クルマが支えるスポーツシーン 〜サンキュー・クルマなライフスタイル〜 (2005/03/02up)

常にスノーボーダーを支え続けてきた「X-TRAIL」とともに、スノーボードシーンを語る。

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電車やバスや飛行機を使って旅に出ると、いつも思うことがある。

ああ、クルマってめちゃくちゃエライ。荷物が重くて辛くって、しかもその荷物を全部自分で運ばなきゃいけないって時には、いつもクルマの偉大さを思うんだよね。だってこんなに重いモノを積んで、あんなスピードで走れるなんて!
こうして旅に出るごとに、僕らは間違いなく普段持ち歩いている荷物がどれだけ大量で、クルマがどれだけ僕らのライフスタイルをヘルプしてくれてるかに気が付くことになる。滑りに行くのだって、パーク用の板とパウダー用の板、2枚持っていったりね。寒いといけないからフリースをもう一枚。それもこれもクルマ移動がベースになってるからできること。積めるだけ積んで、荷物ごと余裕で快走。外で楽しく遊ぶなら、まずこの状況があってこそ、なんだよね。電車やバスや飛行機でばっかり移動してたら、アクション系スポーツを楽しむのってかなり苦痛。っていうか、旅そのものがアクション系を通り越した労働系バツゲームに発展しちゃうから。
そんな風に考えるのは、何も日曜ごとにアクションスポーツを楽しんでる僕らだけじゃなくて、プレイすることが職業になってるプロアスリートだって同じコト。彼らは毎日が鍛錬と練習と結果を見極める日々だから、できるだけ余計なことを気にしないでいたかったりする。

たとえば「X-TRAIL JAM」でその実力を認められたプロスノーボーダー・鈴木 伯なんて、基本的にはかなりめんどくさがり屋のいいかげん主義。トリックなんかは自分のビデオを何度も見返して、指先の動きとか首の角度とか、ものすごく細かいところまで気にするくせに、ライフスタイルはかなりファジーなところで展開されてる。伯が本当に神経を使いたいのは滑りの部分で、他の所はできるだけオートマチックに、できるだけラクに流しておきたいらしい。
長くクルマは人を快適に、速く遠くに運ぶモノだった。けれど冬が来るごとにスノーボードでドキドキしてる僕らにとっては、その能力プラス、どれだけ荷物を積んで快適に走れるかが問題だ。クルマだからってきれいに磨いてステイタスの象徴に座らせるだけじゃない。スノーボードやその他のスポーツギアと同じように、道具としてどれだけタフに使いこなせるか、が大切なポイントになってくる。
で、X-TRAILってクルマが実験を試み始めた。
アクション系スポーツを楽しむアスリートたちが、クルマをタフに使うっていうのはどういうコトなんだろう? スピードや重力を征服して、一瞬のコントロール能力をフルに発揮する。そんなアスリートをサポートするために、クルマにはどんな能力を与えればいいのだろう? それをプロ・アスリートのフィールドで試してみよう。
こうしてX-TRAILは、プロ・アスリートたちによって酷使されている。つまりX-TRAILは一つの車種がどれだけワクワクする遊びを支えることができるか、一番ハードな使い方で実地検証を重ねているわけ。
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けれどスポーツの楽しみ方は人によってさまざま。そこにいる全員に、それぞれのスタイルと喜びがある。だからこそ、この検証は終わりがない。こうして検証を重ねるためには、プロ・アスリートだけをターゲットにするわけにはいかない。ってんで、アマチュアライダーを「NIPPON OPEN」に送り込むというプロジェクトを立ち上げた。名付けて「CHALLENGE the X」。チャレンジスピリットを持ったスノーボーダーが、国内最高の大会とされる「NIPPON OPEN」に挑む!
その「NIPPON OPEN」は福島県のアルツ磐梯スキー場で、2月23日から5日間の日程で開催された。最初は予備予選。そこを勝ち上がれば予選に出場。そして本戦へと進んでいくことになる。実際にどんな戦いが繰り広げられたかは、x-trail.netでじっくり読んでみて。(3/14更新予定) あの「NIPPON OPEN」を参加者の目線で見ながら、当日までどんなトレーニングを積んでいったかがドキドキの緊張感とともに語られてるから。
こんなことができるのも、「NIPPON OPEN」が誰でも参加できる参加者主導型の大会だから。予選に参加して勝ち上がっていけば、最終的には世界のトッププロたちと同じフィールドで競うことができる。ある意味、これほどまで門戸を広く開けている大会は他にない。プロからアマチュアまで、経歴肩書き関係なしに、上手いヤツだけが勝ち上がるスーパーセッション。スポーツ大好きを自称する人たちすべてを受け入れてる。この考え方はX-TRAILと同じじゃん、ってこと。

 

X-TRAILってクルマはプロ・アスリートを支えると同時に、こういったスポーツイベントまでをもサポートの対象と考えているらしい。それは、スポーツイベントこそ極上のショーだから。スポーツを通じて真剣に競い合うアスリートの姿にオーディエンスは酔いしれ、拍手と喝采を贈る。その時に生まれる人と人とのグルーブ感。会場全体が一つにまとまる一体感。それはスポーツが生み出す大きな感動の一つに違いない。だからこそ、オーディエンスが感動を分け合う場所を作り出したい。
この考えを突き詰めたのが都市型イベントの「X-TRAIL JAM in TOKYO DOME」だ。東京のド真ん中でスノーボードの大会を開催すれば、みんな簡単に見に行くことができる。そう、これは観客優先型のイベント。たくさんのお客さんに生のスポーツを見てもらい、アスリートたちが真剣に繰り広げるつばぜり合いの情熱を感じ取ってもらおうとしている。
クルマはどこまで人の生活を支えることができるのか。それがX-TRAILのテーマだ。
4つのタイヤを持ったマシンは、生身の人間が能力の限界に挑む、汗くさいシーンを支え始めている。鉄とアルミの固まりが、血と汗の結晶をサポートする。今、クルマという乗り物は、純粋なスポーツギアの一つへとシフトしようとしているのかもしれない。

 

 

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我らが鈴木 伯。
なにしろ面倒くさがり屋の伯だからね。滑り終わった後、板に付いた雪をていねいに取ってからクルマに積む、なんて思いつかない。雪だらけのジャケットを着たままで運転することだってあるだろうし、それだけ濡れたモノを車内に積み込めば、ガラスだってそうとう曇る。そういう乱暴な扱いに耐えてこそ、クルマがアスリートをサポートできるようになるんじゃないか。


 

Last Update:2005/03/02
コンテンツ提供:x-trail.net
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text:Takuro Hayashi


 

≪関連サイト≫

■鈴木伯が語る 愛車X-TRAILの魅力

■「CHALLENGE the X」アマチュアライダー達の挑戦

■大都市のオンスノーイベント「X-TRAIL JAM」

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