トニー・ホークとのコラボボード!山崎恵太が惚れたK2 PARTY PLATTER x TONY HAWK x BIRDHOUSE

白馬の山々でのフィルミングをメインに活動するクルー・HACHI。そのオリジナルメンバーである山崎恵太は、これまでK2のPARTY PLATTER JAPAN LTDでゲレンデからバックカントリーまでを駆け回っていた。そのインプレッションについては、約1年前のコチラの記事でも触れたとおり。だが、スケートボードも愛する彼の心を一瞬で奪い去ったボードがある。それも同じくPARTY PLATTERではあるのだが……。
Photo: Holy

トニー・ホークとのコラボ版がレイトモデルで登場!

世界で一番有名と言っても過言ではないスケートボーダー、トニー・ホーク。その彼が1992年から手掛けているデッキブランド・BIRDHOUSEとのコラボモデルが、K2PARTY PLATTERにて10月15日グローバルリリースされるのだ。スケートボードマインドが宿るボードに搭乗した山崎の感想はこうだ。
「PARTY PLATTERの通常版と中身は同じなんですが、やっぱりグラフィックがカッコよすぎる。最初に見たとき、オレもスケートボードが大好きなんで涙が出そうになりましたよ(笑)。トニー・ホークのデッキブランド・BIRDHOUSEにもよく描かれているバードスカル、やっぱりアガりますよね。とにかく皆んなに見せびらかしたい。なので、トリックもソールが見やすいメソッドをわざわざ選んでみたり(笑)。まぁ、あまりにカッコいいから乗らずに部屋に飾っておきたいくらいなんですけどね」
オフシーズンはTRUE PLAYERSやNOW FIELDといった白馬にあるスケートボードパークに毎週のように通っている山崎。「シーズン中は山で疲れちゃうから、たまに滑りに行くくらいですけどね」とのことだが、シーズン中にスケートボードパークに足を運んだある日、彼は雪上で披露したトリックをスケートパークでも繰り出していた。
「このトニー・ホークのコラボモデルは、フリーライドしながらフリースタイルな遊びをガンガンやりたい人にこそ乗ってもらいたいですね。それにトニー・ホークのコラボなんで、やっぱりスケートボードが好きな人には間違いないモデルだと思います」

オンスノーで繰り出したメソッドをスケートパークでも魅せる山崎

PARTY PLATTERに乗り続ける理由とは?

キャンバーベースにノーズとテールにロッカーが取り入れられたハイブリッド構造で、全体的にワイドなアウトラインが特徴のPARTY PLATTER。ここ3シーズン、このボードを相棒に白馬の山々に幾多のラインを刻んできた山崎にその魅力を聞いた。
「ショートファットなカタチでミディアムソフトなフレックスだから、かなり扱いやすいんですよ。身動きが軽くなるっていうか。それに短くても太いから浮力も安定性もある。ボードを立ててもブーツをドラグしづらいからキレのあるカービングもしやすいし、荒れたバーンでも難なく滑れる。パウダーでは自然と浮いてくれて気持ちいいし、取り回しもいいから攻めた滑りもできる。日本限定版よりも少しハリがあって、ボードに頼れるのも個人的に調子いいなって思います。自分は身長が165cm、体重が62kgで、今は152に乗ってます。以前は少しオーバースペックの157に乗ってたけど、自分にジャストサイズの152に最初に乗ったときは、リフト1本しか滑ってないのに、もう水を得た魚みたいな感じで楽しくて楽しくて。あと、パウダーやフリーライドに適したモデルが並ぶ中でも、PARTY PLATTERはもっともフリースタイル寄りなボードだと思うんです。もちろんフリーライド性能もすごく高いし乗ってて楽しいですよ。ただ、それと同じくらいボウルなどの人工地形が並ぶセクションとかも本当に持ってこいのボード。ターンを活かした遊び、リップトリックをはじめとするスケートライクな動きもしやすいですからね」

リコメンドスタンスが2つある!?

「ビスを取り付けるインサートホール付近には、たいていリコメンドスタンスって書いてあるじゃないですか。このボード、実はフリースタイルとフリーライドの推奨位置が違っていて、リコメンドスタンスが2つあるんですよ。ここに取り付けるとツインになってフリースタイルな遊びがしやすい、このスタンスにするとセットバックされてフリーライドがしやすいって感じで。僕は、その2つのリコメンドスタンスのちょうど真ん中で乗ってて(笑)。ちょっとスタンスは狭めになるんですけど両方とも楽しみたいから欲張りスタンスにしています」


再び訪れるであろう最高の冬に最高の相棒と

「昨シーズンの前半は、雪が多くて伝説に残るようなシーズンでした。コロナ禍で人が少ないのに雪がすごい、みたいな。八方に昼から行ってもゲレンデ内がバッフバフ。例年よりもかっ飛ばして滑ってた気がしますね。今シーズンは白馬バレーの共通券を買う予定なので、家から近い栂池や乗鞍、コルチナはもちろんのこと、八方の咲花ゲレンデの麓にある実家のホテルを手伝う日は八方を滑り込もうと思ってます。それで徐々にスイッチを入れて白馬の山々で撮影って感じですね。そうそう、オレ、この歳でフリーライド系のボードに乗って、ウエアまでアウトドア系って、ちょっとお利口すぎじゃない?と思ってたんですよ。もっとヤンチャで不良っぽい感じで、バリバリのフリースタイル路線がいいなって(笑)。で、今季からウエアなどもフリースタイル色が強いブランドを着る予定だし、ボードもPARTY PLATTERはK2のなかでフリーライド系な感じの位置づけだけど、トニー・ホークとのコラボモデルはフリースタイルマインドや反骨精神が根底に宿っていそうだし、実際にスケートライクな乗り方もできる。だから、この冬は、自分が求めていた理想のスタイルを今まで以上に表現できるんじゃないかなと思ってます。表現と言えば……この前のHACHIの映像作品もそうでしたけど、全編で流れていた音楽は自分がオリジナルで作ったものなんですね。最近はそういったトラックメイカーの仕事もしてて。映像を見てからオーダーメイドでトラックを作ったりもしていますが、その音楽活動も今まで以上にフリースタイルマインドに溢れるものになるのかなって思ってます」

K2 PARTY PLATTER x TONY HAWK x BIRDHOUSE

★全長: 152cm
★有効エッジ長: 104.0cm
★ウエスト幅: 27.0cm
★サイズバリエーション: 147, 152, 157cm
★価格: 79,200

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