BurtonがDCシューズとStep On®初のライセンス契約を締結

Burton-Licenses-StepOntoDC[1]昨年市場に登場し、大きな話題となり、そして今シーズンもさらにその話題は広がり、多くのユーザーの興味をひきつけているBurtonのStep On®システム。スノーボードをよりシンプル、スピーディ、そして快適なものへと大きく進化させるその優れた機能。リリース後も一気に多数のラインナップへ拡大することなく、慎重にハイエンドモデルをベースに展開、徐々にそのラインナップの幅を広げつつ、さらに進化を続けるStep On®だが、今回そこにビッグニュースが飛び込んできた。「BurtonがDCシューズとStep On®初のライセンス契約を締結」することが決まったという。
DCシューズはアメリカ・カリフォルニア州に本社を置くアクションスポーツブランド。そのDCシューズに対して、BurtonがStep On®システムの使用権を認めることを発表。Burton以外のブーツにStep On®システムが採用されるのはもちろん今回が初めて。そしてStep On®システムを使用したDCシューズのスノーボードブーツは、2020年秋に発売される予定だという。2020年秋ということは翌々シーズンということにはなるが、今後BurtonのStep On®システムの可能性は大きく広がったということになる。

「6年以上前、Burtonは従来のストラップとバックルを必要とせずに、簡単に脱着できる快適さと性能を重視したスノーボードブーツとバインディングシステムを設計するため、集中的な研究開発に着手しました。今冬、Step On®は2シーズン目を迎え、需要を強く感じています。次章として、この画期的なシステムを業界の他のブランドでも利用できるようにすることは、スノーボードがスポーツとして成長することを促進するでしょう。最終的には、BurtonのStep On®がブランドに関係なく、ノンストラップバインディング&ブーツのスタンダードプラットフォームになることを望んでいます。DCシューズがStep On®システムを使用する最初のブランドとなり、彼らのブーツを好んでいるスノーボーダーがStep On®の便利さと性能の恩恵を受けることを本当に嬉しく思います」とBurtonのプロダクト・シニア・バイス・プレジデントであるクリス・カニンガムはコメントしているという。
DCシューズのStep On®ブーツは男性用と女性用の両方で開発されおり、2020年秋に発売予定。アッパーデザイン、素材、クロージャーシステム、フィットはそのままに、トウの両サイドとヒールにある計3つのコネクションポイントを使用したBurton独自のインターフェイスを使用。これによりBurtonの全てのStep On®バインディングとシームレスな互換性が確保され。ユーザーは自分が好むブーツとバインディングの組み合わせにさらなる選択肢を得ることになる。

DCシューズのグローバル・スノーボード・マーケティング・ディレクターであるボビー・ミークスは、次のように述べている。「我々のブランドは、現状に挑戦することを基盤としており、Burtonと提携して革新的なプロダクトを生み出すのは当然のことです。Step On®は、スノーボーダーの様々なライディング体験をより良くするシステムであり、Burton以外からStep On®ブーツを発売できる最初のブランドになることを誇りに思います。準備に時間が掛からないということは最高ですね」

今回の展開を機にさらにBurtonは今後も他のブランドと提携することも十分に考えられる。我々もゲレンデでStep On®システムを使っていると、よく周りの人に「どうですか?」と声をかけられる。リフトを降りたら、アッという間にスタートできるこのStep On®システムの注目度は、今後さらにアップしていくだろう。