第8回「リワインド」の巻〜LATEproject×FREERUNグラトリ大百科

いよいよ中級編もラスト!!LATE project presentsによるグラトリHOW TOムービーシリーズ「グラトリ大百科」。3ケ月間に渡ってLATE projectのメンバーがグラトリHOW TOのポイントになる技を徐々にレベルアップさせつつ解説。すでにオープンするスキー場も出てきてテンション上がりますね。初滑りの便りも増えてきました。さて、グラトリ大百科・中級編もも最終回です。今回は「リワインド」をレクチャー。このムービーを見て、シーズンインに向けてイメトレしつつ、さらにシーズンに突入です。今年は雪も多そうですね!! 

リワインド

スタイルを意識し始めたらリワインドを極めるべし!
by 瀧澤憲一(瀧澤賢一:ライダー紹介ムービー
中級編も最後のトリックとなりました♪
このあたりまで できるようになってくると、ただ技ができるだけではなく、かっこよく技を決めたい!
そんな、気持ちが生まれてくるレベルに成長した証拠ですね♪
リワインドは、スタイルを意識して練習するにはもってこいの技です! 見た目は単純ですが、かっこよくメイクを目指すと奥が深い!

リワインドの3つのカッコイイポイント♪
1、板が90度以上しっかりと横に回っている
2、テールに軸がしっかりと乗り安定感がある
3、クイック且つ正確に進行方向に板が戻る
このようなところをチェックするとかっこよく決められるようになります♪
そんな、リワインドを掘り下げてみましょう♪
まず、入りは、ノーリー入りが一般的ですが、オーリーから入るバージョンもあります。
今回は動画でもやっているノーリー入りのバージョンをお伝えしますね♪

ノーリーをかけるときに意識してほしいのは、ノーリーバック180をやるイメージで回しに行くということです。この回しに行く動作がない場合、板が45度程度しか横に振れません。しっかりと90度以上板を横に振るためには踏切でスピンをかける必要がでてきます!
しかしながら、視線を回転方向に回してしまうと本当に回っていってしまいますので視線は進行方向にためておきます!

これがとても大切なポイント!身体は回しに行くのに、視線は回さない!
この動きで90度板を回していくことで身体がねじれた状態になります。
決して足だけをネジって行くのではありません。身体から回していきましょう!

次に、安定感を保つために必須の身体の軸です!リワインドはテールに軸足を持っていく技なのでテールの上にしっかりと軸を作りましょう!軸の位置は、後ろ足の上ではなく、テールの上まで持ってくるようにします。そうすることでノーズが跳ね上がりかっこよくなります!

ノーズが上がらない人は ノーズを持ち上げるよりもまずは、軸をテールに移すことを意識しましょう!そして、軸が折れないために大切なのが両肩の高さをそろえるということです!肩の高さがバラバラだと軸が斜めになってしまいます。肩の高さをそろえるためには、ひじの高さをそろえることでおのずと、肩の高さも一緒になりますので意識してみてください!
また、雪面に対してまっすぐに乗るように意識してくださいね♪山側(つま先側)に軸を傾けてしまうと腰が折れやすくなります。逆エッジを恐れることなく雪面に対して板をフラットにしましょう!

最後に、クイックにしっかりと板が戻る動作です。これがリワインドの醍醐味でしょう♪
できるようになるとわかるのですが、この戻る感覚が気持ち良いです♪実は、板を【戻す】のではなく、【戻る】というのがポイントです!自分から板を回しているのではなく、前述した動作がしっかりとできていれば勝手に板が戻ってきます。まず、大切なのが視線がしっかりと進行方向をとらえている事!これで、身体にねじれが生まれますので戻る力になります。

そして、軸がテールに乗っていて、まっすぐであること!雪面に対して板が逆エッジになっている状態になれば、ピボットでお伝えした【電信柱の法則】を使うことができます。まだ見ていない人はこちらをチェック!
http://bit.ly/2mcZ7Zi

しっかりとテールを雪面に踏み込むことができればテールを軸に板が戻されます。
この2つの回転力が働けば、自ら板を回して戻す必要はなくなります。さらに、ノーリーバック180で学んだ、ツイスト運動を使って着地をするとより安定感があがります。
前回のノーリー360と同じ形での着地になりますのでそちらもチェックしてみてくださいね♪
http://bit.ly/2mFkoLD

これらの動きができてしまえばあら簡単リワインドのできあがり♪リワインドは、訳すと「巻き戻す」という意味です。最後の板が戻る動作がポイントの技になりますのでここをしっかりと抑えて練習してみましょう♪
https://dom7s.stores.jp/items/544ad38eef33778d44000b6e/reviews

