英語を話すことを怖がらず積極的にアプローチ!/鈴木瑠奈

10月からアメリカ・コロラドでトレーニングをしていた鈴木瑠奈。
コロナウィルスの影響を受けてアメリカ合宿からの帰国が少し早まってしまったが、現地ではどのような生活をしていたのだろう。英語が得意な彼女に、英語を話すコツを聞いた。


—アメリカでの生活はどうでしたか?
鈴木:大会シーズンだったので10日間ほどの遠征を月に1、2回していました。遠征の合間はコロラドでトレーニング
の日々でした。

—毎日のルーティンはどんな感じでしたか?
鈴木:朝6時半に起きて家を7時半に出発。スキー場のリフトが動き出すのが9時なのですが、それと同時に山に上がります。1日中滑る日もあれば、午前中だけ滑って午後はジムに行く日もありました。家に帰ったら必ず板にワックスをかけないといけないし、自炊、体のケアなど、意外と忙しくて大変でした。

—幼稚園からインターナショナルスクールへ通い、小さい頃から英語を使って生活したそうですね。今回のアメリカがは初めての海外生活だと聞いて意外な感じだったのですが、初海外はいかがでしたか?
鈴木:思ったより楽しい面もたくさんありましたが、日本が恋しくてたまらなかったです。特に日本食が恋しくて胃袋が悲しんでました(笑)。それ以外はアメリカって本当に自由なので、いろんな性格や生活をしてる人と出会えて面白かったです。

—日本人は英語を話すとき「こう話したらおかしいかな?」と文法的なことを考えて余計に話せなくなることがあると思います。「こう考えれば言葉のカベを打ち破ってコミュニケーションを取れるよ」というようなアドバイスはありますか?
鈴木:文法や間違えた英語を話すことを怖がらず積極的に相手にアプローチしてきましょう! 日本人はとてもシャイな性格で英語に慣れていなかったら緊張してしまいがちだと思いますが、とりあえず頭に浮かんだ英語や文章を、間違えてもいいので話してみるのが1番です!

—現地でのトレーニングなど、国が違うことで生じる考え方の違いや生活の違いなど、苦労したこともああったのではないかと思います。この辺りはいかがですか?
鈴木:考え方や生活の違いはとても感じます。アジア人が嫌いで人種差別の発言をする人もいるし、生活の違いも感じます。生活面では、アメリカは夜コンビニが空いてなかったり、レストランも9時頃閉まったりなど、結構不便だと感じる時もありますね。日本ほど安全で便利な国はないと思います。

—今はどんなことを目標に、スノーボードを頑張っていますか?
鈴木:ワールドカップ派遣基準クリアのために練習しています。まだ経験が浅いのでまだまだですが、地道に努力を続け、成果として現れてきていているので上手くいってると思います。

—今後、どんなスノーボードをしていきたいですか?
鈴木:パークやパイプをもっと滑ってフリースタイルを上手くなりたいです。パークやパイプが上達できればクロスにも連携してくるので頑張りたいです。

【使用ギア】
■ボード/【HEAD】ARCHITECT144
■ブーツ/【HEAD】SEVEN BOA
■バインディング/【SP-Bindings】SLAB ONE、MOUNTAIN


【Profile】
鈴木瑠奈(すずき・るな)/ 1996年12月25日生まれ、東京都出身。
■身長/158cm■スタンス/52cm ■アングル/ 前18度、後ろ0度
■ホームマウンテン/野沢温泉スキー場

SNOWANGELウェブサイトで「鈴木瑠奈のEnglish On Snow」を連載中。隔週木曜日に更新。こちらもお楽しみに!