今日SNOVAのお客さんに
「ふわっと綺麗にオーリーするにはどうしたらいいんですか？」
と聞かれました。
では同じ内容で悩む皆さん。
ふわっときれいにオーリーをしているように見えるあの人の滑りを、アプローチから追ってみましょう。
何？よくわからない？
そうですか。なるほど、なるほど、なるほどですね。
答えは「全体的にスムーズ」と言う言葉が当てはまります。
何？どーゆーところが全体的にスムーズなのかを知りたい？
そうですか。なるほど、なるほど、なるほどですね。
キッカーというのは地形の一つです。
昔はキッカーなんて綺麗なものはゲレンデには作られていなく、そのへんにあった地形でジャンプしてたんですよ。
俺もその当時はスノーボードしてないくらい昔の話です。
フラットで綺麗なグルーミングバーンに綺麗なシェイプのキッカーがある。しかもほとんどが重機で整備。
昔のスノーボーダーからすれば今のシーンはさぞ贅沢な話でしょう。
おっと、話が逸れそうだ。
つまり元はそのへんの地形を飛んでいたのが起源です。
クイックな地形もあれば、段差みたいな所もあれば、まっすぐ飛べないようなところもある。
パークのキッカーもいろんな形があります。
ここで話を戻しましょう。
「常にリップギリギリまでタメに貯めて、最後の最後にテールで鬼弾きや！！これでワイもハイエアーや！！」
と思っていませんか？
それは似ているけれども違います。
・長さが１メートル、発射角度５度のリップでテーブル長３メートルのキッカー
と
・長さが5メートル、発射角度10度のリップでテーブル長10メートルのキッカー
どちらもテールがリップ頂点に来たときまで待ち続けますか？
前者はそれでいけるかもしれません。しかし全く同じ動きを後者でやったら弾き切るときには既に空中に抜け出してすっぽ抜けているでしょう。
「オーリー動作をリップ頂点で0から100にもっていく」
のではなく、
「キッカーのRや発射角、アプローチスピードなどを考えてうまく飛距離が出る方に力を持っていく。その力が100になる所がリップの頂点」
です。
力が0の状態からの始動がリップ頂点の50cm手前のこともあれば、1m手前からの時もあるんです。
体を真上に引き上げるときもあれば後ろ上方向に引き上げるときもある。
全てはそのリップという地形次第。
キッカー手前のアプローチバーンがフラットでなかったり、アプローチからリップに差し掛かるところが急激な斜度変化をしていたり。
その時にRから来るGに負けたり、フラットでないところでうまく板のポジショニングが取れていなかったり、オーリーのために体を低くして力を貯めるタイミングを間違えたりと、些細なことでジャンプは上手くいかなくなります。
とにかくキッカーという地形をいかにうまく滑るか、なんですよ。
だからよく上手い人は
「フリーランもっとやり込んで地形とかで遊ぶと自然と上手くなるよ」
と言ってるんです。
これは、
「地形遊び」
という言葉を使うと通っぽく聞こえるから、という理由でカッコつけて言っているわけではないのです。
それでパークアイテム含め沢山の地形を滑り込んだ経験から、色んな地形に対して対応力がつきます。
同じところを飛んでいるのに上手い人が上手く見えるのにはそんな理由があったりします。
で、うまくオーリーを活かすためのHOW TOをここまで長文で書き綴った俺の答えは
「キッカーはスピードさえ付けば勝手に飛びますからーーーーーーーーーー！！！
俺はオーリーに気を遣うよりもアプローチでスピードに乗ることばっか考えてますからーーーーーーーーーーーーーー！！！！」
です。
追記！
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いっつもMCで緊張してたから、今回は安心して飲みまくる！！
みなさん！飲んで飲んで飲みまくりましょう！！
