CASHが舞う、特設アイテムでのJIBバトル ELECTRIC ALL FLAT CASH JAM 2016

スタイル全開でELECTRIC CASHを稼げ!

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2月13日土曜日、石打丸山スキー場にて2回目となるELECTRIC主催のJIBイベントALL FLAT CASH JAM 2016(以下、AFCJ)がおこなわれた。イベントのルールは、いたってシンプル。魅せる滑りをしたイケてるライダーに、ELECTRICのチームライダーたちから配られるELECTRIC CASHをより多く稼いだ参加者の勝ち上がるというもの。50と100のCASHをとにかくどれだけ荒稼ぎできるかの勝負だ。

今回の特設アイテムは、まずファーストHITにサイドインダウンレイル、そこから3つのラインが選択可能。ライダーズレフトからトーテムポール、UP to DOWNテーブル、3段レイルの3つのアイテム。そして最終セクションにはストリートテイスト満載のクローズドレイルだ。

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フリーエントリーフリーランチでおこなわれたAFCJ。全国寄り集まったJIBホリック76名が3ヒートに分かれてのジャムセッションで競い合う。今シーズンは記録的な小雪でコース造形に使える雪も限られていたなかで、SNOW CASE DESIGNによって手がけられた特設コースはそんなことを微塵も感じさせない圧巻のレイアウトに。

今回ジャッジを担当したELECTRICライダーは、Teddy Koo、高尾翔馬、戸田真人、小川凌稀、飛田流輝の5人。前日の天気予報は雨だったが、当日はまさかの晴れ模様。春のような雰囲気でセッションが始まった。

多くのライダーが狙いを定めたのが3段VOLTレイル。昨年のイベントでも登場したこのアイテム、難しいアイテムながらボードスライドやトランスファーなどツワモノぞろいの参加者たちはどんどんトリックをメイクしてくる。UP to DOWNテーブルはスピードが重要。ここはガールズやキッズも果敢に攻めていたセクションだった。いちばん左に鎮座していたトーテムポール、なんとこのイベントのために特別にハンドメイドで作られたもの。ここは当て込み、ミラーフリップなどのトリックが飛び出す。最終セクションのクローズドレイルは、フラットレイルとして遊ぶか正面から当て込みの2つのパターンの遊び方が多く見られた。ヤバいトリックをメイクすれば、多くのCASHが手渡されるが、攻めたスラムも評価される。その場の雰囲気を盛り上げているかどうかもCASHを稼ぐ大事なポイントだ。

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予選から白熱したJAMは各ヒートからCASHを稼いだ8名が勝ち上がる。稼ぎ方は参加者それぞれ。1つのアイテムをとにかく当て続ける参加者もいれば、満遍なくアイテムをHITしていく参加者も。とくにトーテムポールはHITが難しいアイテムだけに、ココはCASHを稼ぐ穴場アイテムになっていた。クローズドレイルを狙いに行くとハイクの距離が増える、ここまで狙っていく参加者とここをスルーしてどんどんトライする参加者の2つに分かれた。各セクションの間隔は短く設定され、レイルに乗るスキルの他、板に乗れているのか否かがわかるコースだ。

予選の結果発表で自分のCASHを数える参加者たち、大量の札束をゲットし楽々の予選通過の一方でわずか1枚差で決勝に上がれない参加者もいた。勝ち上がった24名で決勝へ。決勝に行く前にはフリーランチの時間。今年も激ウマのカレーライスが振る舞われた。ちなみにこの大会オールハイクアップ。30mほどの登りのハイクアップの連続はかなりの体力も必要だ。

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決勝になると、トリックのレベル会場のボルテージも跳ね上がる。トーテムポールのリップからDOWNテーブルへのトランスファーをはじめ、トーテムポールでのミラーフリップ、3段レイルでのトランスファーin、450outなどCASHが吹き荒れるトリック連発。CASHが舞い、観客からYEARの声が湧き上がる。トップレベルのジバーたちが勢ぞろいするなか、白熱のJAMセッションを制したのは予選から目立ちに目立ちまくっていた澤田一磨。トーテムポールでのミラーフリップには会場中が度肝を抜かれ、ジャッジのELECTRICライダーたちからも賞賛の嵐。ここでのミラーフリップはベストトリック賞もGET。3段レイルやクローズドレイルでも卓越したスタイルと乗れっぷりをみせ初参戦で見事優勝を果たした。惜しくも敗れてしまったが2位に入ったのは米野舜士。三段レイルでの板さばきは他の参加者を圧倒。270outなど難しいトリックもいとも簡単にメイクしていた。3位に入ったのは玉村 隆。UP to DOWNテーブルでのフロントフリップなど派手なトリックにアグレッシブな動きが光っていた。かっこいいスタイルを持った参加者がしのぎを削り合ったALL FLAT CASH JAM。決勝はかなり見ごたえのあるハイレベルなセッションだった。シンプルなセクションでスタイルとスキルを競うセッションはコンテスト形式ではあるものの、レイル好きが一同に集まるお祭りのようなイベントだ。JIBホリックな人は来年こそ挑戦を。今年悔しい思いをした参加者は来年さらに多くのCASHを稼ぐためにスキルを磨こう。まだ生で見たことがない人はぜひ、来年会場に見に来て欲しい。目の前で繰り広げられるJIBバトルにあなたもアツくなるはずだ。
大会後にライダーと入賞者でおこなわれたPHOTO SESSIONの模様は来シーズンのFREERUN紙面でレポート。彼らが残した渾身の1枚は紙面で掲載予定。来シーズンにはハイライトMOVIEも公開予定なのでそちらもあわせてCHECKしよう!

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ELCTRIC ALLFLATT CASH JAM 2016リザルト

1 澤田一磨 サワダカズマ

2 米野舜士 コメノシュンシ

3 玉村隆 タマムラタカシ

4 富永尚樹 トミナガナオキ

5 遠藤柾志 エンドウマサシ

6 諸岡輝 モロオカアキラ

 

 

パーク造形
SNOWCASE DESIGN
協賛
MIZU
PHOTO
ONOZUKA AKIRA