COW DAYレポート

今シーズンSLOPE STYLEやAIR MIXといったビッグコンテストが延期となる中、20mクラスのキッカーとハイレベルなJIBセクションが作られ開催されたCOW DAY。JUMP部門の招待ライダーには角野友基や稲村奎汰、JIB部門には長谷川 篤や関 功といったビッグネームも参加。Hakuba 47でおこなわれた大会の模様をレポート。

4月2日3日でおこなわれたCOW DAY。2日は予選。3日は招待ライダーたちも交えての決勝。今シーズン国内で開催されるビッグコンテストが少ないとあってライダーたちもこのコンテストに続々とエントリーしてきた。2日のハイレベルな戦いを勝ち上がり本戦に駒を進めたのは、JUMP、JIBそれぞれ6名ずつだ。

Hakuba47スキー場のメインパークに出来上がったのが、COW DAY用に作られた20mクラスのモンスターキッカー。日中はJUMP部門の開催。予選は4本滑ったうちの3本のアベレージで得点がつく方式。X Games&US OPENのメダリストでもありその実力を世界からも認められる角野ユウキ、そしてそのユウキに続く存在として注目される脇田トモキ、HYWODの田中ヨウ&稲村ケイタ、北海道からやってきた山根トシキをはじめとしてトップライダーたちがしのぎを削った。予選から勝ち上がってきたライダーたちもほとんどがスポンサーライダー。予選からダブルコークや1080といったスピンも飛び出していたことから勝ち上がっきたライダーも相当な実力者ぞろい。さらにギリギリで平岡タクの参戦も決まった。
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ジャッジを担当したのは阪西 翔、谷口尊人、石川敦士の3人。予選から勝ち上がってきたライダーたちはほぼほぼ20代前半、10代の若手ライダーたち。予選で飛び慣れている彼らは難易度の高いBSダブルコーク1080を自由自在に操る。最年長のCVB新井と最年少の大橋リクトは年の差なんと20以上。そんな彼らも同じフィールドで競い合う。本戦から出場した角野ユウキの飛びっぷりと安定感はずば抜けている。山根トシキはスタイルの入ったFS900、田中ヨウはあえてのトゥ抜けFS900。高回転ながら自身のスタイルで味付けされたかっこいいスピンを見せてくれる。平岡タクは赤田ユウヤとトレイン。途中で見せた超近距離のBS180にはあわやと思われる距離のギリギリでメイク。そこは息ぴったり。大会を思いっきり楽しんでいた。予選16名のうち、セミファイナルへと勝ち上がることのできる12名だ。

セミファイナルはスタイル勝負、どちらがカッコイイスタイルでメイクしたかが勝負を分ける。一流のライダーたちによるスタイルバトルは観客を楽しませてくれる。トシキのこれでもかというくらいのぶっ刺しSWBS540やユウキのFS360ステイルフィッシュ。思い思いのカッコイイスタイルを表現し、見ごたえのあるバトルだった。トゥイーク、BS180、ロデオとどれもおもわずYeahと声が出てしまう。その中でも飛びっぷり、刺しっぷり、そしてメイク率から8名のライダーがファイナルへと駒を進めた。
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ファイナルに進んだのは角野ユウキ、脇田トモキ、脇田マサキ、脇ヤヒロ、山根トシキ、秋山ヨウスケ、大橋リクト、神宮寺カイトの8名。ファイナルは1対1のノックアウトバトル。
それぞれの対戦相手は秋山ヨウスケvs脇田トモキ、大橋リクトvs脇田マサキ、山根トシキvs脇ヤヒロ、角野ユウキvs神宮寺カイト。初戦のヨウスケとトモキは540対決。
ヨウスケがスタイルの入ったBSロデオ540インディをメイクしたのに対し、トモキはSWBS540メランコリーをメイク。トモキが勝ち上がる。
大橋リクトvs脇田マサキはBSダブルコーク1080対決。どちらもメイクしたが完成度と飛びっぷりの点で大橋リクトが勝ち上がった。
山根トシキvs脇ヤヒロはトゥイークのスタイル勝負。脇ヤヒロが安定感と高さあるトゥイークで勝利。
そして角野ユウキvs神宮寺カイトは、ユウキがK点越えの超BIGトゥイークをメイクし勝利した。
敗者復活戦として1人1本の中、スパーファイナルへと駒を進めたのは脇田マサキ。他のライダーがランディングに苦戦する中、BSダブルコーク1080をメイクし勝ち上がった。
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スーパーファイナルは、角野ユウキ、脇田トモキ、脇田マサキ、大橋リクト、脇ヤヒロで争われることに。
最大限にプッシュしたライダーたちはダブルコーク、1260まで回転数もあげてくる。2本のベストランの採用。2本目ユウキはぶっ飛んだSWBS1260をメイク。追いかけるトモキはトリプルコークまでプッシュするがランディングでドライブしてしまった。やはり最後は持っている男ユウキ。見事大会2連覇を果たした。

