濡れない、快適、高フィット。BURTONがグローブにまでGORE-TEX®メンブレンを取り入れる2つの理由。そしてこだわりの使い勝手とは

みなさんはどんなスノーボードグローブを使っていますか? 機能性、クォリティがしっかりしたグローブを使えば、スノーボードを楽しむ上での快適さはやはり大きく変わってきます。
では、どんなポイントで我々はグローブを選ぶべきなのか? FREERUN編集部がその悩みを解決します。

text: Takuro Hayashi
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Men’s Burton GORE-TEX® Mitt + Gore Warm Technology

1. GORE-TEX®で基本機能を充実

そもそも、僕らがスノーボードグローブに求める機能は明快だ。
・濡れると不快で寒いからイヤだ
・寒いのは当然のようにイヤだ
・もこもこしすぎて操作しにくいのはイヤだ
などなど。加えて丈夫さやデザイン性、質感などが備われば文句はない。

02Men’s Burton Gondy GORE-TEX® Leather Glove

防水・透湿素材としてウエアにも使われているGORE-TEX®(ゴアテックス)メンブレンを使えば、こうしたグローブに求められる基本的なスペックを一気に解決することができる。グローブにそこまでの本格的な性能が必要だろうか? そう自問したとき、BURTONが出した答えは「必要」だった。なぜなら、グローブの指先の冷えや寒さは不快さに直結して、楽しい一日を台無しにする大きな障害となるからだ。


GORE-TEX®グローブ構造図

Photo 01 GORE-TEX®構造図
GORE-TEX® メンブレンを採用したグローブでは、図のようにGORE-TEX®メンブレンをアウターとインナー(BURTONではライナーと呼んでいる)との間に挟んでいる。このGORE-TEX®メンブレンが水濡れをシャットアウトし、風をブロック。それでいながらグローブ内の湿気を外気に放出することでムレを防止。汗冷えが起こりにくいので温かさの割に薄いグローブに仕上げることができる


激しいライディングに耐えられる強さと優れた透湿性を持つDRYRIDEシェル
Photo 03 Dry Ride使用モデル差し替えs
GORE-TEX®メンブレンに加え、手が雪面に触れる機会の多いスノーボードのグローブに必要な強さを備えるため、BURTON独自の素材「DRYRIDE(ドライライド)」をシェルに起用したモデルも展開している
上段左より
1 Women’s Burton Reverb GORE‑TEX® Mitt
2 Women’s Burton GORE-TEX® Under Mitt + Gore Warm Technology
3&4 Men’s Burton GORE-TEX® Under Mitt + Gore Warm Technology
5 Women’s Burton GORE-TEX® Under Mitt + Gore Warm Technology
下段左より

1 Burton Empire GORE-TEX® Mitt
2 Men’s Burton Reverb GORE‑TEX® Mitt
3 Men’s Burton Reverb GORE‑TEX® Glove
4 Women’s Burton Deluxe GORE‑TEX® Mitt
5 Men’s Burton Deluxe GORE‑TEX® Mitt

 

2. GORE-TEX®プロダクトならではの使い心地の良さを追求

防水・透湿性に優れたGORE-TEX®グローブの性能をさらに引き立て、快適な装着感とストレスのない使い心地を実現するのがゴア社独自の「Plus Technology(プラス・テクノロジー)」と呼ばれる技術。スノーボード用グローブには次のような技術が採用されている。


GORE WARM TECHNOLOGY

Photo 04 GORE WARM TECHNOLOGY

GORE-TEX®メンブレンとライナーの間に保温材となるインサレーションを入れて保温性を向上させる技術。GORE-TEX®メンブレンが保温材のムレを効果的に放出することで、その保温力をフルに発揮することができる

Photo 05 GORE WARM TECHNOLOGYこの「GORE WARM TECHNOLOGY」が採用されるグローブには、写真のベルトタグがつけられている。つまり「薄くてもしっかり暖かい」というワンランク上の使いやすさを示しているのだ


GORE GRIP TECHNOLOGY

Photo 06 GORE GRIP TECHNOLOGY

ポールを握ったり細かな作業をしたりと、グリップ力が求められる製品には「Gore grip Technology」を採用。グローブの構造から見直して、手の力が効果的に働くよう配慮がなされている


GORE ACTIVE TECHNOLOGY

Photo 02 GORE-TEX® Active

運動量が多いシーンでは手の発汗にも気を配りたい。バックカントリーでの使用を見据えた製品には、透湿性を高めた「GORE ACTIVE TECHNOLOGY」を採用。GORE-TEX®グローブの中で、最大レベルの透湿性を発揮する。写真はMen’s Burton [ak]® GORE‑TEX® Clutch Glove

 

3. BURTONがこだわる、2大プラスアルファ

グローブはスノーボードウエアの中でも「小物」に分類され、コーディネートの中でも軽視されがちだ。が、BURTONはそこにも多くの技術を盛り込んでいる。これらはグローブの基本性能には直接リンクしない、言ってみればプラスアルファのおまけ的な機能だ。しかし、ここに本気を注ぎ込むことがBURTONのBURTONたる由縁なのだ。

A. Screen Grabでスマートフォンを自在に
今や写真を撮るのもスマートフォンの役目。電話、音楽、SNS、メールなどなど、ライディング中もこのコミュニケーションツールを手放すことはできない。そこで、グローブ自体にタッチセンサー対応の「Screen Grab(スクリーン・グラブ)」を使用。グローブのままでも写真を撮ったり、SNSに投稿したりと普段通りの使い方が可能になる

Screen Grab

Photo 07 Screen Grab

これまで、電話がなったら急いで手袋を外していた、という人もこれなら安心。写真を取るのも、撮った写真をSNSに投稿するのも、グローブをはずす必要はない

 

B. タフなレザーGnar Guard
スノーボードをグラブしたり、カーヴィングで雪面に手をついたり。こうしたラフな扱いにも負けないよう、シンセティックレザー「Gnar Guard(ナー・ガード)」が採用されている。

Gnar Guard

Photo 08 Gnar Guard

Gnar Guardはグローブの耐久性を大幅に向上させる。手のひらや指の付け根など、傷みやすい部分に使われることが多い

Photo 09 Gnar Guard

Gnar Guardのレザーライクな質感を活かすことで、レザー以上の頑丈さを身に着けたモデルも。写真はMen’s Burton Gondy GORE-TEX® Leather Mitt

 
BURTON製GORE-TEX®採用グローブ

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今シーズン、BURTONがGORE-TEX®メンブレンを採用しているグローブは全部で30モデルもある。

うっかり気にしていなかったために、意外にくたびれていることに気づく時期でもある。シーズン後半を快適に乗り切るためにも、このタイミングでもう一度自分のグローブをチェックしてみよう。

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