Jake Burton Interview

2000年12月にBurton Snowboards創始者であるJake Burtonが来日しました。Jakeのスノーボードにかける熱い思いをRealVideoでお伝えします。

jake01blogo-s2000年12月1日から8日、Burton Snowboards創始者であるJake Burtonが来日しました。
目的は、日本の山でライディングすることと、日本のスノーボーダー達とのライディングを通して
シーンを自分の目で見て体で感じるためでした。Jakeのスノーボードにかける情熱や、
なぜ彼はライディングするのかが今回のこのインタビューより感じ取ることができるでしょう。

 

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Jake、あなたにとってライディングとは?

私は、自分自身をスノーボーダーだと思う。 初めからスノーボーダーだったし。 そしてスノーボーダーが会社を所有していることはBurtonにとって良いことだ。 このスポーツのことを考え、決断を下し、スポーツの中にしっかりと入り込んでいる。 私は初期の頃、スキー協会やスキーのトレードショーなどを見てきたが、 スキー会社の人々は成功を納め、ある程度のお金ができると、スキーから離れ、 ゴルフや他のことを始めるようだ。私はそれを見て沢山のことを学び、 Burtonの成功により私が今まで以上にスノーボードをするようになったことは、 とても自然なことだ。 初期の頃はスノーボード作りやディーラーへのサービスに追われ、 そんなにスノーボードをする時間はなかった。 でも今は素晴らしいマネージャー達が会社を動かしてくれるので、 最低でも1年に100日はライディングに行けるようになった。 私は、常にスノーボードに関わることができ、とても幸せであると同時に、 これはBurtonのビジネスにとっても良いことだと思う。

私は、できる限りライディングをしたいと思う。 それは楽しいからであり、自分の仕事にとっても効果的であるから。 それに、Burton Snowboards全体を見渡すこともでき、業界全体を守る助けにもなるし、 スノーボードの将来を考えるのにも役に立つのだ。 もし、私がライディングを楽しいと感じなかったら、他のことを始めていたであろう。 でも、私はこんなにもスノーボーディングを愛し、それは屋内のザウスであろうと、 どこであろうと構わない。 ライディングは私にとって最も楽しいことなのだ。

 

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スノーボードを作ることになった経緯と、
これからのスノーボードシーン

 

 

私が子供の頃、スナーファーというソリの上に立って遊ぶような、 短いスノーボードの初期型といえるオモチャに出会った。 それはスノーリゾートで使えるようなスポーツというより、裏庭で遊ぶような簡単なモノであったが、 それが楽しくて仕方なかった。スキーはやっていたが、 ずっと憧れていたサーフィンを始めるチャンスがなかった私にとって、 スナーファーはセンセーショナルなモノだった。雪の上でサーフィン気分が味わえる、 この当時$15足らずのオモチャはアメリカで大人気だった。 私は14才の頃、これはいつかスポーツになるであろうと思ったが、カレッジを卒業した22才の時点で、 誰も手をつけておらず、スポーツにもなっていないことに非常に驚き、じゃぁ自分で作ってやろうと会社を始めた。 初めは高い期待を持っていたが、それが形になるにはかなりの時間がかかった。
Burtonは今年24年目であるが、スノーボーディングはさらに良い形になって来ている。 人々は、このスポーツは楽しく、素晴らしい時間を過ごすためのものであることにフォーカスしてきている。 確かにオリンピックの時期はみんなが混乱してしまった。 スノーボーディングの本来の意味を忘れてしまったのだ。 このスポーツを動かしているライダー達は、これをボーナス日のように捉え、 ライダーだけでなくメーカーなど、みんなが全体の状況に混乱した。 しかし今、ライダー達は本来のあるべき姿に戻って来てフリーライディングにフォーカスし、 さらに楽しんでいる。 もちろん大会はこのスポーツの中で大きなパートを占めており、 大会はこのスポーツ、ライダー、プロダクト開発にとって大きな役割を果たすべきである。 しかし、スノーボードの本質とは楽しむためにあるのだ。

 

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Burtonにとって、ライダーが大切なワケ

私達は、Burtonのプロライダー達を尊重する。彼らこそが、このカンパニーを動かしているのだから。クレイグ・ケリーが正式に Burtonのプロライダーになった頃、私は彼に教えてもらったのだ。ライダーはスノーボードカンパニーにとってどのような影響力 を持ち、また持つべきか、そしてライダーがカンパニーの行き先、プロダクト、マーケティングの方向などを定めているというこ とを。私はクレイグからのそのレッスンを今でも忘れはしない。そしてBurtonの仲間として入ってライディングをしているライダ ー達は、会社の方向性を決めるヘルプをし、それを外に発信しなくてはいけないことを理解している。 彼らこそが会社を動かすべきである。私は年間100日以上ライディングするが、彼らは200日以上ライディングしているし、それも かなりハイレベルなライディングしており、誰よりもプロダクトを理解しているのだから。そして、そのようなスノーボードをす るライダー達を見てキッズがまた憧れるのだ。

