GIRL’S SIDE/KAREN IWADARE(岩垂かれん)

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Photo: kouzou Ishikawa

ずば抜けた身体能力で、大会での戦術眼を武器に、若くして日本のスノーボードクロス第一人者となる。ストイックにクロスに打ち込んできた彼女がこの冬、大きな転機を迎える。

秘めた夢と闘志。己の道を信じて

時はガールズブーム絶頂期。とある試写会のイベント会場でお母さんの後ろからペコリと挨拶を交わしてくれたひとりの少女。10歳でスノーボードを始め、13歳で全日本ユース部門で優勝、中学3年の15歳でプロ資格を得る。16歳からスノーボードクロス日本代表強化選手として活動の場を広げていく。あれから10年あまり、彼女はこの春に日本体育大学を卒業し、今では誰もが知るスノーボードシーンの中心人物として大きく成長していった。
「小中高大学時代はいつだってスノーボードが中心の生活でした。滑ることはもちろん、旅も、仲間も、そして自分を支えてくれたまわりの大人の人たちも全部が大好きで。雪山を滑走することが気持ち良くって、ずっとスノーボードに夢中です」

 岩垂かれん、彼女はこの10年以上、まったくブレることなく常にスノーボードと真摯に向きあってきた。すべての事柄をプラス面に眼を向けようとするポジティブな姿勢があり、周りの環境にも良い雰囲気をもたらす。そんな彼女にこの春先、大きな気持ちの変化が生まれた。
「6年間在籍していたスノーボードクロス日本代表を辞退しました。オリンピックはとりあえず今は封印です。理由はいろいろあるんですけど、もう一度昔みたいに純粋な気持ちでスノーボードに取り組んでみようと思ってます」
 6年間走り続けた競技生活から一旦フリーな環境に身を置き、自分自身の可能性を高めていきたいと彼女は語る。
「今いちばん興味があることは雪山でのナチュラルなフリーライディングです。道具選びからしっかりと学び本気で極めたいですね。それと旅も続けたい。ニュージーはこの夏で12年連続で訪れました。現地ではヘリボーディングを楽しみ、バンクドスラロームの大会にも参加しました。勝敗にもこだわったのですが、すごく気持ちは晴れ晴れしく久しぶりに大会で楽しいと思えました。秋にはヨーロッパのアルプスへ。年明けにはカナダへ渡り、3月には渡米しアメリカのバンクドスラロームにもトライしようと思ってます。滑り以外にもプロスノーボーダー岩垂かれんとして今何が出来るかを考え、自分が大好きなスノーボードを多くの人に知ってもらい、楽しんでもらうためにも一般誌の露出やテレビ収録、イベント参加なども含めいろいろなことにチャレンジしていくつもりです」

 初めてあった時に照れくさそうに挨拶してくれた少女は、約10年の時を経て、人として、スノーボーダーとして大きく成長し、人を魅了して止まない存在となった。今後の彼女の未来図はある意味白紙状態だ。しかし、彼女の希望に満ちた考え方や行動力によって、その思い描く世界は必ず良い結果としてあらわれていくはずだ。どこまでも高みを目指し続ける岩垂かれん。彼女の新たな夢の舞台が華々しく幕をあけた。

今年の9月にニュージーランドで撮影した1ショット。新たなスノーボードライフでは、ボード1枚を持って世界中を旅するアイコン的なスノーボーダーになりたいと話していた
今年の9月にニュージーランドで撮影した1ショット。新たなスノーボードライフでは、ボード1枚を持って世界中を旅するアイコン的なスノーボーダーになりたいと話していた

★PROFILE
岩垂かれん
1993年12月24日生まれ、東京都出身の22歳。某大手週刊誌も認めた彼女の美貌。カラー6ページで掲載されたグラビアで話題に。愛くるしい笑顔とは裏腹に失敗を恐れず突き進む実はサバサバ系女子。10/1より全てのスポンサーをリセットし、ROXYと新たな契約を結ぶ。「ROXYはライフスタイルブランドでもあるで、今の私がやりたい活動ができる」と新たな決意を胸にスタートをきった。

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