16.17 PSA ASIA Topic vol.21!!!

PSA ASIA Snowboard Pro Tour round 7

Giant Slalom

2017年2月4日 PSA ASIA プロツアー第7戦

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PSA ASIA ツアーALの第2戦は今季で4回目を迎える中部地区協会様主催、よませ温泉スキー場での開催、”8th CSBA on SNOWFESTA、GSの開幕。

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大会3日前帰国の途に就いた川口は前日夕刻、日本に降り立った。開幕初戦は遠征で不在であった川口がエントリーリストに名を連ねる。ほかの選手にとって、むしろ若手には世界との距離を伺う上で目安を計る楽しみなレースとなった。
当日朝の気温はー7℃とバーンも程よく締まりバーンコンディションは抜群。日中にグッと気温が上がる予報がどの時間帯にレースに影響を及ぼすかも興味深いところ。コーススペックは標高差250m全長800mのビックベア。最大の難所はリフト線下をくぐりながら右へと折れ落ちてゆく落ち込み前後の処理が選手の度量を露呈する。
今季より本格的に活動を開始した「C UNISON」の代表、長岡氏が昨年同様、この難コースのセットを務める。選手以前にセットの難しいコースではあるが、スタートからのやや長めのインターバルのオープンセットから落とし込みに向かいながらややふり幅が抑えられ右への最高速でスルーするバナナを抜けながらヒールで処理をする直後のトゥサイドが左に垂れの始まる絶妙な配置。すぐさま3Dに面のむかった上り気味のヒールのバナナのかわし方を仕損ずれば大きくタイムに影響を及ぼすことになろう。ゴールまでの3枚の棚は緩急織り交ぜたふり幅のレイアウト。ジワジワと体力を蝕まれながらも冷静にコースの攻略ができるのか。フィニッシュラインを切るまで気の抜けない絶妙なセットである。定刻となりインスペクション開始、選手各々、思案を巡らし技量を天秤にかけながらコースへとなだれ込んでゆく。

女子1本目のスタート
まずはドローで1番くじを引いた勇上からのスタート、きれいなバーンを有利にしっかりと攻略をして70.710とまとめ、続く前戦3位表彰台の椎葉がすぐさま70.120とわずかに上回りフィニッシュで後続を伺う。そのころスタートを切った三木(トゥゲザーアライブ)、前戦のスーパーファイナルでの勝を取れなかったことが更にモチベーションを上げているとのこと。1本目から気持ちを込めたアタックで椎葉らを突き放し65.570と早くも一人旅の様相をみせる。前回の惨敗で悔しい思いをした志鷹(OGASAKA)が三木のタイムを耳にした後のタイミングでスタートを切る。続いて丸山(AMICSS-キスイ)もコースイン。志鷹のチャージは三木には届かず67.780、それでも椎葉をしっかりとらえ2番手につける。丸山は71秒台と椎葉、勇上のすぐ後ろにぴったりとつけ表彰台争いに睨みを効かせる。

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男子1本目
前戦では1本目4番手からの陥落ではあったのが悔やまれる澤井(F2/Monst)からのスタートで基準を計る。まだバーンの荒れは少なくそつなくこなし66秒台でフィニッシュ。2番手からはこちらも前回入賞圏内まであと一歩であった杉本(SG Snowboa)が、バーンの痛みがあらわれる前に出走順の利を生かし63.950と一気に敷居を上げた。少しあと5番手からは旅の疲れも残るはずの川口(OGASAKA)がスタートを切り久々の日本の雪を吟味しながらゲートを処理していく。本場帰りの気になるタイムは60.980と一気にリーダーボードを塗り替えた。次の若林(OGASAKA)65秒台、後藤(VOLKL)が64秒台のタイムで4番手が入れ替わる。ここで前回初優勝を遂げた河島(UP-Z)が7番手から川口のタイムに挑むが本人的にも攻めきれなかったとはいうもの2番手の62.360と好調さをみせにつけ連勝を狙う。その後、タイムが伸び悩む中、13番手から成田(AMICSS)が落ち着いてコースを攻略し63.870で3番手に割り込み上位2人を窺う。