<<<<<LATE project メンバーからの アドバイス>>>>>
全ライダープロフィールはコチラから

幻影(幻影:ライダー紹介ムービー
コレがサラッとできたらカッコイイ!そんなトリック!リワインド!
第1に最初のノーリーの高さを意識!
リワインドは、最初のノーリーでカッコよさが変わると言っても過言ではないくらい、ノーリーが重要になります!
しっかりと弾くのはもちろん!上半身の引き上げをしっかり意識しましょう♪
第2に目線と下半身の動き!
目線は必ず進行方向へ!
ノーリーの基本動作と一緒なのですが、リワインドはノーリーからボードを横にする動作があります!
このボードを横にする動作で間違いやすいのが、脚の動きだけでボードを横にしようとしてしまう事です。
そうではなく、目線は進行方向!
下半身は腰からお尻を先行させると、上半身と下半身がしっかりと捻ることができ、上体も安定します!
第3に最後は上半身を逆ひねり!
この動きをする事で、リワインドはスムーズにクリーンメイクできます!
着地前に上半身を逆ひねりする事で、下半身がスムーズに着地方向へ戻すことができるようになり、見た目のスタイルもカッコ良く決まりますょ?♪
以上3つのポイントであなたもリワインドマスター♪

山本純士(山本純士:ライダー紹介ムービー
1 下半身と上半身を絞れば絞るほどカッコイイ!
2 板が上がれば上がるほどカッコイイ!
以上2点が全てです!
技としての完成度を高めれば高めるほど転倒リスクも上がります。
しかし、こういったシンプルな技こそ個性が出ます。完成度を追及してライバルに差をつけちゃいましょう!

神保賢一(神保賢一:ライダー紹介ムービー
1 両足トゥ荷重からの前足踏み切り
ノーリー意識よりも前足トゥで軽く飛び、前足を引き付けると板の角度をつけることが出来ます。
2 腕は足と逆方向へ
目線・肩は正面にすると身体のねじれで板の回転を止めることが出来ます。オーウェンの270°で止めるのと同じです。
3 後ろ足は自分の真下へ
タップする場所は少し前に持ってくるイメージにすると、自然と真下でタップすることが出来ます。
まずはフロントテールプレスを練習してから、チャレンジすれば上達が早くなると思います!

吉武大貴(吉武大貴:ライダー紹介ムービー
まずはしっかりと飛んで高さを出すこと。テールをタップする余裕をもたせるためにしっかり高さを出す事を意識します。
最初は両足ジャンプから練習していき、徐々にノーリーきっかけで飛んでいくとやりやすいかと思います。

次のポイントはテール、後ろ足をタップする位置です。上半身をひねる動作を楽にするために僕は飛んだあとの後ろ足を斜め前のお尻の下を目標にタップすることを意識しています。そうすることでより最短で自然とひねることができ、自然と軸がきれいになります。

最後のポイントとして上半身のひねり。板を横にひねってテールタップした後にそれをまっすぐに戻してフィニッシュするには上半身のひねりを使って元に戻す必要があります。ひねり、残しが甘いとそのまま回ったり中途半端にしかもどせなくなるので僕は両手をなるべく大きく広げて上半身をひねり、戻すためのタメを作るように意識しています。

以上のポイントを重視してトライしてみてください!


田中ポール和樹(田中ポール和樹:ライダー紹介ムービー
まずは板を付けずにその場で動作の確認をしましょう。レギュラーで説明します。

1 バインの幅ほどに足を広げます、目線は進行方向へ。
2 そして両足ジャンプをします、着地で右足を左足のあった場所へ、左足は前へ蹴り膝の高さほどに上げて下さい。目線は進行方向のままです。その際に胸も進行方向に向けると上半身と下半身が絞れてカッコ良いです。
3 最後に2で着地した右足でジャンプし、1の体勢に向けて両足均等に着地します。

以上です。このその場の動作を動画を撮影し、動きを確認して下さい、左足の蹴り上げる角度や方向を工夫すればスタイルがでます。腕の位置なども良い場所を探してみて下さい。
実践においても同じ意識で構いません。ノーリーの動きにこだわると出来ないので両足ジャンプでトライして下さい。まずは小さいモーションで良いので形にしましょう。慣れてきたらカチ上げて行きましょう。
ノーリーについては動画撮影を行い自分の動きを確認してみて下さい、両足ジャンプでもノーリー気味になっているはずです。個人的にはこれで良いと思っています。
ノーリーの動きを強く見せるためには、最初の両足ジャンプの際に左足を軽く踏み、右足を膝を使って軽く引いてみて下さい、後は右足を左足のあった場所へ踏みに行くと、ノーリーが強い動きになります。

