本格派バックカントリーギア、AK457に込められたメッセージとは

本格派バックカントリーギア、AK457に込められたメッセージとは
AK457はバックカントリースノーボーダーだけでなく、バックカントリースキーヤー、テレマークスキーヤー、スノーシューハイカーなど、雪山を楽しむ全てのレクリエーショニストのために生まれ、Burtonのテクノロジーを最大限に活かして作られた本格派バックカントリーギア。

世界各地の雪山で培われた経験を基に、バックカントリーに必要なフィットや機能などのフィールドテストを行い、プロダクトのクオリティーを高めているAK457のテクニカルディレクター、竹内正則にプロダクトに込められたメッセージを聞いてみた。

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Rider : Masa Takeuchi@Hikarigahara

 

 

 

A) 竹内さんのAK457としての1年間の大まかな動き、活動を教えて頂けますか?

 

AK457がラウンチしてからは、8月後半のNew Zealandでシーズンがスタートしています。そこでAK457の撮影やフィールドテスト等を行っています。New Zealandから帰ってきてからはAK457のイベントや雑誌等で冬モードに向かっていく感じです。

日本のシーズンが始まると雪のコンディション次第では北海道に滑りにいったり立山へ向かったりして、12月~2月は新潟の妙高をベースにCATツアーをオペレーションしながら、AK457のより細かいフィールドテストとフィードバックを行っています。

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New Zealandや妙高でAK457の様々なフィールドテストを行う竹内正則

 

B) AK457が始まったきっかけを教えてください

まず08-09シーズン迄遡りますが、当時Burtonは[ak]がハイエンドモデルでした。クレイグ・ケリーのようなライダーがいた時には[ak]はもっと純粋な「山」ベースのカテゴリーとして確立していて、そこから少しずつフリースタイルのフィーチャーが入るようになってきたんです。

しかしその後、一番最初に[ak]がラウンチしたときの純粋な「山」をベースとしたウエアーを作りたいというBurtonのアイディアと、バックカントリーを含めた純粋な「山」を滑る為のウエアーを僕の経験とノウハウを提供して作りたいという思いが一致して今のAK457というものが出来上がりました。

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流れを断ち切らない竹内正則らしい滑りとラインは人々を魅了する

 


C) AK457 GUIDE JACKETの商品説明やカタログでは載っていないポイントはありますか?

カラーリング等は藤原ヒロシさんが担当していた部分で、僕が担当していたのは主にテクニカルな部分です。正直に言うとかなり細かいディテールまで一切妥協せずに追求しています。例えばマイクポケットの部分。実際僕らがガイディングしている時に必ず必要なトランシーバーを上手く収納できつつ通信できるシステムはとても重要なんです。

実はこれは初年度からこだわって作り続け、毎年アップデートを繰り返しています。それは一般のユーザーがどこまで使用するかはわかりませんが、GUIDE JACKETというネーミング通りに、ガイドとして必要なテクニカルなものは全て入れ込みました。もちろん他のプロダクトも同じくAK457として自信を持ってお勧めできます。

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AK457チームライダーの星野俊輔。自然が相手でも人工物が相手でも、その類い稀なボードさばきには定評がある

 


D) AK457 GUIDE JACKETの製品化で苦労した所はありますか?

まず様々なアイディアが作り方も含めてたくさんありますが、フィット感を追求する部分はかなり苦労しましたね。今迄に無い動きやすさだったり、干渉しないパウダーゲートや、今までBurtonが取り入れていなかったようなテクニカルなものを見えない所にまで取り入れました。そういったものが着心地や動きやすさに出ているはずです。

そして「バランス」ももの凄く考えた部分です。今年のGUIDE JACKETはLサイズで710gですが、重さは3レイヤーのゴアテックスプロを使ってます。非常に軽い部類ですが、もっと軽さを重視するマウンテンライダーの人には「もっと機能を省いてでも軽くして欲しい」と思う人もいるかもしれません。ですが、より強度が欲しいというライダーは生地の厚さや丈夫さを求めています。そういった「バランス」を追い求めた「テクニカル」なジャケットとしても自信をもってお勧めできます。
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AK457 GUIDE JACKETの詳細についてはこちらから


E) AK457のSpring/Summerについて教えて下さい

Spring/Summerは僕も含めたAK457のファンが一年中着ていたいという流れで始まりました。その中には薄くてテクニカルなジャケットを作りたいなという所もありましたし。そしてAK457というブランドとしてテクニカルな素材を用い、風合いはコットンに見えるようにしたり、速乾素材も使用して春と夏に着やすいものを作り上げました。

シャツやショーツ、トランクス等を一度試着してみてください。その着心地にきっと満足できるはずです。僕はこれを着てトレッキングだったりアウトドアスポーツ、レジャーや街でもそのまま着ています。


竹内正則のインタビューを終え、AK457はBurtonのテクノロジーを最大限に活かして作られた本格派バックカントリーギアとして常に進化し続けている事を理解する事ができた。そしてGUIDE JACKETのみならず他のプロダクトもAK457らしさがぎっちり詰まっている。

また先日、AK457のオフィシャルウェブサイトがOPEN。Burtonのテクノロジーを最大限に活かしたプロダクトをリリースしているAK457の最新ギアを細部まで見ることができ、テクニカルディレクターである竹内正則、クリエイティブディレクターである藤原ヒロシ、星野俊輔らAK457チームライダーのライディングショットも多数掲載している。

是非チェックしてみては如何だろうか?

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AK457オフィシャルウェブサイト

SBN l BURTON 特設サイトからも閲覧頂けます。

 

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Text and Interviewed by

Credit_Kazu(6)

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