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Photo: ICETUNE

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日も落ちてきたHakuba47、駐車場入口に作られた特設JIBセクションがCOW DAYジブ部門の舞台。
ジャンプで優勝したユウキから長谷川 篤や関 功といったストリートシーンを引っ張るライダーたちが揃ったジブ部門。予選からハイレベルなジャムセッションが繰り広げられた。アイテムはシンプルなロングダウンレイル、トランスファーで距離の離れた太丸レイル、そしてダブルダウンレイルの3つだ。中央にはそれぞれトランスファーも可能なフラットレイルも配置。どう攻略していくかライダーのセンスが光る。
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予選から目立っていたのは角野ユウキの乗れっぷり、ジャンプでもジブでも270inなどのハードなトリックもさらりとメイクする。田中ヨウ、戦車のようなパワー溢れる攻めっぷりでレイルを攻略していく。赤田ユウヤや高橋リュウセイはノーズマニュアルなどの渋いトリックで攻める。それぞれがそれぞれのスタイルでジブを攻略する。

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Photo: ICETUNE

ファイナルはかなり激しいジャムセッションに。大石タクジや斉藤さんこと斉藤カズヤの攻めっぷりはジャッジからも高い評価を得る。270inは誰もが当たり前のようにメイクしてくる。赤田ユウヤはトランスファーからの450outをメイクし会場を沸かせる。斉藤さんの絞りっぷりも上等。絞りに絞ったスタイルでアウトはバッチリ合わせてくる。MCの「斉藤さーん!」の声で会場中を間違いなくロックしていた。田中ヨウは途中で攻めすぎてとんでもないクラッシュをしていたが鋼の肉体は無敵。ハードウェイ270inなどトランスファーで乗りまくっていた。誰よりもジャラジャラとコインを稼いでいたのはユウキ。フラットからダウンレイルへのトランスファー、とにかくユウキは安定感がピカイチ。難しいトリックでもまずコケない。常に難しいトリックをメイクしてはコインを荒稼ぎしていた。結果圧倒的なコインを稼ぎ出したユウキがジャンプに続き、ジブでも優勝を果たした。ベストトリックは、最後の一本で何度もトライし続けたダブルダウンレイルでのBS180inCAB360outという激シブトリックをメイクした高橋リュウセイが獲得。そして予定されていなかったがその攻めっぷりから特別賞のベストプッシュ賞に輝いたのは田中ヨウ。

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Photo: ICETUNE

ジャンプ、ジブともに国内トップライダーがこれだけ集まる場は今シーズンここしかなかった。今シーズンもっとも見応えがあった大会といっても過言ではない。ジャンプでは若手ライダーのさらなる台頭。ジブでは生で見るストリートライダーたちの巧さを見ることができた。どちらも観客が近い距離でライダーの本気の滑りを見ることが出来ていた。日本のフリースタイルシーンを支える重要な大会だけに、来年の大会を楽しみに待ちたい。
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Result

JUMP

1st YUKI KADONO ¥700,000
2nd RIKUTO OHASHI ¥100,000
3rd YAHIRO WAKI ¥50,000
4th TOMOKI WAKITA
5th MASAKI WAKITA
Super Final: 2本中1本ベストラン採用

JIB

1st YUKI KADONO 69coin WINNER ¥100,000
2nd ISAO SEKI 38coin
3rd TAKUJI OISHI 31coin
4th RYUSEI TAKAHASHI 30coin BEST TRICK(BS180inCAB360out) BEST TRICK ¥25,000
5th YUYA AKADA 29coin
6th REO TAKAHASHI 28coin
7th KAZUYA SAITO 27coin
8th TAKERU OTSUKA 25coin
9th YOH TANAKA 18coin BEST PUSH ¥25,000
10th ATSUSHI HASEGAWA 17coin
11th KEITA INAMURA
Super Final: コイン(¥1,000相当)獲得枚数勝負

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