COREXTREME WINTER GAMES

CSスポーツ 専門局スポーツ・アイ-ESPNと吉本興業が手を組んで昨年スタートした日本だけではなくアジアでは最大のエ クストリーム系総合スポーツイベント”COREXTREME WINTER GAMES”。
Photo & Reported by YOSHIZO

 

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日本最大規模Xスポーツの祭典苗場といえばユーミン? いやいや、もちろんユーミンはいまでも素晴らしい。 だが、21世紀になった今は、プリンスホテルをバックにエクストリームなスノースタイラー達が華麗でスタイリッシュの 超絶トリックを舞っているのである。あー、なんというサイバーパンクな風景だろう(なんちゅうアナクロな表現)。 一昔前まではワールドカップスキーのメッカが、今ではアクロバティックなスキーヤーとスノーボーダーの聖地となっていた。 こんな世界的にもあまり例のない祭典をこのサイトで追体験しておくれ!
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アクションアクティブ系のスポーツの祭典といえばX-games。世界最大のアメリカスポーツ専門CATV “ ESPN ”主催のイベントだ。そのESPNをスカイパーフェクTVおよびCATV経由で観ることができるCSスポーツ専門局スポーツアイ-ESPNと吉本興業が手を組んで昨年スタートした日本最大のスポーツイベントがこの“ COREXTREME WINTER GAMES ”になる。
Winterだけでなく、Summerも昨年夏からお台場で開催されている。日本だけではなくアジアでは最大のエクストリーム系総合スポーツイベントにまで成長した。

ところでアクションアクティブスポーツって?エクストリーム系って?という方もられとと思うので簡単に説明しておこう。

アクションアクティブスポーツはいわゆるスノーボードのように大自然の中で豪快に楽しみながらするスポーツのことをさす。ラフティングやサーフィンがその代表。エクストリーム系とはそのスポーツのぎりぎりのところを常に追求していく冒険野郎たちがやっているスポーツのことをいう。
ヒマラヤにスノーボーディングしにいったりする、いつも死の危険ととなり合わせになりながら自分とそのスポーツの限界に挑戦していくジャンルでもある。これでわかったかな?で、それらの総称を“Xスポーツ”と呼んでいたりするのだ。なんかわかりにくいね。

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3/9 初日はスノークロス
苗場プリンスホテル新館前の第三高速クワッドリフト横の特設コースを使って、スキー、スキーボード、スノーボードの3カテゴリーでコンペティションゲームが行なわれた。エキジビジョンで翌日同じコースを使ってスノースクートとMTB、そして下部の3分の1ほどを利用した周回コースでスノーモービルも開催された。

 

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このスノークロス、なんといっても先に降りた方が勝ち、というシンプルなところが魅力的。そのゲームのシンプルさゆえの豪快さ、駆け引きのすごさが際立っていた。コースはテクニカルというよりもスピード優先のハイスピードコース。だから一瞬のミスが命取りになっていた。ストックと二本の板によってより加速がつくスキーは特にスピードが倍増。側でみる迫力はまさにスキーのF1といえるものだった。

スノーボードでは期待の日本勢、天海洋(K2)、千原裕樹(YONEX)、福島大造らがエントリー。残念ながら千原裕樹は2月に東京ドームで行なわれたX-trailビッグエアでケガをして欠場となり、天海洋はセミファイナルで惜しくも敗退。表彰台にのることはできなかった。日本人ではバートンの石橋一の5位が最高だった。

スキーでは滝沢宏臣が3位表彰台をゲット。日本人がもっとも得意としているスキーボードではなんとサロモンの上野正之が優勝している。6人のファイナリストの内、日本人が4人入っていた。

 

クォーターパイプをやっている横では時間を少しずらして、スノースクート、MTB、スノーモービルのスノークロス競技がエキジビジョンで行なわれていた。いまではあちこちのスキー場でみることができ、体験もできるようになったスノースクート。まるでソリがついた自転車のように滑走できる。そのスノースクートを使ったスノークロスはかなり迫力があって面白かった。こんな本格的なコースでは我々には怖いが、初心者用のコースを作ってやればかなり遊べることは間違いない。

