スノーボードインストラクターに聞いた20-21「sLAB.ONE」を使う理由/谷口 淳

スタイルあるライディングで作品を残す。大会に出る。純粋にスノーボードを楽しむ。人にスノーボードを教える。さまざなすべりの形があるスノーボード。ここでは「人にスノーボードを教える時のバインディング」にクローズアップ。選ぶバインディングでコーチングのしやすさは変わるのだろうか。インストラクターとしても活躍している谷口 淳に「スノーボードインストラクターとしてsLAB.ONEを選んだ理由」を聞いた。


谷口:大きく分けて2つあります。レッスンは片足での講習、ゲレンデの途中での着脱などが多く、FASTECのリアエントリーシステムが非常に役に立ちます。もうひとつつは、体の動きを表現することが必要なインストラクターにとって、足首の動きの可動域が重要です。しっかりホールドされていながら、なおかつ足首の可動域が広く自由度があることで、ヒザ関節、股関節の可動域が広がり、大きな運動表現ができることがこのバインディングを選んだ理由です。



—教えている生徒を見ていて「SPのバインディングを使ったらもっとすべりやすいのに」と思うことはありますか?
谷口:カービングの向上を求めている生徒が使用しているモデルは、非常に硬く足首が固くホールドされ動きにくいと感じます。そうなると、他の関節を動かすことができなくなり、バランスを崩している人をよく見ます。SPのバインディングを使用すれば足首が動くことで連動して他の関節が動きやすくなり、バランスを取りやすくなり、カービングがしやすくなります。また、足首のホールドを欲しくて、アンクルストラップを締めすぎている人を見ているとSPのバインディングのホールド性を感じてほしいと思います。求めているホールドが一瞬で決まります。

—教える時以外のご自身のライディング時、このモデルを使用することでプラスになっていることは?
谷口:カービングだけでなく、コブ、バンク、キッカー、パウダー、グラトリなどオールラウンドにこなすことができるので、このバインディングひとつですべてに対応できること。これは自分にとって、かなりプラスです。