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2本目のセットは定石であれば誰もが1本目よりもふり幅をもたせたテクニカルなセットを予測していたはずだが、
長岡氏は意表を突くストレート気味なスピードセットを用意していた。スタート直後、5旗門目までは1本目よりもわずかにワイドにふり幅を持たせたがその直後よりビックベアの飛び込みに向け絞り込まれたセットはギアを1速上げるがごとく吸い込まれるようにスピードを載せていくことになる。1本目とは逆のヒールサイドで落ち込みを処理すると一つ先のヒールサイドの旗門が間口を開らけてコース後半のストレートセットに招き入れる。右に緩やかに曲がる2枚目の棚の右ターン前後の繋ぎをうまく処理してフィニッシュまでスピードをのせていきたい。晴天に恵まれ高く上がった太陽が南向きのビックベアコースを照らす。1本目ではさほど大きく影響を及ぼさなかったが2本目のこの時間帯になると気温も上がり一気にバーンが緩んでくる。前戦と同じくスーパーファイナル3本目も踏まえてのインスペクションが開始、雪質と状況の変化を予測しながらコースチェックをおこなってゆく。

女子のトップオーダー4勇上、3椎葉、2志鷹、1三木
男子は6若林、5後藤、4杉本、3成田、2河島、1川口

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女子2本目スタート、1番手城所(GSS)が69秒台とやはり1本目よりストレートnのセットでタイムが上がる。吉井(GSS-BP)が68秒の後、丸山は66.530と上位陣にプレッシャーをかけると直後の勇上はミスを犯し圏外へ消える。続く椎葉もわずかに失速、丸山に順位を明け渡し丸山の表彰台が確定。2番手に甘んじては居られない志鷹が64.970と丸山を引き離す。アドバンテージを持つ三木は順位を気にすることなく圧倒的な滑りで62.630と更に志鷹を引き離し前戦初優勝からの連勝で疑うことのない速さを十分に魅せつけた。

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優勝 三木 つばき (トゥゲザーアライブ)

2位 志鷹 あかり (OGASAKA)

3位 丸山 美樹 (AMICSS-キスイ)

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男子は雪の条件を有利に引き出し3番出走小嶋(ナノテックジャパン)59.490のスーパーラップで一気にリーダータイムを引き上げると後続はこれに敵わずみるみると順位を落としてゆく。バーン状況も刻々と変化、痛みの激しくなったコースに後続は軒並み63秒を挟むあたりのタイムで順位をキープできない。漸く10番手から戸田が会心の滑りでリーダーに躍り出ると、12番手1本目5位の後藤が61.290で戸田を躱しトップに。杉本は63秒台で戸田に届かず順位を下げる。13番手からは3位の成田が落ち着いてコースを攻略し61.500ながら後藤を躱しリーダーに。残すは前戦で優勝した河島が猛アタックするも荒れのきつくなったコースに阻まれ62秒台ではあったが僅かに成田を躱しトップに躍り出た。既に1本目でアドバンテージを保ち一人旅の川口がスタートを切っていたが、一人、他とは違う軽やかな滑りで斜面を下っていく。幾度かコースに捕まり小さなミスをリカバリーしながらフィニッシュに現れた。ゴールした川口、60.360。合計タイムで2位河島以下を大きく引き離し余裕の勝利。自身、あまり良い滑りではなかったか、電光掲示で順位を確認すると安堵の喜びの声をあげた。

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優勝 川口 晃平 (パンダスタジオ)

2位 河島 広輔 (UP-Z)

3位 成田 智計 (AMICSS)

4位 後藤 友樹 (VOLKL)

5位 戸田 大也

6位 杉本 孝次 (SG Snowboa)

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女子は前戦初優勝の三木が早くも2勝目、男子、河島の2勝目は遠征から帰った川口が阻止をして3年ぶりの優勝、久々の嬉しい勝ち星を14勝と伸ばした。

スーパーファイナル
女子は志鷹が僅差で三木を抑え優勝。男子は成田の追撃も遠く及ばずこちらも川口の圧勝であった。

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レース終了後には昨年に引き続き ”プロと滑ろう!!”(キッズ対象イベント)が行われました。

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レース終了後~表彰式までの合間に、今回優勝の川口選手や志鷹選手をはじめトップ選手と、参加されたキッズ+お父さん、お母さんと楽しいひと時をすごしました。

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表彰式でプロからのプレゼントをもらい、同伴された親御さんも楽しんでいただいたようです。

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来期も企画しておりますのでどしどしご参加ください!!

今季のALも国内最高峰の見応えあるツアーとなっております。

毎年、素晴らしいコースを提供していただいたマックアース・よませ温泉スキー場様、運営に尽力をそそいでいただいたCSBA様に感謝を申し上げます。

次戦も更に熱い戦いが繰り広げられるPSA ALPINE Pro Tour をご期待ください!

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20th Anniversary PSA ASIA Snowboard Pro Tour Page プロスノーボーダー約340名を擁し、日本最大のスノーボードプロツアーを20年に渡り行っています。速く、高く、美しく…今シーズンもプロフェッショナルな滑り、大会情報を皆さまにお届けします! Official Web