丸山1:04.25、小北1:02.54、そして志鷹が1:01.23のファーステストラップでトップドロー選手を終えると、やや後方から勇上が1:03.16と3番手に割り込み2本目を伺う。

地の利を活かし2番手杉本が58.54。

直後から後藤が58.42とラップを更新。

続々とトップ選手が59秒台を刻む中、好調の小林が58.23と更新、晃平は痛恨のミスでタイムを刻むことなくここで終了、サドンデスの様相をみせる雪面状況は攻めどころをみやまる選手達を無情に陥れる。

その後方からはこちらも絶好調の吉岡が14番手からスタート。

悪条件の中、異次元の滑りで56.83と小林以下を大きく離しリーダーに躍り出る。

27番手より神野がスタート、神野もまた違う速度域で斜面を駆け下りフィニッシュを潜り抜ける。

僅か0.06で吉岡のタイムを躱し堂々のリーダートップへ躍り出た。

さらに後方34番からの出走のJJアンダーソンは何事もないかのように軽やかにフィニッシュ、圧巻の滑りで神野を0.10かわし56.67でトップタイムをマーク。

JJアンダーソン流石の滑りながらも神野、吉岡までのタイム差が0.26と2本目も目が離せない。

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女子2本目。丸山が1:06.46の暫定ラップで後続を待つ。勇上が1:07.11、小北が1:07.15と1本目のアドバンテージを保って順位をキープ。

マテリアルの仕上がりが抜群だという志鷹が1:03.27と小北を大きく引き離し堂々の滑りで優勝。

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女子リザルトは

1 志鷹 あかり

2 小北 聖子

3 勇上 華子

 

男子2本目、トップ16フリップで順にスタート。

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11本目同様まずは1分を切るあたりからが目安のタイムであろうか。

トップ選手が59秒台で熾烈な生き残りをかける中、1本目10番手から戸崎が57.77の好タイムを刻み、続いて河島が58.51で後続の上位陣をフィニッシュで待ち受ける。

今、高橋、杉本、後藤が59秒台をマークして残すは4名、本目4位の小林が57.98と順位をキープ。

続いて吉岡が55.92でゴールを切ると、直後から神野が猛チャージ、ゴール直前5旗門手前で痛恨の転倒でトップ争いから転落。

残るJJアンダーソンは57.98と吉岡に届かず。見事、吉岡の逆転勝ちとなった。

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男子リザルトは

1 吉岡 健太郎

2 JJアンダーソン

3 小林 学

4 戸崎 啓貴

5 河島 広輔

6 杉本 孝次

 

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次戦は最終 GSS presents Sanada Jyuyusji CUP 2015

アサマ2000パークスキー場にて開催。

最終戦も選手の熱い滑りに期待しましょう。

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