そして、でっかいスパイクピンをタイヤに打ち込んだMTB。雪の上を自転車が走っていること自体日常離れしているが、これもかなりのスピードと迫力があった。スノーモービルはこの手のイベントでは国内初の試みとなる。4台のレース用スノーモービルに乗ったレーサー達がビッグでアクロバティックなエアを連発していた。よくあんな重たいものをコントロールして飛ばすものだ、と心底驚嘆した。dl-mtb

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界最大規模のクォーターパイプが出現
我々SBN取材班は今回のコアゲームスには大いなる目標が一つあった。それはニッポンオープンの時に果たせなかった、自分のHPを持っている超人気スノーボーダー、”キア・ディロン”の直撃インタビューだった。
そして、そのキアが得意とするクォーターに出場するという。キアの超ビッグエアシークエンスとその彼の素顔に迫る絶好のチャンスが到来したわけだ。これを逃すSBNではない(笑)。特捜班のTとKは即座にキアをゲット。ツインベッドのうちの一つをたたみ、広く使っているキアの部屋へ潜入することに成功した。そのインタビューの模様は別にページを設けているのでぜひそこに飛んで見て欲しい。いや~、彼のひとなり、凄さの秘密が垣間見えているよ。

 

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肝心のクォーターパイプの方は昨年のよりひと回り大きくなった世界最大規模のビッグクォーターに成長していた。いやはや、すごいクォーターだ。アプローチに有利なスキーの方ではかなりのビッグエアがプラクティスでは飛び出している。

そして、スノーボードのプラクティスにいよいよキアが登場。
ゆっくりとしたアプローチから信じられない高さのエアが繰り出された。あの反重力のエアはいったいどこからくるパワーなのだろうか。トリプルオーバーの超ビッグエアを連発し、調子の良さをみせてくれていた。
そして、予選。キアは余裕のトップ通過。
日本人では小林じゅんじ、中井孝治、戸谷隼人、土井隼人、福山正和が決勝にヒートアップした。ファイナルではダントツの高さでキアがトップでスーパーファイナルに。

 

そして、我がニューカマー、高校生の中井孝治がキアに継ぐ二位、バートンのニコラス・ミューラーがそれに続いた。

夜も遅い時間に行なわれたスーパーファイナルではキアがやはり頭ひとつ出て優勝。中井孝治は惜しくもベスト2ランの合計で同ポイントながら最高点で一歩及ばず3位に甘んじた。

う~ん、惜しい! 中井孝治のスーパーなアッパーデッキは私のスノーボードの歴史に見事に刻まれた素晴らしいパフォーマンスだった。

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いよいよビッグエア
最終日はやはりビッグエアで締めくくりとなる。スキーの方では世界トップレベルのフリースキーヤーが集結。世界中のイベントの中でこのコアゲームスがスキーでは一番豪華なメンバーが揃っていることになる。スノーボードももちろんビッグなライダー揃いだが、スキーの豪華さに較べるとほんの少し届かない感じがする。ケガで欠場した選手が多いのが原因だが、アメリカX-gamesで活躍中のピーター・ライン、ロブ・キングウエル、トッド・リチャーズなんかの姿がないのが少し寂しい感じが個人的にはした。

 

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そんな私の想いとは関係なく、今年のビッグエアは熱い戦いが繰り広げられた。

高いレベルのエア合戦、といった趣きで、日本人ではフクチャンこと福山正和、植村能成の超スタイリッシュなスロースピンといったい何回転回ってるんだろう、そしてすごい回転にも関わらずピタ着をずっと決めていた絶好調・石川健二が目立っていた。
レディスでただ1人の参加のサロモンの柳沢景子はものすごい高い位置からのロデオを回り過ぎてしまい、顔面から着地。かなりヤバイ感じがしたが無事に立ち上がり、彼女の検討をみんなが称えていた。あれでピタ着したら、かなりの高ポイントが出ていただろう。

ファイナルではニコラス・ミューラー、クイント・ロビンス、そして石川健二がベスト3でスーパーファイナルに進出となったが、スーパーファイナル、スキーボードでジーン・ギャグノン選手の転倒事故で大会が中断し、そこで大会終了となったためその順位がそのままリザルトとなった。

キアはあまりストレートエアは好きではないようで着地が合わず15位。猫のようにくるくる回り、ピタッと着地を決めていた石川健二が妙に印象に残ったビッグエアであった。ほんとうに最後まで健二には飛ばせたかった。

 

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