 

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日本のスノーボーダー達へ

若いライダー達は、このスポーツの大きな部分となってきている。私の子供達もライディングを楽しんでおり、それは非常に素晴らしいことだと思う。日本 はアメリカよりも子供のスノーボーダーが少なく、それはなぜなのか興味深い部分だが、日本の子供達にも、もっとスノーボーディングに親しんでもらいた い。彼らがもっとライディングを始めるようになれば、ワールドクラスの素晴らしいライダー達が生まれてくるであろう。スノーボーディングはかなり体操 的スポーツで、日本人の体型はそれに適しているため、才能があるといえる。フリースタイル・ライディングも同じだ。だから子供達にはもっとスノーボー ドをして欲しい。しかし最も大切なのは、スノーボードもそうだが、基本的にスポーツは誰でも自身がやりたいと感じて始めるものであり、 子供に無理に押し付けてやらせるものではない。だから初めにスキーをしていて、その後子供達が自分の意志でスノーボードを始めたいと思ってくれたら、 それはパーフェクトだ。スノーボーディングとは子供達が自分からやりたいと思って始め、自分達のスポーツとして感じてくれるようなものだから。そして このようなスポーツの本質が失われないよう望む。

今回の来日中に、北海道とザウスでライディングする機会があった。一冬中日本にいないと、日本のスノーボーディングシーンは理解できないとは思うが、 私が感じる限り日本でのシーンはヘルシーである。みんな今までよりパウダーを求めているようだし、そのような方向性を嬉しく感じる。私はみんなにライ ディングを楽しんでもらいたいし、始めたばかりの初心者や子供達を威圧したり、怯えさせるするようなことは起きて欲しくない。日本の文化から言って人 々は丁寧だし、それは日本では起きないと思う。スノーボーディングは最先端を行く革命的スポーツとして見られ、それが成功した理由の1つであり、スキー よりもモダンだが、同時に誰もキズつけたり迷惑をかけてはいけないことをスノ―ボーダー達が理解することが大切である。日本では心配ないと思うが、私 は子供達がパイプで威圧されたりしているのを他の国々で見ると、とても心配になり、それはこのスポーツの行く方向ではないと感じる。このスポーツはラ イダー達が互いにサポートするべきモノなのだ。そしてここ日本ではそれがしっかり行われているようだ。

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ISF / FIS

ISF / FISに関していろいろと聞かれるが、これは難しい状況である。しかし私が強く感じるのは、スノーボードの選手達には、どこの大会、いつの大会、コーチの必要性、何を着る、エクイップメントは何を使うなどを自分で決めるチャンスを与えるべきだと思う。スノーボーディングというスポーツは、彼らの独創性と個性によって築き上げられており、このスポーツのこれからの成長を考えてもその環境は保ってあげなくてはならない。FISが、例えそれがISFや他のどんな団体であろうと、1つの協会が独占して選手の全体のコントロールをしてしまったら、それは恐ろしいことで、これがスキーに見られる部分である。 アルペンスキーの選手など、どんなイベントでもナショナルユニフォームを着用し、ナショナルコーチが付き、それはヘルシーとは思えない。 これがスノーボードに起きたら、大変なことになってしまう。ナショナルユニフォームを着せられ、コーチと上手くいかなければナショナルチームから外されるなど、それはスノーボーディングの姿ではない。いろいろな面から考えても、2つのアソシエーションが存在し、フリーエンタープライズ的環境を持つことの方がヘルシーではないかと思う。X-GameやGravity Gameなどのネットワーク系イベントは素晴らしい。彼らは、US Open、Nippon Open、Olympicsより素晴らしいイベントを開いてくれているし、とてもありがたいことだ。大会への適用はライダーであれ、メーカーであれ、協会であれ、誰でも受けられるべきである。もちろんこれから大会に臨んでいく子供達には明確な道が必要であることは理解している。例えば、大会のランクやレベルなど、混乱させないラインが必要で、それは作っていけると思う。しかし、どの大会に出たい、いつの大会に出たいなど、ライダーに選択の自由は与えるべきであると考える。

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