13_雪を切り裂くように進む高速域で楽しいボード「ROME SDS / RAVINE SELECT」 小西隆文

ROME SDS
RAVINE SELECT
★全長: 158cm
★有効エッジ長: 121.84cm
★ウエスト幅: 25.76cm
★サイズバリエーション: 152、155、162、166cm
★価格: 96,800円


この冬リリースされるニューギアの中から “滑りの達人” たちは何を選ぶのか?ギアを誰よりも使い込んでいるプロライダー達の声を聞けば使用感をより具体的にイメージできるだろう。ということで、14人のライダーに愛用するギアとチョイスした理由を聞いた。十三人目は小西隆文。

「パウダーや撮影がメインの日はRAVINE SELECT、パウダーがなくてパークとかで遊ぶのが多い日はNATIONAL に乗ってるよ。パウダーでの浮力とカービング性能を両立してて、取り回しもいいから、どちらか1 本ってなるとRAVINE かな。構造はノーズがロッカーになってて後ろ足寄りにキャンバーがある、いわゆるパウダーロッカー。そして最大の特徴は3Dになったノーズで、スプーン形状じゃなくてダイヤモンド3D って呼ばれてる形状なんやけど、ターンの始動時の引っ掛かり感がなく、R じゃないから直進安定性も優れてる。パウダーでも圧雪でも雪を切り裂く感じでボードが進んでくんよ。船が水の上を進むような感じでね。デコボコでもシュッシュッと動いてくれる。RAVINE でもSELECT にした理由はスピードやね。ボコボコのパウダーでも安定感のあるカービングをハイスピードでこなすならレスポンスの優れたほうがよくてさ。テールにカーボンオメガホットロッドが2本、ハの字に入ってて後ろ足の下がしっかりしてるから、テールが粘ってくれる。しかもオーリーの反発もいい。それでいてボードセンターのフレックスはそんなに硬くないので扱いやすい。いいとこ揃いやね。レングスは158なんやけど、ワイは迷ったら長めを選ぶようにしてる。自分の脚力に自信があるのと、長いほうがスピードに対応できるから」

Photo: Keiji Tajima/ 激しい起伏を物ともせず軽快な動きで滑っていく。そんなコニのスタイルを支えるのが、パワフルなボードと自由度の高いバインディングの組み合わせだ。Myoko backcountry, Niigata
Photo: Keiji Tajima/ コニが持っているノーズ付近がダイヤモンド3Dの形状になっている

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