読書感想文

写真撮り忘れたけど、読みました。
ダゼ君が書いた本

「スノーボードがくれた命」

ちなみにスノーボーダーでダゼ君を知らない人、是非知って下さい。

「ダゼ募金」というキーワードで検索かけたらソッコーわかります。

個人的には、俺がプロを目指すには余りにも実力が足りないしかもダサい、全くの無名の頃、毎回顔を合わせて次第に仲良くなって、切磋琢磨していた人。

毎週金曜日はダゼ君や彼女の育ちゃんなどをはじめ、みんなでカムイ→サイゼかガストという定番ルーティーンでした。

で、昨日カムイ竜ヶ崎に行き、ダゼ君が元気に働いていたので
「本はどこに行けば買えるの?」
ってきいたらカムイに普通に置いてあるらしい。

滑った後に買って、本人からサインも貰いました。

病気についてはダゼ君本人から聞いていたし、ブログも読んでいました。
時々色んな場所で出会ってたし、大まかに彼の状況の変化は知っていました。

つい最近も奥只見で会いました。

でも100万人に1人の難病過ぎて病気の枠に入ってもいない程の病気をどうやって退けたのか?本音はどんな気持ちだったのか?

知りたかったのです。
しかしこの本、出版されてから幾つかの本屋に言ったのですが、売っていなかったのです。

カムイに売ってるなんて誤算でしたが、よく考えればここが一番売っていそうな場所ですね!

「ゆっくり読ませてもらうよ!」
とは良いながらも一気に全部読んでしまいました。

もの凄い心に響きました。

闘病記でありながらも彼の性格上、お涙頂戴的なモノではないところ。

挑戦する気持ち、スノーボードを愛する気持ちが強く伝わってきました。

同時に少し悔しさも感じました。

ここまでの困難を乗り越えてしまうほどのスノーボードに対する気持ち。

プロスノーボーダーは常に危険と隣り合わせと言います。

が、実際にここまでの状況、考え、行動に至る局面にいく事なんてまず無いでしょう。

しかしダゼ君にはその局面が来てしまった。

まず、病気の正体を知った時点で普通の人だったら
「死にたくない、生きたい」

と思うのが普通の所、彼は
「絶対治して、次の冬、山でスノーボードをする」

という決意。

もし目標設定が前者だったなら彼は今スノーボードや労働は出来なかったかも知れない。
むしろ、昨日はカムイで会わなかったかも知れない。

しかもその中でも
「俺はツイてる」
という要素を考えられるメンタル。

ダゼ君らしい前向きな考え、行動力、ブレない決心があったからこその闘病そして勝利なんだな、と改めて思いました。

もちろん、「様々な人の助け」はあるでしょう。
なぜ「様々な人の助け」があったのかもダゼ君という人間が積み上げてきた必然なんだと思います。

まだ根治はしていないと言っていますが、最後まで読めばこの人が治らないわけがない!
と思えました。

正直、感銘を受けた俺の気持ちは書き切れません。

シーズン終了して新しいシーズンを迎える俺に、良い刺激になりました。

ダゼ君、ありがとう!

何よりも病魔に勝ち、元気な姿でこの本を渡してくれた。火をつけてくれた。

ありがとう!

今度カムイで改めてお礼を言います。

スノーボードを愛するみなさん、「スノーボードがくれた命」
お勧めの本です。

トランスワールドジャパンより発行されています。

手っ取り早い購入先はカムイ竜ヶ崎スノーパーク。

運が良ければ筆者がその場で働いていますよ!