その場でやった練習が、そのままの意識で板を付けてできるので、ゲレンデに行けない日にがっつり家で練習しておきましょう。

室井洋平(室井洋平:ライダー紹介ムービー
ノーリーをする瞬間、左足があるところに右足を待ってくるイメージでやってみましょう!
両足でジャンプするのではくしっかりとノーリーで板を弾きます
そうすることで高さも出てテイル側の足も前に出しやすくなります
上半身と下半身はこれでもかってくらい捻りましょう!
緩やかなウェーブの頂点などで練習すると感覚を掴みやすいです

岸波秀樹(岸波秀樹:ライダー紹介ムービー
リワインドのコツはしっかりと上半身と下半身を捻る事です!
目線を正面にしっかりと残し、テールをタップするタイミングで上半身を捻って形を作りましょう。
初めは板を履かずにやってみると感覚がつかみやすいと思います。

<<<<今週のPICK UP RIDER>>>>

ニックネーム:ヒデ ●趣味:筋トレ ●生年月日:1987年4月9日 ●年齢:30歳 ●身長:162㎝ ●体重:59kg ●ホームゲレンデ:札幌国際スキー場、オーンズ ●活動エリア:北海道(札幌近郊) ●ボード歴:10年 ●ライダー歴:3年 ●チーム1:Axis ●チーム2:AG-produce ●スタンス:レギュラー ●角度:52cm、6、-6 ●ボードブランド:011Artistic ●ボードモデル:SWITCH ●ブーツブランド:northwave ●ブーツモデル:LEGEND ●バインブランド:UNION ●バインモデル:FLIT PRO ●スポンサー:011Artistic / atrip / pow cant system / マツモトワックス / Activi Spirit / LATE project
ニックネーム:ヒデ ●趣味:筋トレ ●生年月日:1987年4月9日 ●年齢:30歳 ●身長:162㎝ ●体重:59kg ●ホームゲレンデ:札幌国際スキー場、オーンズ ●活動エリア:北海道(札幌近郊) ●ボード歴:10年 ●ライダー歴:3年 ●チーム1:Axis ●チーム2:AG-produce ●スタンス:レギュラー ●角度:52cm、6、-6 ●ボードブランド:011Artistic ●ボードモデル:SWITCH ●ブーツブランド:northwave ●ブーツモデル:LEGEND ●バインブランド:UNION ●バインモデル:FLIT PRO ●スポンサー:011Artistic / atrip / pow cant system / マツモトワックス / Activi Spirit / LATE project

高橋玲(高橋玲:ライダー紹介ムービー
動画の上半身と下半身の使い方に注目。
エントリーの軽くノーリーを仕掛ける部分の前に、上半身を軽くBS側に先行を入れています。
先行を入れることで、、BS側へのシフトをしやすくなるので重要なポイントです。
シフトをした後ですが、テール側の軸にタップすると同時に、上半身と目線をおもいっきり前側(谷側)に絞りましょう。
絞ることで軸が安定し、また絞りによってよりスタイルを出しやすくなります。
タップ後は、絞りの弾性によって自動的にエントリー時の形に戻るので、その戻りに合わせリラックスしながら着地に備えましょう。
(オーリーきっかけのリワインドもありますが、そちらもカッコいいですよ!!)

兵頭 龍(兵頭 龍:ライダー紹介ムービー
肩を閉じて低い姿勢でタメを作る。
ノーリーで弾きながら上半身をしっかり開く。この時に、前の肩を開くだけではなく後ろの肩も開く方向に押し出す。
前の膝と後ろの胸を付けるようなイメージで前足を引きつけ、後ろ足を伸ばしてシフトする。

田中陸太(田中陸太:ライダー紹介ムービー
その1 動きを分解してみる
その2 上半身・下半身のひねり
1 動きを分解してみる
今回のリワインドですと、
・ノーリー
・フロントテール
この2つのトリックが組み合わさっています。
いきなり、リワインドをやってみても上手く出来なかった場合、このように1つのトリックを分解してみるのも上達への近道かと思います。
まずは、ノーリー。そして、フロントテール。個々で出来るようになったら、リワインド!といった風にトライしてみてください。

2 上半身・下半身のひねり
ノーズで弾き、フロントテールの形になっています。このときに、重要なのが上と下のひねり。逆ひねりの動きです。上・下が、同じ方向に向いている(動いている)と、そのまま180度回ってしまうので、しっかり止めてメリハリを出すようにしましょう。
フラットで、出来たらウェーブや、地形。色々な所でチャレンジしてみてください。