BURTON RAIL DAYS presented by MINIレポート
先週の土曜日、11/16にBURTON RAIL DAYS presented by MINIが行われた。
BURTON RAIL DAYSは今回で3年目を迎えた。
東京の六本木ヒルズという場所に突如現れたBURTON RAIL DAYSの特設会場には、高さ10m、全長40mの複合アイテムが。この日本最大のストリートスノーボードイベントには本番開始前から多くの人が訪れていた。
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BURTON RAIL DAYSの入り口には大きなバナーとデコレートされたMINI
BURTONキッズリグレットパークにはたくさんの家族とキッズが集まり、大きな歓声と笑い声が溢れ、スノーボードの楽しさを家族全員で味わっていた。
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キッズたちの笑顔がとても印象的だった
当日の会場には様々なスポンサーブースも。
GoProブースでは新商品のGoPro HERO3+の展示や、ミステリーBOXを使ったゲームを行っていたMINIのブース、早割お得DAYチケットを発売していた川場スキー場ブース、可愛い キャラクターが待ち受けていたOtter Boxブース、写真展示やプレゼントが当たるBURTONのブース等の様々なブースがにぎわっていた。
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何気なく会場に訪れた人達も各ブースを回っていた。抽選会では家族連れがたくさん参加していた
そして15:30より公開練習が始まった。それまではリラックスして一般客の通路やブースにいたライダー達が、全員スタートポイントへ。全てのライダーが各ライダーの滑りチェックしていた。
昼間の公開練習という事で、ライダー達のスタートポイントや周りのビルなどもよく見え、こんな場所にこのような大きなアイテムがある事に一瞬戸惑った。
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高さ10mのスタートポイントの奥に見える高層ビル。このアンバランスさがBURTON RAIL DAYSの見所の一つではないだろうか
公開練習中に各自が狙うアイテムのチェック、ルーティーンを調整していたが、残り10分程でヒートアップ。公開練習だけあり、ライダーのエントリーの間隔が狭く、それ故に緊張感もあり、観客からは早くも歓声が上がっていた。
この時点で一般客入り口ゲート前には多くの観客が見やすい場所の確保のために列をなしていた。列の先頭の観客に日本のTVクルーがインタビューを行っていた。
日本人ライダーとして、今回は江口諒と阿部祐麻が参戦。海外のTOPジバー達にどこまで立ち向かう事ができるのか、とても興味があったとともに、実際公開練習中も日本人ライダー達を応援している観客の多さにも気づく。
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公開練習中の江口諒は様々なトリックをアグレッシブにトライ
そして16:30に一般客ゲートが公開され、あっという間にスペースが埋め尽くされた。日が落ちていくととにも17:00よりDJ KENTAROのライブステージが始まった。
圧倒されるテクニックと観客の盛り上がり。そのカットだけを見ればまさかここが六本木ヒルズだとは思えないギャップにやられつつも、ライダー達の登場に よってスノーボードイベントという事に引き戻されつつ、観客のライダー達へのエール、拍手が会場内すべてをのみ込んでいた。
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DJ KENTAROのライブステージ
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全ライダーがステージ上へ。盛り上がりもMAX
コンテストは20分間のジャムセッションを2回行った。そこから4名のファイナリストを選出。第2セッション開始直後の順位はZak Hale, Dylan Thompson, Ian Sams, 阿部祐麻。
日本人ライダーとしてファイナリストに残る期待から、観客の歓声もさらに大きくなり、Scotty VineやMarc Swobodaのバックフリップ等も見られる中、最終的なファイナリストはそのままZak Hale, Dylan Thompson, Ian Sams, 阿部祐麻という結果となった。
その後アメリカ勢3名と日本人1名でのファイナルが開始。1人3本のベストリザルト方式で行われ、最終的に阿部祐麻は1本目の得点がそのまま2位というリザルトをもたらした。
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Rider: Ian Sams. ファイナルでのライディング。Switch50/50。
3位のIan SamsはFS180、Switch50/50 180 アウト
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Rider: 阿部祐麻 決勝でもアグレッシブに攻めていた。2位を勝ち取ったランショット。
2位の阿部祐麻はバックリップ、アーリーウープ・ウォールライド
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Rider:Zak Hale ウイニングランショット。ファーストアイテムのウォールライドからのリップスライド
1位のZak Haleはウォールライドtoリップスライド、アーリーウープウォールライド
Zak Haleはスムーズなライディングと、ファーストアイテムのウォールライドからのリップスライドという高難易度をメイク。そして1本に3トリックをメイクしたのはポイント的にもかなり重要だったのではないだろうか。
表彰式では各TOP4のライダーへのインタビュー、そしてトロフィーと賞金が渡され、シャンパンファイト。観客も会場内、会場外に溢れ、参加したライダー全員に暖かい拍手と声援を最後迄おこなっていたのがとても印象的だった。
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TOP4ライダーのシャンパンファイト
今年で3年目となるBURTON RAIL DAYS presented by MINIはより観客とライダーが一緒にその空間を味わえるようなイベントだったと感じた。
毎年少しずつ進歩を続け、アイテムのレイアウトや会場のレイアウト、進行方法や展示ブース、イベントなど、スノーボードフリークや家族、カップル、様々な 人達が全員楽しめるようなイベントであり、このようなイベントがある意味日本の中心地でもある六本木ヒルズで行われた事は、「BURTONというブランド の存在の大きさとスノーボード業界を盛り上げるための牽引力の高さを示した」のではなかろうか。
またMINIというブランドがサッカー、 フィギア、オリンピックやワールドカップではなく、ストリートスノーボードということに理解を示し、2011年か ら続けてイベントが行われている意味は非常に大きく、今後も引き続き日本でのスノーボードイベントを行ないながら、業界を盛り上げる為の重要な立場であり 続けて欲しい。
BURTON RAIL DAYS presented by MINIトップ3ライダーのランはこちらからご覧になれます。
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